ケンイチ冬になると、なんだか気分が沈みます。しかも毎年きっちりかぜをひくんです。
ビタミンDがいいと聞いたんですが、どれだけ飲めばいいんですか? サプリもどれを選べばいいのか分かりません。
わかりやすく教えてください!!!
冬の憂うつと、毎年恒例のかぜ。私も副腎疲労と5年付き合っていたころ、冬は気分も体も萎えていた時期がある。そこでビタミンDに目をつけたあなたの勘は、かなり鋭い。
ビタミンDは脂溶性ビタミン、つまり脂に溶けるタイプのビタミンで、日光を浴びると皮ふでも作られる。骨のためのビタミンと思われがちだが、免疫や気分にも関わっている。あだ名は「太陽のビタミン」だ。
「なんだ、日光を浴びれば作れるのか」と思ったはず。ところが、東京の健診受診者5518人の血液を調べた2023年の研究では、98%がビタミンD不足だった。
研究チームが挙げた原因は外にいる時間の短さと、伝統的な食事が減った都市の生活。要するに、ビタミンDを作れる体はあっても、作る機会がない。だから、外から入れるしかない。
「で、どれだけ飲めばいいの?」への私の答えはこうだ。ビタミンD3のサプリを1日2000〜5000IU。
私はビタミンDを飲み続けて、もう6年になる。サプリに年間50万円以上つぎ込んでいる私がビタミンDに関する試行錯誤をこの記事に全部出す。論文の数字と自分の体の手ごたえ、両方を並べてある。
この記事で手に入るのは、以下の9つだ。
- ビタミンD不足の見分け方
- 研究でわかったビタミンDの効果
- 1日に必要な摂取量
- 失敗しないサプリの選び方
- 本気でおすすめできる3つのサプリ
- 飲む前に知りたい副作用と危険性
- 一緒に飲むと得する成分
- 私の実際の飲み方
- よくある疑問への答え
読み終わるころにはビタミンDに関するあらゆることがわかるはずだ。

私はこれまでビタミンDを飲んで、増やして、量を見直してきた。ビタミンDサプリの「どれがいいの?」は、ここで終止符が打たれるだろう。
あなたはビタミンD不足?まずは簡単セルフチェック


下に並べた代表的な4つの症状のうち、1つでも当てはまればビタミンD不足の可能性が高い。
「たった1つで不足扱い?」と眉をひそめた人もいるだろう。ビタミンDに関しては、むしろ甘いくらいだ。分子栄養学(食べ物と栄養で体の不調を立て直す考え方)から見ると、日光を浴びない現代人は、足りていないのが標準なのだから。
- かぜ・インフルエンザ:ビタミンDは免疫の働きを支えている。足りないと、かぜやインフルエンザにかかりやすくなる
- 冬の気分の落ち込み:日光が減る冬は、体でビタミンDを作りにくい。足りないと気分が沈み、やる気が出にくくなる
- 花粉症などのアレルギー:免疫のバランスにも関わるので、足りないと花粉症などのアレルギーがつらくなりやすい
- 骨や筋肉の衰え:骨づくりに欠かせないカルシウムの働きにも関わる。足りないと、骨や筋肉が弱くなったと感じやすい
ビタミンDは、日光を浴びれば皮ふで作れる珍しいビタミンだ。それでも足りなくなる原因は、おもに次の4つ。
- 日光不足:室内で過ごす時間が長い。外に出るときは日焼け止めを欠かさない
- 魚・きのこ不足:ビタミンDが多い紅ざけ・いわし・乾しいたけを、あまり食べていない
- 年齢:年を重ねるほど、皮ふでビタミンDを作る力が落ちていく
- 体脂肪:ビタミンDは脂に溶けるビタミン。体脂肪が多いと脂肪に取り込まれ、血液に回りにくくなる
私の場合、記事を書く日は日中ほぼ部屋から出ないし、基本的にインドアのためビタミンDが生成されない典型的な生活だ。春になると毎年のように花粉症でぐったりしていたのも無理はない。
ビタミンDが足りているかどうかは、血液検査で25(OH)D(つまり血液中にたまっているビタミンDの量)を測ることだ。不足の目安は30ng/mL未満。たいていの場合、このラインの下にいると思っておいたほうがいい。
ビタミンD不足が行き着く先は、体の土台の崩れだ。ウイルスに負けやすい免疫、弱っていく骨、沈みがちな気分。ビタミンDは、この3つの土台をまとめて支えている。
やっかいなのは、病名がつく手前の不調のほうだ。毎年冬にかぜを引く。春は鼻がつらい。「体質だから」で片づけている人ほど、ビタミンDが足りていないと私は見ている。
じゃあ毎日、外で日光を浴びればいいのか。理屈ではそのとおり。でも、平日の昼間に外をのんびり歩ける大人が、いったいどれだけいるだろう。
だから私は、まずサプリで不足を埋める派だ。日光と食事は無理のない範囲で続けて、足りない分をサプリで先に満たしておく。
ビタミンD3のサプリを飲み続けてきたうえで、言い切る。日光・食事・サプリの3本立てが、いちばん現実的で取りこぼしのないルートだ。
ビタミンD不足のサインに1つでも心当たりがあったなら、このまま読み進めてほしい。
【管理人も効果を実感!!】ビタミンDの効果をエビデンス付きで紹介


先に結論を言う。ビタミンDは、かぜの予防から気分・ホルモンまで動かす「司令塔」だ。
「ビタミンDって、骨のためのビタミンでしょ?」と思った人。間違いではない。でも、そこで終わらせるのは惜しすぎる。ビタミンDサプリの効果を、研究つきで並べるとこうなる。
- かぜ・呼吸器の感染を防ぐ:25の試験・1万1321人のデータを、1人ずつの単位でまとめ直した研究がある。ビタミンDのサプリで、呼吸器の感染は全体で12%減った。毎日か毎週飲んだ人では19%減。もとの濃度がかなり低かった人では、なんと70%減だった。重い副作用は増えていない(※)
- インフルエンザを防ぐ:日本の小学生334人のランダム化比較試験。つまり、くじ引きで「飲む組」と「偽薬の組」に分けた試験だ。冬にビタミンD3を1日1200IU飲んだ組は、インフルエンザAにかかった子が10.8%。偽薬の組は18.6%で、約4割少なかった。ぜんそくの発作も2人対12人だった(※)
- 自己免疫の病気を防ぐ:自己免疫の病気とは、免疫が自分の体を攻撃してしまう病気のこと。アメリカの中高年2万5871人を約5年追った VITAL 試験で、1日2000IUを飲んだ人は発症が22%少なかった。関節リウマチ・乾癬・甲状腺の病気などが含まれる(※)
- がんによる死亡を減らす:ランダム化比較試験のまとめでは、がんになる人の数は変わらなかった。ところが、がんで亡くなる人は13%少なかった。効果が見られたのは、毎日飲む方法だった(※)
- 気分の落ち込みを和らげる:25の試験・7534人のまとめで、落ち込みなどの負の感情が減った。特に効いたのは、うつ病の人と、もとの濃度が低い人だ。ただし試験ごとのばらつきは大きい。健康な高齢者1万8353人の VITAL 試験では、5年飲んでもうつの発症は減らなかった。要するに、足りている人の予防薬ではない。不足している人・うつ病の人の気分を支える栄養素だ(※)(※)
- テストステロンを上げる:テストステロンは、やる気や筋肉に関わる男性ホルモン。減量中の男性54人の試験で、ビタミンDを1日3332IU、1年飲んだ組は10.7から13.4 nmol/Lに上がった。偽薬の組は変わらなかった。もとはどちらの組も不足の状態だった(※)
上記には大きな共通点がある。ビタミンDの効き方が大きいのは「もとが足りていない人」という点だ。たまに「ビタミンDサプリは意味ない」という声が聞かれるが、足りている人の試験だけを見た話だと私は思っている。
だから私は、NOW Foods, ビタミンD-3 5000IUを毎日1粒飲んでいる。

Solaray, ビタミンD3+K2で花粉症の予防に手ごたえもあった。骨だけのビタミン? とんでもない。
ビタミンDをサプリとして摂るなら1日「2000〜5000IU」でOK


先に結論。私のおすすめは、サプリでビタミンD3を1日2000〜5000IU(50〜125μg)だ。魚や卵からとれる分は、そこへの上乗せと考えている。
ビタミンDサプリの摂取量で、最初につまずくのが単位だ。ラベルにはIUとμgが混ざっていて、正直ややこしい。でも覚えるのは「1μg=40IU」だけで後は電卓をたたくだけで数値は明らかになる。(5000IUなら125μg、2000IUなら50μg)
単位が分かったところで、国の数字を見ておこう。日本人の食事摂取基準(2025年版)では、ビタミンDに「推奨量」がない(※)。決まっているのは目安量と耐容上限量の2つだ。
- 目安量:9.0μg(360IU)※男女とも
- 耐容上限量:100μg(4000IU)
目安量は1日360IU。欠乏しないための量としては十分だ。でも、個人的には全然足りないと思っている。
目安量は、あくまで欠乏を防ぐための最低ライン。分子栄養学では、そこから一歩先を狙う。不足を防ぐことと、調子を上げることは別の話なのだ。
「でも国の上限は4000IUでしょ?」と思ったはず。そのとおりで、5000IUは日本の上限を1000IU超えている。一方、アメリカ内分泌学会の指針(2011年)では大人の上限を1日1万IUとし、不足の大人の治療には1日6000IUを使う(※)。
治療のあとは、1日1500〜2000IUで保つ流れだ。藤川理論はさらに攻めて、1日5000〜1万IUを使う。同じビタミンDなのに、物差しが変わるだけで数字がこれだけ動くわけだ。
だから私は、まず2000〜5000IUからをすすめている。できれば血液検査で25(OH)D、つまり血液中のビタミンDの量を測りたい。40ng/mL前後を目安に、増やすか減らすかを決めていけばいい。
ビタミンDは脂溶性ビタミンだ。水に溶けるビタミンCやB群とは、性格がまるで違う。とても大量に長く摂れば、とりすぎの問題が出てくる。
だから私は、脂に溶ける栄養はCやB群と同じ感覚で増やさない。CやB群は多めに攻めても気にしないが、Dでは同じことをしない。持病や飲んでいる薬によっては、ビタミンDの量に注意がいる(※)。
私自身はNOW Foods, ビタミンD-3 2000IUから始めて、NOW Foods, ビタミンD-3 5000IUへ上げた。体の反応を見てから一段上げる。自分の体で試すなら、この順番がいちばん安全だと思っている。
とりすぎより怖いのは、不足のほうだ。外にいる時間が短い都会の暮らしでは、足りている人のほうが珍しい(※)。
「なら食事で摂ればいい」と思うかもしれない。でも5000IU(125μg)を紅ざけだけでまかなうと、100gあたり33μgなので1日に約380gになる。毎日これを食べ続けるのは、さすがに現実的じゃない。



えっ、紅ざけ380gを毎日!?
それならサプリ1粒のほうが、よっぽど楽じゃん…

サプリにするなら、K2もNOW Foods MK-7 ビタミンK-2 100mcgのような別の商品で、D3と組ませて摂っておきたい。
足りなければ上げ、多すぎれば下げる。国の数字に縛られすぎず、自分の体と血液検査の数字で一緒に決めていこう。
ビタミンDサプリの3つの正しい選び方


ビタミンDサプリ選びで見るポイントは、以下の3つだけ。
- D2ではなくD3(コレカルシフェロール)
- ビタミンK2と一緒に摂れる形
- 信頼できるメーカーのもの
「ビタミンDのサプリって、結局どれがいいの?」と迷ったら、この3つを上から当てはめればいい。候補は一気に絞れる。
D2ではなくD3(コレカルシフェロール)を選ぶ
結論から言うと、選ぶのはD3一択だ。ラベルに「コレカルシフェロール」とあれば、それがD3である。
ビタミンDには、おもに2種類ある。D2は、きのこなど植物由来。D3は動物由来で、人が日光を浴びて皮ふで作るのもこっちだ。
つまり、D3は人の体にとって「いつもの」ビタミンD。D2よりも、血液中の濃度を上げやすい。わざわざD2を選ぶ理由は、正直見当たらない。
もうひとつ知っておきたいのが、ビタミンDは飲んだ形のままでは働かないこと。肝臓と腎臓で活性型に変わって、やっと仕事を始める。
「じゃあ最初から活性型を飲めば早いのでは?」と思うかもしれない。ところが活性型はDNAに直接働きかける力が強い。だからサプリは非活性型、つまりふつうのD3を使うのが安全、という本の考えがある。私もこれに賛成で、ふつうのビタミンD3サプリしか飲んでいない。
ビタミンK2と一緒に摂れるものを選ぶ
ビタミンDを飲むなら、K2もセットにしたい。理由はシンプルで、Dの代謝にはK2が要るからだ。



えっ、Dだけ飲んでたら、今度はK2が足りなくなるってこと!?
そういうことだ。DとK2はシーソーのような関係で、どちらか一方だけ摂ると、もう一方が不足する。要するに、Dを多めに摂るほどK2の出番が増える。
量の目安は、藤川理論の比率がわかりやすい。ビタミンD 1万IUに対して、K2を100〜200mcg。私もこの比率を基準にしている。
摂り方は2通りあって、どちらを選んでもいい。
- 1粒タイプ:DとK2が最初から1粒に入っている。手間がかからない
- 別々タイプ:DとK2を別の商品で飲む。量を自分で調整できる
Solarayのビタミン D3+K2は、1粒にD3 5000IUとK2 50mcgが入っている。1粒タイプのいちばんの良さは、何粒飲んでもDとK2の比率が崩れないこと。初めての人は、こっちのほうが迷わない。
理由は後述するが今の私は別々派だ。NOW FoodsのビタミンD-3 5000IUとNOW FoodsのMK-7(K2 100mcg)を分けて飲んでいる。

Dだけ増やして、K2を置き去りにしない。ここさえ守れば、何を選んでもいい。
信頼できるメーカーのものを選ぶ
最後はメーカー選び。ビタミンDは、1粒に入っている量がμg(100万分の1グラム)単位と極小だ。表示どおり入っているかは、買う側の目ではまず確かめられない。
だから私は、メーカーを5つの基準でふるいにかけている。
- 余計な付加価値をつけていない
- 余計な経費をかけていない
- GMP(医薬品製造基準)を満たしている
- 1日あたりのコストが他社と比べて妥当である
- 原価率が30%以上と推定される
原価率とは、売値のうち中身にかかっている割合のこと。原価率が低い商品は、払ったお金の多くが広告や箱に消えている。
私はビタミンDだけでも、2020年から7つのブランドを買い比べてきた。渡り歩いた末に手元に残ったのは、5つの基準を満たすメーカーだった。私のブログでは値段が安くて、中身がまともなものだけを紹介する。
5つの基準それぞれの見分け方は「【サプリ選びで失敗したくない方へ】最強サプリの選び方【5つの基準】」にまとめてある。ビタミンD以外のサプリ選びにもそのまま使えるから時間のあるときに読んでみてくれ。
究極におすすめしたいビタミンDサプリ3選


ここからが本番。アイハーブで累計1,000個以上のサプリを買ってきた私が、ビタミンDはこの3つから選ぶ。
「で、結局どれがいいの?」という声が聞こえてきそうなので、先に答えを置いておく。ビタミンDのサプリ選びは、実は悩むところがほとんどない。
毎日続けるなら「NOW Foods(ナウフーズ), 高品質ビタミンD-3、125mcg(5,000IU)、ソフトジェル240粒」で決まり。1日10円もかからない。
K2も1粒で済ませたいなら「Solaray(ソラレー), ビタミンD3+K2、ベジカプセル120粒」。少ない量から始めたいなら「NOW Foods(ナウフーズ), ビタミンD3、High Potency、2,000 IU、ソフトジェル240粒」がいい。
【いちばんのおすすめ】NOW Foods ビタミンD-3 5000IU
私はNOWのD-3 5000IUを、切らさないよう常にストックしている。
日本人の98%が足りていないなら、ビタミンDは「たまに飲む特別なサプリ」ではない。毎日の土台だ。土台は安くないと続かない。1日8円なら、やめる理由のほうが見つからない。
NOWのD-3は、中身がDだけだ。K2は納豆でも代わりになるので、D3だけを買うなら、納豆を毎日の日課にするのがおすすめだ。
飲み方はシンプル。いつ飲むかで気をつけるのは、脂と時間帯の2つだけだ。
- 1日1粒(5000IU)を毎日飲む
- 脂を含む食事のあとに飲む(脂に溶けるビタミンなので、そのほうが吸収されやすい)
- 飲むのは朝か昼。夜だと寝つきが悪いと感じる人もいるので、気になるなら朝に寄せる
K2を別に飲む手間を減らしたいなら、1粒にK2まで入った「Solaray, ビタミンD3+K2」がいい。Dとは別に「NOW Foods, MK-7 ビタミンK-2 100mcg」を足す手もある。
【K2も1粒で摂るなら】Solaray ビタミンD3+K2
Solarayの強みは、DとK2を1粒で済ませられること。ビタミンK2は、ざっくり言うとDの代謝を手伝う相棒だ。
藤川理論の目安は、D 1万IUにK2 100〜200mcg。Solarayの1粒はD3 5000IUにK2 50mcgなので、D 1万IUに直すとK2 100mcg。ちょうど目安の下限にあたる。
私は以前、このSolarayを長く続けて、花粉症の季節がまるで違った。プロバイオティクスと組み合わせて予防に使ったら、凄まじい手ごたえだった。中身は花粉症対策の記事に書いてある。
弱点は値段で、NOWの5000IUの5倍近い。それでも、続けやすさを買うと思えば高くない。
【少ない量から始めたいなら】NOW Foods ビタミンD-3 2000IU
2000IU(50μg)は、国の耐容上限量4000IUのちょうど半分。耐容上限量は、つまり「毎日とってもまず害が出ない」と国が決めた線だ。いきなり5000IUは怖い、という人の入口になる。
この商品は量を見極めたい人にも向いている。2000IUの粒なら、1粒・2粒と細かく足し引きできるからだ。ビタミンDが充足している状態からの維持であれば、アメリカ内分泌学会の指針も1日1500〜2000IUを推奨している。
血液検査を控えている人なら、なおさらだ。まず2000IUで数値を見て、足りなければ増やす。足りていれば減らせばいい。
紹介した3つのサプリの違いは、量・K2が入っているか・値段の3点だけ。
5000IUを安く続けるならNOW、K2まで1粒にまとめるならSolaray、量を探る段階なら2000IU。どれを選んでも、最後に差がつくのは毎日飲めたかどうかだ。
ここまでをまとめるとこうなる。迷ったら上から順に見ていけばいい。
- まず選ぶなら「NOW Foods(ナウフーズ), 高品質ビタミンD-3、125mcg(5,000IU)、ソフトジェル240粒」で決まり(1日あたり約8円)
- K2も1粒で済ませたいなら「Solaray(ソラレー), ビタミンD3+K2、ベジカプセル120粒」がいい(1日あたり約38円)
- 少ない量から始めたいなら「NOW Foods(ナウフーズ), ビタミンD3、High Potency、2,000 IU、ソフトジェル240粒」で決まり(1日あたり約6円)
(値段は2026年10月時点)
\ 紹介した3つを、ひと目で比べられるようにまとめておいた /

日光が少ない冬は、ビタミンDだけは絶対に切らさない。秋のうちに240粒の1本をストックしておくのが私の恒例だ。
ビタミンDサプリを過剰摂取した際の症状


ビタミンDのとりすぎで起こる問題は、ほぼ1つに絞られる。血液のカルシウム濃度が上がりすぎることだ。高カルシウム血症と呼ばれ、次のようなサインが出る。
- 吐き気
- 食欲がない
- のどが渇く
- だるい
- 腎臓への負担
ただし、これはビタミンDを大量に、長く摂り続けた場合の話だ。これはアメリカ国立衛生研究所(NIH)のまとめでも書かれている。
つまり、2000〜5000IU程度の量でビタミンDの危険性を心配する必要は、まずない。それでも気になるなら、血液検査で25(OH)D(体にたまっているビタミンDの量)を測れば一発で分かる。
例外は、腎臓の病気や、血液のカルシウムが高くなる病気がある人だ。

私は5000IUを何年も続けているが、サインが出たことは一度もない。もし吐き気やだるさが続いたら、量を減らせばいい。怖がるより、知ったうえで使いこなすほうがずっと得だ。
ビタミンDサプリを摂る際の注意点


ビタミンDを使いこなすために、知っておきたい注意点は以下の2つ。どちらも、当てはまる人だけの話だ。
- 腎臓やカルシウムの病気がある人・カルシウムの値に影響する薬を飲んでいる人は、量を医師に相談する
- カルシウムのサプリを大量に一緒に飲まない
1つめは、腎臓の病気や、血液のカルシウムが高くなる病気がある人の話。ビタミンDは、腸がカルシウムを取り込む量を増やす。前述したとおり、ビタミンDを大量かつ長期間摂ると、血液のカルシウムが上がりすぎる場合がある。
起こりうるのは、吐き気・食欲の低下・のどの渇き・だるさ・腎臓への負担。ビタミンDサプリの危険性や副作用として語られるのは、ほぼこの話だ(アメリカ国立衛生研究所)。
血液のカルシウムが高くなる病気には、副甲状腺(カルシウムの量を調整する小さな器官)の病気や、サルコイドーシス(体のあちこちに炎症のかたまりができる病気)がある。むくみや血圧の治療に使うサイアザイド系の利尿薬も、カルシウムの値に影響する。
2つめは、カルシウムのサプリを大量に一緒に飲まないこと。
理由はシンプルで、ビタミンDを毎日しっかり飲みながらカルシウムも大量に足すと、血液のカルシウムが上がる条件がそろってしまうから。カルシウムは「多いほど骨にいい」栄養素ではない。Dを飲むなら、カルシウムは控えめにしておくくらいでちょうどいいと私は考えている。
逆に言えば、持病がなく、カルシウムを大量に足していなければ、ビタミンDで心配する場面はほとんどない。
ビタミンDサプリと相性のいい成分


先ほどから小出しに触れているから勘づいた読者もいるだろうが、ビタミンDはひとりで仕事を終えるタイプではない。カルシウムを動かし、骨や歯をつくる現場には、いつも仲間がいる。ここでは、ビタミンDと組ませたい成分を5つに絞って紹介する。
- ビタミンK2
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ビタミンK2は、Dで増えたカルシウムを骨へ運ぶ係だ。(1日100〜200mcg:D 1万IUあたり)
- マグネシウム
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マグネシウムは、ビタミンDを使える形に変えるのに欠かせないミネラルだ。飲み方や選び方はマグネシウムの記事にまとめてある。(1日300〜400mg)
- ビタミンA
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ビタミンAは、Dと組んで働く脂溶性ビタミンだ。D・K2・Aの3人は、虫歯予防の記事のヒーローでもある。数年続けてから、私は虫歯どころか口内炎にもならなくなった。
- 亜鉛
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亜鉛は、ビタミンDと一緒に免疫を支えるミネラルだ。どちらも体の守りの現場で働くので、組ませる意味がある。かぜの季節にDを飲むなら、亜鉛も並べておきたい。(1日15mg前後)
- カルシウム
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カルシウムは骨の材料で、Dはその吸収を助ける。ただ、私はカルシウムを主役にしていない。マグネシウムと1対1で、少なめに使っている。目的は、D3・K2・マグネシウムの吸収を助けること。詳しくはカルシウムの記事で。(マグネシウムと1対1で少なめに)
5つを並べると、骨・歯・免疫を回すチームができあがる。Dは中心にいるが、仕事を回しているのはチーム全体だ。ちなみに、ビタミンDと相性が悪い成分は特に知られていない。組み合わせで頭を抱えなくていいのは、正直ありがたい。
気にするなら、相手選びより量のほうだ。Dは脂に溶けるので、体にたまりやすい。私はDとカルシウムの量だけは、増やすより減らす方向で考えている。
5つの中でも、いちばん推したいのはK2だ。1粒で済ませたいならSolaray, ビタミンD3+K2。量を自分で決めたいならNOW Foods, MK-7 ビタミンK-2 100mcgを別に足す。
組み合わせが分かったら、次は「どのメーカーのどれを買うか」だ。私が死ぬまで買い続けるつもりのアイハーブのサプリ37個を、成分別にまとめてある。D3&K2はもちろん、マグネシウム・A・B群・マルチビタミンまで載せた。


ビタミンDサプリの使用例(私のサプリルーティン)


私がビタミンDサプリを飲み始めたのは2020年。最初は2000IUから入り、翌年には5000IUに増やした。途中でメーカーは何度か乗り換えたが、ビタミンDそのものを切らした年はない。
試行錯誤の末にたどり着いた、今のルーティンは以下のとおり。(※これより良いやり方を見つけたら随時更新している)
- 藤川理論(藤川徳美医師の栄養療法)にもとづき、朝食のあとにビタミンB群(NOW の B-50)・ビタミンC・ビタミンEを各1粒
- そこにNOW の D-3 5000IUと、NOW の MK-7(ビタミンK2の一種)を1粒ずつ足す
- 花粉の季節が来る前から、D3とK2は切らさない
- 夏に外で日に当たる日が多い時期は、飲まない日を作って少し減らすこともある
\ 上記アイテムをまとめたリンク /
ビタミンDサプリをいつ飲むか。私の答えは、朝食のあと一択だ。脂のある卵や肉を食べる私の朝食なら、吸収の条件は毎朝そろっている。
以前はSolaray の D3+K2を長く続けていた。1粒で両方摂れるのは楽だった。今はD3とK2を別々に買っている。納豆を日常的に食べているので、納豆を食べない日だけK2を足せるようにしている。
ただし、夏は話が別だ。日差しの強い時期に外で過ごす日が続くと、皮ふでもビタミンDが作られる。そんな時期は5000IUを飲まない日を作ることもある。脂に溶けるビタミンは、体に貯まる側の栄養素だ。足りなければ足す、余りそうなら引く。それだけの話である。

ビタミンDは1日あたり約8円。ルーティンに足しても、財布への負担はほぼゼロだ。それでも量だけは季節ごとに見直している。安いからこそ、雑に増やさない。
ビタミンDサプリに関する素朴なギモンに5つ回答!


ここでは、ビタミンDサプリでよく聞かれる5つのギモンに答えていく。飲みすぎの心配も「意味ない」説も、うつの話も、ごまかさずにいく。
- ビタミンDサプリって、1日のいつ飲むのがいいの?
-
結論、朝か昼の、脂のある食事のあとだ。ビタミンDは脂溶性、つまり脂に溶けるビタミン。脂と一緒に入ってきたほうが、吸収されやすい。
空腹のときに水だけで流し込むのは、もったいない。朝食がパンとコーヒーだけなら、昼に回したほうがいい。卵や魚、肉が並ぶ食事のあとが狙い目になる。飲む時間を決めてしまえば、飲み忘れもぐっと減る。
- 日光に当たっていれば、サプリはいらないんじゃない?
-
理屈の上ではそうだ。でも現実には、日光だけで足りている人はほとんどいない。
東京の健診を受けた人を調べた研究でも、98%が不足の目安を下回っていた。会社と家を往復するだけの毎日なら、心当たりがあるはずだ。
- 毎日5000IUって、飲みすぎじゃない? 危険性はないの?
-
5000IUは「多め」ではあるが、「むちゃな量」ではない。国の耐容上限量は1日4000IU(100μg)で、5000IUはそれを少し超える。一方、アメリカ内分泌学会の指針は、大人の上限を1日1万IUとしている。
不安ならNOW Foods のビタミンD-3 2000IUから始めて、体の様子を見ながらNOW Foods のビタミンD-3 5000IUに上げればいい。K2はNOW Foods の MK-7(K2)を別に足すと、量を調整しやすい。
知っておきたい副作用は、とても大量に長く摂ったときの高カルシウム血症だ(出典)。量に迷うなら、血液検査で25(OH)Dを測るのがいちばん確実だ。25(OH)Dは、体にたまっているビタミンDの量の目印。高すぎる数字が出たら迷わず減らす。
- 「ビタミンDサプリは意味ない」って本当?
-
半分だけ本当だ。すでにビタミンDが足りている人では差が出にくく、不足している人ほど、はっきり差が出る。研究でも、もとの濃度が低かった人に絞ると、かぜなど呼吸器の感染が70%も減っていた。
要するに、「意味ない」説は足りている少数派の話で、日本人の大半には、まず当てはまらない。
おわりに:ビタミンDは日本人こそサプリで攻める


長々と語ってきたけど、持ち帰ってほしいのは以下の4つだけだ。
- 量:ビタミンD3をサプリで1日2000〜5000IU
- まず選ぶなら:「NOW Foods, ビタミンD-3 5000IU」で決まり(1日あたり約8円)
- K2も1粒で済ませたいなら:「Solaray, ビタミンD3+K2」がいい(1日あたり約38円)
- 組み合わせ:K2とマグネシウムと組ませて、脂を含む食事のあとに飲む
東京の健診では98%がビタミンD不足だった。日本で普通に暮らしているだけで、私たちは足りない側に立っている。ビタミンDの量は、自分の体に合わせて調整していけばいい。
ただし、摂り過ぎには注意しよう。サプリ上級者になるにつれてサプリの量を増やすのは簡単で、減らすほうが勇気がいるようになる。脂に溶けるビタミンだからこそ、量を見極めたうえで攻めることが大切だ。
読んで満足して終わり、が一番もったいない。まずはNOWのD-3を1本、今日から一緒に始めよう。
免責事項:この記事は情報提供を目的としたもので、医学的なアドバイスではありません。記載内容は厚生労働省の評価を受けたものではなく、紹介している製品は病気の診断・治療・予防を目的としたものではありません。持病のある方、通院中・服薬中の方、新しい健康法を取り入れる前には、医師などの専門家にご相談ください。







