- カンジダのダイオフが怖くてデトックスができない人
- ダイオフから回復する術をたくさん持っておきたい人
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
カンジダを除去することを調べたときに必ず目にするのは「ダイオフ」という現象です。実際、これは高確率で起こります。それでは、ダイオフとは、具体的にどういった現象なのでしょうか?
私が経験したダイオフ現象は、まるで行先もわからない大雨の中を傘もささずにずっとさまようような、全身がだるくなる症状でした。何もする気が起きず、何もかもが億劫に感じられるのです。
しかし、心配ご無用。
この症状は時間が経つにつれて、徐々に緩和されていきます。
ただ、このダイオフ現象が少しでも早く回復するに越したことはありませんよね?
そこでこの記事では、ダイオフ現象の謎を解明しつつ、その対策方法に迫っていきます。この記事を読むことで、今よりも確実に早くダイオフから回復できるようになることをお約束します。
私の場合は、元々3日ほどきつい状態だったのが、1日で改善するようになりました。
ダイオフ症状とは「カンジダ菌の死に際の最後の抵抗」
少しずつカビが死滅していく時は大きな問題になりません。
しかし、カビが一度で大量に死ぬと80種類以上もの毒素や重金属が大量に放出され、血流やリンパに混入し、さまざまな症状を引き起こします。 この症状が「ダイオフ現象」です。
カンジダのデトックスで、いっきに腸内のカンジダ菌が死んでいくことでダイオフ現象は発生する。つまり、カンジダ野郎の死に際の最後の抵抗だ。
また、デトックスを行う器官である腎臓や肝臓などの臓器に大きな負荷をかけることで、体調不良を引き起こします。
ダイオフの具体的な症状は次のとおり。
- 体のだるさ(倦怠感)
- 吐き気
- デリケートゾーンのかゆみや不快感
- 肌のかゆみや湿疹
- 頭痛、めまい
- 眠気
- 下痢、便秘、ガス
- 関節痛、筋肉疲労
- 発熱
- 鼻水、鼻づまり
しかし、大きな心配する必要はありません。なぜなら、ダイオフ症状は一時的で、短くて3日ほど、長くとも1週間ほどで改善するからです。
後述するダイオフ対策を実践すればもっと抜けが早くなって、1~3日で回復することもできます。
ダイオフの流れをまとめると以下のとおりです。
- カンジダ菌の大量死: カンジダダイエットやプロバイオティクスによって、腸内のカンジダ菌が大量に死滅する。
- 毒素・重金属の放出: 死んだカンジダ菌からは80種類以上もの毒素や重金属が大量に放出される。
- 吸収と流れ: これらの毒素や重金属は血流やリンパに混入する。
- 臓器への負荷: 毒素や重金属、そしてカンジダ菌の死骸が、デトックスを行う器官(腎臓、肝臓など)に大きな負荷をかける。
- 体調不良: カンジダの混入、そして臓器への負荷がさまざまな体調不良や症状を引き起こす。
- 回復:しかし、長くとも1週間、短ければ3日で回復する・
注意点として、このような症状が出た場合は、専門の医療機関で診察を受けることが重要です。デトックスを行う前にも、医師と相談することをおすすめします。
カンジダ菌が放出する主要な毒素と重金属[*][*][*]
ダイオフをより理解するために、カンジダ菌が出すおもな毒素と重金属についても一通り理解しておくといいでしょう。
おもな毒素
尿酸:肉を食べた時に出来る代謝物です。通常の場合は体内に必要な分だけ残して残りは体外に排出されます。しかし、カンジダ菌が大量に死ぬときには、尿酸値が上がってしまうことがあります。
アンモニア:カンジダ菌が増殖するために、アンモニアを出すことがあります。アンモニアはアルカリ性で、カンジダ菌が生きやすい環境になるよう体内を変えてしまいます。
アセトアルデヒド:カンジダ菌が呼吸する時に出す有害な化学物質です。タバコの煙やアルコールの分解で体内に入ることがあります。アルコールの10倍もの強い毒性を持っています。
グリオトキシン:カンジダ菌が出すマイコトキシンというカビ毒の一種です。免疫システムを抑制して炎症を起こすことがあります。
エタノール:カンジダ菌が糖を分解する時に出す毒性のある物質で、エタノールが生成されます。
おもな重金属
カドミニウム:非常に毒性の高い金属元素であり、腎臓に蓄積され、慢性的な腎不全やがん、骨粗鬆症、貧血、高血圧などの健康問題を引き起こすことがあります。
鉛:神経系や脳に蓄積され、認知機能の低下、行動問題、妊娠中の女性には胎児の発達障害、高血圧や心血管疾患などを引き起こすことがあります。
水銀:神経毒性が非常に強く、中枢神経系を損傷することがあります。
ヒ素:脳や神経系、肺、皮膚、膀胱などに影響を与え、慢性的な摂取によってがん、貧血、皮膚疾患、神経障害などを引き起こすことがあります。
ここではそれぞれの物質を深く知る必要はない。重要なのは、「ヤバイもの」を出しまくっているということを知ることだ。これらを早くデトックスする方法をこの記事では詳しく紹介する。
ダイオフの期間は長くても1週間前後で終わる
ダイオフ症状は、腸内カンジダ菌の数や後述する対策の進捗によって期間が大きく異なります。
一般的に、カンジダダイエットを始めてすぐにダイオフ症状が出る場合が多く、症状が2〜3日で治まるケースもあれば1週間以上続くケースもあります。
1週間以上続く場合は、大量にカンジダ処理をしたにも関わらず、その後の対策をなにも打っていない場合がほとんどです。
また、蓄積された毒素の量や期間によっても症状に差が出ます。ダイオフ症状が出ない人もいるようです。
私自身は、がっつりしたカンジダデトックスを始めて5日ほどでダイオフ症状が現れました。ただ、対策はかなり綿密に計画をたてて実行したため、丸1日で収まりました。
カンジダデトックスでダイオフが出てしまった場合、仕事やプライベートに大きな影響が出る。だから忙しいキミは一刻も早くダイオフを消し去る必要がある。それはわかっている。だから私を信じてこのまま読み進めてくれ。
ダイオフって好転反応なんじゃないの?
ダイオフ症状が出ているからカンジダを倒せたんだ!ヤッター!と思っているあなたへ。たしかにダイオフはカンジダを倒せた証拠。しかもダイオフを乗り越えたあとの達成感は計り知れません。
私も以前はそう思ってダイオフに耐えていました。しかし、これは少々危険な発想なのです。
なぜなら、「ダイオフ症状が起きている=カンジダ菌が放出している毒素の量が体が安全に処理できる許容量を超えている状態である」から。つまり、肝臓と腎臓は毒素のフィルターの役割をしていて、この子たちのスペックがオーバーしてしまっているのがダイオフなのです。
ここからはいよいよ、事前にダイオフ症状を緩和する9つの方法についてレクチャーしていきます。
「ダイオフ」症状を緩和する9つの対策方法
- 少しずつ除菌する
- アルカリ性のものをとる
- 重金属のデトックスを行う
- 活性炭サプリを摂取する
- 放出された重金属をデトックスする
- 肝臓の機能を高める
- 副腎の機能を高める
- たくさん排泄する
- 汗をかきまくる
上記すべてをやる必要はありません。
自分の体調・体質やそのときのタイミングに合ったものを取り入れるのがベストです。
こういうのはわりと相性やそのときのタイミングによって効果の具合は変わる。だから気になった方法をフィーリングで選んで、いろいろ試してみるといい。
たとえば私の場合は、前回の除菌のときは活性炭がよく効いたけれど、最近は肝臓の機能を高めた方が効果があった。
みんなも、その時その時で効果の出る対策が違うということを実感してくれ。
少しずつ除菌する
ダイオフは、カンジダ菌による毒素が肝臓や腎臓の処理能力をオーバーしたときに起こります。つまり、カンジダ菌が発生させる毒素を少しずつ処理することができれば処理能力を超えないということです。
その方法は、少しずつ除菌すること。
そのため、【失敗しない】リーキーガット症候群の改善マニュアル【腸カンジダも除菌できます】の方法に従い、まずは食事で糖分(特に甘いもの)を控えることを数週間、次にサプリによる積極的な除菌を行いましょう。
アルカリ性のものをとる
カビが生成する多くの物質は酸性物質のため、アルカリ性のものをとると中和されやすくなります。例えば、野菜ジュース(不溶性繊維のないもの)や梅干し、海塩などのミネラルが豊富な食品や、フレッシュな野菜をとりましょう。
重曹を薄めて飲むのもいい方法です。ティースプーン半分〜1杯の重曹をコップ1杯の水に溶かして飲みます。飲みにくいときは、レモン汁やクエン酸などを合わせ、炭酸水のようにして飲むこともできます。
重金属のデトックスを行う
カンジダ菌は重金属もたくさん放出します。これらを速やかに排出するためにはデトックスを行うことです。やり方自体は専用アイテムさえあればカンタンに行えます。
その方法は「クロレラ+クレイ(ベントナイト)+抗酸化物質」をデトックス期間中に毎日飲むこと。(空腹時を推奨)
クロレラと抗酸化物質はそのまま水で。
クレイや水や野菜ジュースなどに溶かすと飲みやすいです。
活性炭サプリを摂取する
活性炭は、ダイオフの際にカンジダが放出した毒素を吸着させることができます。それを便として排出するだけでデトックスできる便利なシロモノです。なんと、医師からのダイオフ対策としても勧められているとか。
ただし、服用する前に最低限知るべきことは以下の3点です。
- 他のサプリや栄養の摂取から2~3時間空けて摂る
-
活性炭は悪いものだけでなく、ビタミンやミネラルなどの良い成分まで吸着します。それを避けるには、他のサプリや栄養の摂取から2~3時間空けて摂ることが重要です。
- 活性炭の種類はココナッツ由来のものを選ぶ
-
活性炭の原料はさまざまですが、そのなかで最も吸着力が強いとされているのがココナッツの殻由来の活性炭です。
- 便が黒くなるけど驚かない
-
活性炭の服用によって高確率で便が黒くなります。びっくりしないようにしましょう。
なお、私が一番おすすめしている活性炭サプリは「Nature’s Way, 活性炭、560mg、360粒」です。コスパもよくてココナッツ殻100%で作られています。
肝臓の機能を高める
カンジダを除菌したときに、重金属やカンジダ菌から出る毒素、さらにはカンジダ菌の死体が血液やリンパ系に一度に大量に流れるダイオフが起きます。このとき、毒素や老廃物を分解・無害化する肝臓や、それをフィルタリングして尿に変える腎臓には、大きな負荷がかかります。
この負荷を軽くするためにも肝臓と腎臓の機能を高めることも有効な手段です。
まずは肝臓の機能を高めましょう。以下の記事は「二日酔いを防ぐため」の記事ですが、肝臓の機能を高める方法とイコールですので参考になります。
腎臓の機能を高める
肝臓のところでも申し上げたとおり、腎臓にも負担がかかります。腎臓の機能を高めるには以下のようなことに気を付ける必要があります。
- 食生活:塩分を控え、タンパク質の摂りすぎに注意することが必要です。また、カリウムを多く含む野菜を積極的に摂取することで、血圧を下げることができます。
- 運動:有酸素運動を行うことで、血圧を下げ、腎臓の機能を改善することができます
- 水分補給:適度な水分摂取を心がけ、尿量を調節して体内の水分バランスを整えることが大切です
- 減酒:過度の飲酒は腎臓病の危険因子となるため、注意が必要です。
ほかに、副腎疲労を治すことで、間接的に腎臓の機能を高める方法があります。なぜなら副腎疾患は腎臓機能にも影響を与えるからです。副腎の機能が低下すると、疲労症状が現れ、これを副腎疲労と呼びます。もし副腎疲労に該当するなら、以下の記事を参考に対策を打っておくほうがいいでしょう。
たくさん排泄する
ダイオフ中の便秘はサイアクです。
毒素を体内に留めてしまい、再吸収される可能性があるからです。
なので、しっかり出すものは出すようにしてください。
排泄行為は、人体ができる最大のデトックスです。
そのためには、1日2リットルを目安に水を飲むことから始めましょう。飲むときは一気にではなく、こまめに飲んでください。(正しい水分補給の仕方はこちら)
ただし、便秘の場合は水分補給だけじゃ足りない場合があります。
そのときに有効なのがマグネシウムの摂取です。(次の項目で紹介します)
便秘や宿便には酸化マグネシウム
しつこい便秘の人は、水分補給だけでは事足りません。その場合は、酸化マグネシウムの服用を検討してください。マグネシウムにはグリシン酸マグネシウムとか、キレートマグネシウムとかいろいろありますが、酸化マグネシウムには、腸内で水分を吸収して便をやわらかくする効果があります。
そういった特徴があることから、酸化マグネシウムは天然の便秘薬としてよく用いられます。
酸化マグネシウムの必要量は、個人差がありますが、一般的には、便秘に使う場合は1日750mg~1500mgが標準的です。少なすぎると効果がなく、多すぎると下痢になる可能性があって上限は2000mgとされています。
酸化マグネシウムは、寝る前にまとめて飲むか、1日2~3回に分けて飲みましょう。腸内で水分を吸収する効果があるので、多めの水と一緒に飲むことで効果が高まります。いきなりたくさん使用せず、初回は少量から始めて、便通の具合を見ながら自分に合った量を見つけてください。
汗をかきまくる
サウナやお風呂でじっくり汗を流すことで、皮膚からの毒素排出が促進され、腎臓や肝臓の負担を軽減させましょう。ダイオフでだるかったらサウナは難しいかもしれませんが、自宅のお風呂なら手軽に入ることができます。
お風呂に入るときにデトックス効果を高めるにはエプソムソルトを入れること!これにより、浸透圧の働きによって、体内の水分が毒素とともに外へスッと抜ける効果が期待できます。
おわりに:ダイオフから速攻解放されよう!
本日は、カンジダ菌の死に際の最後の抵抗とも言われる「ダイオフ症状」を緩和するために、9つの対策方法を提案しました。ダイオフ症状は好転反応ではなく、体に過剰な負担をかけている危険な状況を示しています。
少しずつ除菌し、アルカリ性のものを摂取し、重金属のデトックスを行い、活性炭サプリを使い、排泄を促進し、たくさん汗をかくことで、ダイオフ症状を軽減し、カンジダダイエットを成功に導くことができます。
これらの対策を上手に活用し、1日でも早くダイオフ症状から復帰して、健康的な毎日を取り戻しましょう!