- コーヒーが好きな人
- 朝起きてすぐ行動できない人
- ダイエットがうまく行かない人
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
毎朝、一杯のコーヒーでダイエット効果を発揮し、食欲を抑え、思考力をアップさせるなんて聞くと、夢のような話に聞こえますよね。でも、実はそれが可能なんです!
その名も「完全無欠コーヒー」。
日本では「バターコーヒー」というネーミングで知られています。
これは、「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」という本で紹介されていた革新的な飲み物です。
考案者のデイヴ・アスプリー氏は、その効果を証明するかのように、自らの体重を140kg台から90kg台へと50kgも劇的に減らし、10年以上も体重を維持しています。
さらに、デイヴ氏は自らの経験をもとに完全無欠コーヒー専門の新会社を設立し、ポッドキャストも運営しています。彼は自分を最適化するために「3000万円もの自己投資」をした結果、「完全無欠コーヒーが最強である」との結論に達したそうです。
今回は、そんなデイヴ氏の考案した“完全無欠コーヒー”の作り方、効果、そして材料の選び方までを網羅的にご紹介します。
あなたもこの魔法の一杯で、毎朝の目覚め、人生におけるパフォーマンスを激変させてみませんか?
私自身、これを飲み始めるようになってから3年ほど経つが、体重は5キロほど自然に落ちて理想の体重になった。しかも、食欲コントロールも超カンタンでリバウンドもゼロ。デイヴ氏には本当に感謝している。
完全無欠コーヒーの5つの「ヤバイ」効果
完全無欠コーヒーの効果は以下の5つです。
- 内臓をリフレッシュし、体内の毒素をスムーズに排出する
- 脂肪をエネルギーに活用する力をアップさせる
- 空腹感を抑え、間食を防止する
- 基礎代謝がアップして痩せやすい体質になる
- 高いパフォーマンスを一定に保つ
朝食を完全無欠コーヒーに置き換えるだけでこれだけの効果を得られるなんて最高だとは思いませんか?
これらをひとつずつ解説します。
空腹感を抑え、間食を防止する
完全無欠コーヒーは、おなかがぐうぐう言う原因のグレリンっていうホルモンを抑えて、満腹感をアップさせるコレシストキニン(CCKって言います)を増やします[*]。
つまり、お腹が減る要因がなくなり、満腹中枢を刺激する要因が増えるのです。これにより、間食を防ぎ、ダイエット効果が期待できます。
内臓をリフレッシュし、体内の毒素をスムーズに排出する
完全無欠コーヒーの利用シーンは、内臓を休めるために朝食を抜く「朝ファスティング」の代わりを想定しています。
私たちの体が食品を消化するには約18時間かかると言われており、朝・昼・晩の3食をきちんと摂ってしまうと内臓が休まらず、いつまで経っても体内がフレッシュな状態になりません。
その際、朝食を完全無欠コーヒーに置き換えることで、内臓を休ませることができます。その結果、効率的に体内の毒素を排出し、ダイエット効果も期待できるというわけです。
脂肪をエネルギーに活用する力をアップさせる
完全無欠コーヒーに含まれるMCTオイルは、体脂肪をエネルギーに変える力を高めます。
その秘密は、「ケトン体」という物質です。
ケトン体というのは「脂肪を燃焼させることで生成されるエネルギー源」。
糖質摂取を控え、完全無欠コーヒーを飲むことで、ケトン体がエネルギーとして利用される体質になります。(この体質になることをケトーシス状態といいます)
つまり、「完全無欠コーヒーを飲むと⇒ケトン体がエネルギーとして利用される⇒脂肪がバンバン燃える体質になる」ということです。
基礎代謝がアップして痩せやすい体質になる
基礎代謝が高まることで、カロリー消費も増え、痩せやすい体質になります。つまり、「何もしなくても痩せる能力が上がる」ということです。完全無欠コーヒーはカビの入っていない良質なカフェインが含まれ、それには基礎代謝をアップさせる働きがあります。
カビや不純物の多い安価なコーヒーにも一定の効果は期待できます。しかし、有害物質を肝臓がデトックスするのに一苦労するのでその分、基礎代謝を上げる効果は薄まります。
ほかにも関連する研究があります。なんと、完全無欠コーヒーに含まれる成分が、mTOR(哺乳動物のラパマイシン標的タンパク質と言います)というものを抑えるんです[*]。mTORが抑えられると、筋肉をつける力がアップします。筋肉が増えると、さらに基礎代謝がアップして、痩せ体質に拍車をかけます。
高いパフォーマンスを一定に保つ
朝の低血糖の状態で糖分を摂取するとインスリンの大きな変動により、集中力やエネルギーの低下を招きます。
例えば、朝一で甘いコーヒーや糖質たっぷりなパンを摂取すると、糖分によりインスリンが急激に上昇し、その後血糖値が急激に下がります。結果として、集中力が低下し、眠気や無気力が訪れるのです。
糖質摂取によるパフォーマンスの低下を避けるためには、朝食を完全無欠コーヒーに切り替えることがおすすめです。完全無欠コーヒーは、糖質が含まれません。そして良質な脂肪分インスリンの安定を助けます[*]。
これにより、パフォーマンスを一定に保ち、一日を効率的に過ごすことができるのです。
【めちゃカンタン】完全無欠コーヒーのレシピと作り方
コーヒーのつくり方は人によってはさまざまです。コーヒーを挽く際に自動ミルをつかうのか、手動ミルをつかうのかによって、かかる時間は大きく変動します。ですが、コーヒーを作ったあとの時間は1~2分で完結するとってもカンタンな方法です。
完全無欠コーヒーのつくり方自体は物凄くカンタンなので、材料と作り方をサクっと解説しちゃいますね。
材料(リンクはデイヴ・アスプリー推奨のもの)
- 無毒コーヒー:お好みの量
- ブレインオクタンC8 MCTオイル:小さじ1~大さじ2
- 牧草で育てた無塩バターまたはグラスフェッドギー:小さじ1〜2
手順
- カビなしコーヒー豆を使用して1カップのコーヒーを淹れます。
- コーヒーにMCTオイルと、バターまたはギーを加えます。
- クリーミーなラテのようになるまで20~30秒間かき混ぜます。
かき混ぜるときは、理想はミキサーやブレンダーでがっつりとやること。これにより、腸管から吸収されやすい“ミセル”という状態となるからです。より脂肪がエネルギーとして使われやすくなることを意味します。
コストや手間を意識するなら、100均のダイソーで売られているミニブレンダーを使用しても良いでしょう。(以下、参照)
私も1年ほどは上記のようにちゃんと混ぜていた。しかし、ここ数年やっているのは「スプーンで混ぜ合わせる」だけの方法。胃のなかに入っちゃえば同じ理論。でも、きちんとやりたい人はブレンダーで混ぜ合わせてくれな。
栄養成分表示(1カップ)
- カロリー:230
- 脂質:25g
- 飽和脂肪:21g
- 炭水化物:0g
- タンパク質:0g
- 食物繊維:0g
- 砂糖:0g
- 食塩:0mg
効果が出ないなら選び方が悪いのかも!それぞれの材料の選び方を解説
安価なコーヒーに通常のバターと通常のMCTオイルを入れてオリジナルの完全無欠コーヒーを作っていませんか?それは”不完全無欠コーヒー”です。
先ほど紹介した材料を選べば間違いなしですが、自分で選びたい人もいると思います。そこでここでは、それぞれの材料の選び方を解説します。このとおりの基準で選んでいただければ、どのような商品を選んでも問題ありません。
コーヒー豆:カビ毒に汚染されていないものを選ぶ
安価なコーヒーの多くは、残念ながらカビ毒(マイコトキサン)が含まれている可能性が高いです。カビ毒を摂取すると頭が働かなくなったり、身体がだるくなるなど悪影響があるといわれます。
コーヒー自体の「脳を覚醒させる力」と、コーヒのカビの「脳の機能を下げる力」がケンカするせいで、コーヒー本来のパワーを受け取れないのです。
この問題は、コーヒーを高品質な「カビなしコーヒー」に変えるだけで改善します。
下記は私のおすすめのコーヒーです。
ほとんどの場合、このなかから選んでいます。
バター:グラスフェッドのバターかギ―を選ぶ
グラスフェッドのバターかギーを選びましょう。
グラスフェッドバターとは、放牧牛であり牧草や干し草だけを食べている牛の乳から作られ、一般的なバターより口が当たりが軽く、上品なコクがあるバターです。グラスフェッドギーは、そのグラスフェッドバターに含まれる乳脂肪を分離して油のみを抽出したものです。
これらを選ぶ理由は、放牧しているのでストレスが少なく、病気になりにくいため抗生物質の回数が少なく済むぶん、栄養価においても高いとされているからです。
スーパーで通常売られているのは「グレインフェッドビーフ」といって牛舎の中で運動を制限しながら穀物によって育てられるタイプのものです。
グラスフェッドバターは、酪酸、オメガ3、ビタミン A (ベータ カロチンとして)、CLA(良質な脂肪酸) が含まれています。グラスフェッドギーは油のみを抽出するため、栄養価では負けていますが、保存が効くのと乳糖不耐症の症状が一切出ない点では勝っています。
どちらか好みのものを選ぶといいでしょう。
私は乳糖不耐症のため、ギーを選ぶことが多いです。
MCTオイル:C8タイプのものを選ぶ
MCTオイルはココナッツに含まれる中鎖脂肪酸という成分のみを特に取り出したオイルのことを指します。一般的なMCTオイルは「カプリル酸(C8):C10(カプリン酸)=6:4」で生成されています。
MCTオイルのなかでもC8のみで生成されたオイルは別格です。一般的なMCTオイルに⽐べ消化・吸収が速く、また効率的にケトン体を産生し、速やかに脳や筋⾁のエネルギーとなります。
このことから、MCTオイルはC8タイプを選ぶといいでしょう。
完全無欠コーヒーを始めた人が知りたいQ&A
完全無欠コーヒーを始めた際に出くわす可能性のある問題をQ&A形式でお答えします。
- 毎日作るのが面倒くさいのですがラクな方法はありますか?
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まず、作るのが面倒だという方はインスタントコーヒーを活用するといいでしょう。インスタントコーヒーをお湯に溶かして、そのなかにバターとMCTオイルを入れてスプーンで混ぜる。これならお湯を沸かす手間だけです。
- バターコーヒーとかぶっちゃけ太りませんか?
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完全無欠コーヒーを飲んで太ってしまった人もなかにはいます。その理由の多くは、「完全無欠コーヒー+朝ごはん」をしてしまっているケースが多いです。バターとオイルがたっぷり入っているコーヒーにパンをプラスしたら、ケトン体とならず、脂肪として蓄積します。もちろん、コーヒーに砂糖を入れるのも同様の理由でNGです。
- 1週間やってるけど効果を何も実感しません..。
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完全無欠コーヒーで効果が出てくるのはケトーシスに入る時間が長くなってきたころです。初めのころはケトーシスに入るまである程度の時間がかかります。最低でも1か月続けてみましょう。このくらい経ったころから本日紹介したメリットがジワジワと実感できるようになるはずです。
- マズイんですがどうしたらいいでしょうか?
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完全無欠コーヒーは決して甘口ではないので、ふだん甘口コーヒーを飲んでいる方からするとマズイと感じるかもしれません。「糖=旨味」という人は顕著にそれを感じます。しかし、3日ほど続けていただればじょじょにバターとオイルのコクを感じられるようになり美味しく感じてくるはずです。もう少しまろやかにしたいならバターを追加してみるのもいいでしょう。
- お腹がゆるくなる
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MCTオイルに慣れていなければお腹が緩くなったり下痢になったりします。これは、MCTオイルの吸収が早いため小腸の水分量が増えるからです。これを防ぐにはごく少量から試すこと。小さじ1杯でもダメなら数滴からでもOKです。次第にそういった症状はなくなります。
おわりに:完全無欠コーヒーで朝からエネルギーに溢れた毎日を!
私は、完全無欠コーヒーに出会えて幸せです。新鮮なコーヒーとバターとオイルを1日の初めに摂取することで、生産性が爆上がりしました。朝からとっても贅沢な気分になれます。
ただおいしいコーヒーを飲むだけで、体重コントロールがめちゃくちゃカンタンになりました。
完全無欠コーヒーは私の人生を確実に一段階ステップアップさせた最高の食事です。
皆さんもぜひ試して効果を実感してみてください。