朝が死ぬほど辛い
毎日疲れ切っている
副腎疲労を治したい
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
寝ても覚めても疲れている。
気分も乗らない。原因も不明。
自分はうつか?と疑いたくなる。
しかし、うつについて調べてみても、どうも自分は少し違う気がする。
ていうより病院に受診したのに、「原因不明」と病名を付けてもらえずに突き返されてしまった…。
このように、病気が発見されない場合、そのダルさは「副腎疲労」からきているかも知れません。
副腎疲労とは、心身にさまざまなストレスがかかることであらゆる不調が起きる状態のことを指します。(詳しい内容は後述)
私自身、副腎疲労には、5年ものあいだ悩まされてきました。
正直、何もやる気が起こらないけど仕事という「動くしかないから、機械的に動いているロボット人間のような日々」でした。
しかし、現在の私は、今回紹介する7つの対策を実践して副腎疲労を克服しました。
今回はその方法をシェアしていきたいと思います。この記事を読むことで、あなたも副腎疲労から解放される手段を知りましょう。
副腎とは、ストレス耐性の源である
副腎疲労の「副腎」とは、腎臓の近くにあるとても小さな臓器を指します。
副腎からは、「ストレスホルモン(ストレスと戦うホルモン)」と呼ばれるコルチゾールが分泌され、私たちに降りかかる日々のストレスと戦ってくれるだけの元気(パワー)をくれます。(←副腎が正常な場合)
副腎が持つコルチゾールには以下のような働きがあります。
- 血圧を高めてパワーを出す
- 炎症・アレルギーを抑える
- 血糖値を上げて非常事態に備える
- 精神的・肉体的なストレスに対抗する
- エネルギーを生みだす(血糖値を上げる結果として)
ですが、残念ながらコルチゾールは無限には生み出されません。有限です。
つまり、日々のストレスによって段々とコルチゾールは枯渇していくのです。
現代人におけるストレスは実にさまざま。
- 環境的ストレス
-
(例)生活音(雑音) / 満員電車 / 環境汚染物質 / 気候(気圧)の変化 / 急な生活環境の変化 / 寒冷ストレス / 座りっぱなし / 立ちっぱなし 等
- 身体的ストレス
-
(例)(朝無理やり起きるなどの)生活リズムの乱れ / アルコールを摂取する / 喫煙する / 腸内環境の悪化 / 腸内細菌の乱れ 慢性的な感染症(歯周病なども含む) / 慢性的な炎症 / 腸内環境の悪化 等
- 人間関係のストレス
-
(例)親子関係、夫婦関係、友人関係などの不和 / 残業や、上司や部下との関係のストレス 等
上記のとおり、精神的なものに限らず、副腎はすべて「ストレス」と受取り、対処します。
体や精神にストレスがかかるたびに、副腎はコルチゾールを分泌させて相殺します。ストレスが過剰になると、じきにコルチゾールが足りなくなる現象が起こり、さまざまな体の不調が起こります。それが「副腎疲労」という状態です。
副腎疲労で現れる症状
副腎疲労によって、免疫力の低下、エネルギー生成不足、血糖値の低下などが起こることにより、以下のような症状が現れることがあります。
- 疲れやすい
- 朝起きられない
- 寝ても疲れがとれない
- 関節炎やリウマチが発症
- アレルギーが酷くなりやすい
- 自律神経の乱れによる動悸や不眠
- じんましんや皮膚炎、鼻炎や喘息
- 風邪を引きやすく、なかなか治らない
- うつ状態、記憶力の低下、集中力の低下
- 集中力が低下する、物忘れがひどくなる
- 脳にエネルギーが行き届いていないような感覚
- 体のいろいろな部位で炎症が起こりやすく、治りにくい
- 新しいことの取り組む元気が湧かない(やる気が出ない)
- コーヒーやエネルギードリンクを飲まなければ仕事ができない
このような項目に3つ以上該当するようであれば、少なからず副腎疲労になっていることを疑ってもいいかもしれません。
しかし、安心してください。本日お伝えする「副腎疲労の治し方」を実践していただくことで、「昨日よりも調子がいい」を実感していただけることを、ここにお約束します。
私の場合はこれで治った!参考になれば幸いだ!!
副腎疲労の治し方
では、副腎疲労を治すにはどのような方法があるでしょう。
ここからは私が副腎疲労を治す際に特に効果的だった!!と感じたのは以下の方法だけです!
- 深い睡眠をとる
- 腸内環境を整える
- 有酸素運動をする
- デトックスを行う
- 身近なストレスを追い出す
- 副腎を疲れさせる食材を控える
- 副腎疲労に有効なサプリメンを摂る
なので、もしかすると常識とは少し違う場合があるかもしれません。
その場合は、納得していただいた方法だけをチョイスしてお試し頂ければと思います。
同時に副腎に負担をかける食べ物を避け、これ以上疲れないようにしてあげる必要もあります。
1.深い睡眠をとる
睡眠は副腎をクールダウンさせるのに最も効果的な手段の一つです。反対に、睡眠不足が続くとホルモンの分泌が悪くなることで副腎疲労が起こります。
いったん副腎疲労になってしまうと、朝起きれなかったり、起床時から疲れていたりといった現象に悩まされることはまぬがれません。
そうならないためには、日ごろから深い睡眠をとれるような工夫を凝らしていくことが大切です。
その方法については以下の記事にしっかりと記載しておりますのでご覧ください。
2.腸内環境を整える
副腎疲労の原因の1つに腸内の炎症が関係しています。
具体的には、「リーキーガット」という状態が問題となります。
リーキーガットとは、日本語で「腸漏れ症候群」とも呼ばれ、腸の壁に微細な穴が開いてしまっている状態を指します。
食べたものは、食道、胃を通って腸に到達します。
健康な腸は「賢いフィルター」のような役割を果たし、必要な栄養素だけを体内に吸収します。
例えば、ビタミンやミネラルは吸収され、余計なものや有害な物質は腸の壁で阻止されます。
しかし、リーキーガットの状態では、このフィルター機能が乱れてしまいます。
考えてみてください、水漏れするホースから水を運ぶとしたら、途中で水が漏れ出てしまうでしょう。同様に、リーキーガットでは有害な物質や未消化物が体内に漏れ出し、結果として炎症が引き起こされます。
この炎症に対抗するため、体はコルチゾールが大量に分泌されます。この過程で副腎がブラック労働状態となり、副腎疲労を起こしてしまうのです。
リーキーガットの原因は、腸内フローラ(腸内の善玉菌と悪玉菌のバランス)が崩れたり、ストレスがかかったり、有害な食品添加物を摂取したり、冷えた飲み物を過度に摂るといった生活習慣などさまざまです。
良いニュースは、腸の健康を取り戻すことで、栄養吸収が改善し、免疫力が高まり、副腎疲労からの回復も早まるということです。逆に、腸が不健康な状態では、それが炎症を悪化させ、副腎疲労の回復を遠ざけてしまいます。
またもっと具体的な方法については以下の記事で解説しておりますので別途ご覧ください。
超基本的な腸活は以下の記事が参考になります。
3.運動をする
運動をすることで、エネルギー産生工場ともいわれているミトコンドリアを活性化させることが狙いです。
ミトコンドリアとは、私たちの全身の細胞のなかに存在する小さな器官です。なんと人体の10%ほどがミトコンドリアで形成されています。(60kgの人なら6kgはミトコンドリア)
そのミトコンドリアが産生する「ATP」という物質は「生体のエネルギー通貨」とも呼ばれており、人体が生きていくのに必須です。これがなければ生きていけません。すぐに死にます。
「ATP」を産生するミトコンドリアが機能低下すると、元気も出ませんし、疲労回復もままなりません。
もちろん、ミトコンドリアは副腎の細胞内にも存在しています。ミトコンドリアが機能低下し、元気がなくなるとコルチゾールが全然作られなくなります。(コルチゾールの材料であるコレステロールを産生するときもATPが必要)
そして、ミトコンドリアを元気にするのに最も効果的なのが、運動なのです。運動がどのようにミトコンドリアを増やすかは以下のとおり。
- 運動をすることで、運動負荷に耐えられるエネルギー(ATP)を出すために、ミトコンドリアが活性化する
- ミトコンドリアは筋肉内にも多く存在しており、筋肉量が増えると、自動的にミトコンドリアも増える
- ミトコンドリアに適度な刺激を与えていくことで、ミトコンドリア同士が融合して大きくなり、機能が高まる
このことから、運動をすると、ミトコンドリアは大量のエネルギー産生ができるようになり、副腎疲労も解消されていくわけです。
とはいえ、いきなり激しい運動は、副腎疲労の方にとって厳しいです。まずは、かんたんなウォーキング、ストレッチ、ヨガからはじめてみてください。そして、少し元気になってきたらランニングや筋トレやHIITなどにチャレンジしてみましょう。
4.「333 ULTRA DETOX」を行う
副腎疲労の原因のひとつとして、体内に蓄積される有害物質(排気ガス、ハウスダスト、カビ毒など)や重金属(水銀、アルミ、鉛など)が挙げられます。
これらは、我々の細胞のエネルギーを作る動きを止めるのです。すると、副腎はうまく働かなくなります。
そのため、重金属が多く含まれる大型魚(マグロ、メカジキなど)などの食品を摂取しないことや、有害物質に触れないような生活をすることが必要です…。といったキレイ事は言うつもりはありません。
なぜなら、そんなことを気にし始めるとキリがないからです。むしろ、何でも過剰に気にしすぎると、ストレスの方が強くなり、症状が悪化しかねません。
なので、「あれもダメ、これもダメ」といった予防手段を選択をするよりも、「定期的にデトックスを行う」といった攻めのアプローチを行っていくことのほうがよっぽど現実的です。
「デトックスさえ行えば、ある程度好きに食べられるし、キレイな状態を保てる」という安心感が重要なのです。
そのための方法をここで書いてしまうとかなり長くなってしまうので、詳しい方法は以下の記事をご覧ください。
また、歯の詰め物であるアマルガムを除去することも検討してみてください。
アマルガムとは銀・スズ・銅・亜鉛の粉末と無機水銀との合金です。 50%が水銀(重金属)で出来ており、 経年劣化によって腐食することで、体内に蓄積していきます。
水銀が体内に溜まると、感覚障害や運動失調を発症する場合があり、その場合には震え、不眠、記憶喪失、 神経障害、頭痛、認知・運動機能障害等の症状が起こります。
自分の詰め物にどのようなものが使われているかわからない場合は、必ずかかりつけの歯医者で相談しましょう。
5.身近なストレスを追い出す
先ほど、身近なストレスとして「副腎疲労の主原因」を挙げました。そのなかでも避けられるストレス、対策できるストレスは意外と多くあります。
あなたの現在の環境、人間関係ストレス、身体的ストレスで解消できそうなことはないかを考えてみましょう。
元をただせばストレスが原因なのですから、その原因を棚卸ししてみて、解消できそうなことには手を加えてみる。これも副腎疲労撃退に一歩近づくために有効な手段です。
例として、私が試した方法を例に出します。
- 生活音(雑音)
→ノイズキャンセリングヘッドホンをする - 満員電車
→空いている時間に乗れるように行動する - 環境汚染物質
→マスクをする(コロナ下なので自動クリア) - 寒冷ストレス
→温かい恰好をする - 生活リズムの乱れ
→たくさん運動をして疲れて早めに眠る - アルコールを摂取する
→晩酌は日に1杯までとする(外食は何杯でもOK) - 喫煙する
→禁煙外来に行く - 腸内環境の悪化
→「腸内環境を整えるたった3つの方法」を実践 - 慢性的な炎症
→抗酸化物質を摂取する
ストレスを解消するコツは、「ムリなく自然に達成可能な方法」にするのがコツです。
あなたも「今現在抱えているストレスを解消するにはどうすればいいだろう」と一度デスクの前で作戦を練ってみましょう。
漠然としたストレスにはセルフケアが有効ですので、その場合は以下の記事をご覧ください。
6.副腎を疲れさせる食材を控える
世の中には、副腎を疲れさせてしまう食べ物がたくさんあります。それらを控えることで、副腎へのダメージを抑えることが可能です。代表的なものには以下のような食材が挙げられます。
- グルテン食品
- 白砂糖、甘いもの
- アルコール、カフェイン
- 食品添加物な含まれる加工食品
- 科学調味料、人工甘味料の多いジャンクフード 等
100%これらを避けるのは難しいかもしれませんが、選択肢を意識するだけでも効果はあります。スーパーマーケットで買い物をする際や、外食するときにも、健康的な選択をすることが重要です。
ぜひ、食材に注意を払いながら他の副腎疲労対策を平行して行ってみてください。そうすれば、副腎が疲労する原因が取り除かれた状態で、副腎を回復していけるので、復帰が早くなります。
7.副腎疲労に有効なサプリメント(栄養素)を摂る
なぜ私たちはこんなにも疲れやすくなったのでしょう?答えはシンプル、体内でエネルギー(ATP)を生成するために必要な栄養素が不足しているからです。
食事や栄養に関する十分な教育もなく、麺類や白米やパンといった栄養が取り除かれた加工された炭水化物ばかりの生活という人が非常に多くいます。
現代は飽食の時代だといわれており、食べるものには事足りません。しかし、昔と比較すると野菜に含まれる栄養素は大幅に減少していると言われているにも関わらず、インスタント食品やジャンクフードなどの「美味しくてカロリーはあるけど栄養がない」ものに頼りすぎているのが実情です。これは、潜在的な栄養失調状態ともいえます。
それだけではありません。年々加速する加工食品の消費に比例して、加工食品の添加物(毒素)を無毒化するために細胞たちが必死に働いているのです。
つまり、「体に必要な栄養素を摂れていない×加工食品の代謝で副腎が疲れる」というダブルパンチ状態であるということ。結果、どんどん疲れやすい体になっていきます。
このような現代において、サプリによる栄養摂取はごくごく自然な対策方法なのです。
例えば、人体でもっともビタミンCの濃度が高い臓器は脳と副腎です。なんと、副腎のビタミンC濃度は、血中濃度の150倍。それほど副腎はビタミンCを必要としているのです。ほかにも、マグネシウムとビタミンB群は、エネルギーを生産し、ストレスホルモンを正常化する働きがあります。
このように、「栄養素」は副腎疲労から回復する強力なアイテムです。サプリとして摂取することで、エネルギー全開の生活が手に入りますよ。詳しくは以下の記事をご覧ください。
おわりに:副腎疲労は自分で確実に治せる!
何だか今日も疲れてるー。起きたくない―
この原因はあなたが怠惰なわけではありません。
副腎が過剰に疲労しているからパワーが出ないだけなのです。
副腎は私たちのストレス耐性、エネルギー、そして「気力の源」とも言える重要な臓器。その副腎が疲れてしまうと、身体全体が本来のパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。
しかし、本記事に書かれていることを1つずつ実行していただくことで副腎疲労は確実に改善することが可能です。私はこれらの方法で見事に解決しました。
質の良い睡眠、腸内環境の改善、運動、適切なデトックス、そして栄養補給。これらの基本的な生活習慣の見直しを行うだけで、あなたの副腎は徐々に元気を取り戻していくでしょう。
ただし、1つだけ注意点があります。それは、個々の症状や体調には差があるため、何が最も効果的かは個々に異なるという点です。
例えば、死ぬほどジャンクフードを食べている人はまずはそれをやめることが一番の解決策かもしれませんし、ストレスが多すぎる人はセルフケアが一番かもしれません。それは個々に違います。
自分自身の体をよく観察し、何が一番自分に合っているかを見つける旅に出てください。
毎日の小さな努力が、大きな変化を生む第一歩です。信じて、行動を始めてください。あなたの健康な未来が、その先に待っています。