- 活性炭で何ができるのかを知りたい人
- 活性炭の正しい使い方を知りたい人
- ダイエットやデトックスに活性炭を使いたい人
外食や加工食品が続いた週の、抜けない体の重さ。食べすぎた夜の、パンパンに張ったお腹。できれば両方なかったことにしたいと思うのは、私だけではないはずだ。
そんな日に私が手に取るのが活性炭だ。パートナーに中身を聞かれて「炭」と答えたら、説明が短すぎてかえって心配された。
活性炭は古くから解毒に使われてきた炭で、体に吸収されず、要らないものをくっつけて外へ出す。出番は外食や加工食品の日のデトックス、食べすぎた日のダイエット、お腹の張りと幅広く、医療の現場でも解毒に使われている。
この記事では活性炭で何ができて何ができないのか、どう選んでいつ飲むのかを、家に常備している私の使い方ごとまとめた。
先に核心だけ言うと、活性炭は毎日飲むサプリではない。私は外食や食べすぎの日にだけ、寝る前に飲んでいる。使いどころさえつかめば、活性炭は食べすぎた翌朝の頼れる常備品になる。
活性炭とは?
先に結論
・効果:お腹のガスからコレステロールまで、使いどころは15ある
・飲み方:必要な日だけ飲む。薬やほかのサプリとは2〜3時間ずらし、水と一緒に飲む
・副作用:便が黒くなるが心配いらない。便秘を防ぐため、水は多めに飲む

活性炭は木材やココナッツの殻などの炭素源(炭の材料)を、高温で焼いてつくる炭だ。熱で化学構造が変わり、表面に細かい穴が無数に開く。わざと穴だらけにして表面積を広げるこの工程を「活性化」と呼ぶ。
活性炭の決め手は「吸収」ではなく「吸着」にある。吸収は体の中に取りこむこと、吸着は表面にくっつけることだ。活性炭は体に取りこまれず、数百万もの穴に重金属や化学物質、お腹のガスをくっつけたまま外へ出ていく。
活性炭がくっつけられる量を決めるのは、穴の内側まで含めた表面積だ。小さじ1杯(2g)の活性炭の表面積は、サッカー場に匹敵する[*]。
初めて知った日、計量スプーンで活性炭を1杯すくい、スマホのライトを当てて30秒にらんだ。サッカー場どころか、穴は1つも見えなかった。
活性炭が吸着「するもの・しないもの」

活性炭が得意なのは、毒素・薬・においのもと・有機物をつかまえることだ。苦手なのは水になじむ物質と、穴に引っかからないほど小さな分子になる。
活性炭がくっつけるもの・くっつけないものを、下に一覧にした。この記事では使いどころをいくつも紹介するが、リストを眺めているうちに自分なりの使い道が見つかることもある。全部を覚えなくていい。気になる行だけ拾えば十分だ。
吸着するもの
活性炭は毒素と悪臭をつかまえるのが得意だ。吸着されるのは次のとおり。
- 薬物
- 農薬
- 重金属
- 有機物
- 化学物質
- アンモニア
- 界面活性剤
- 悪臭を招く有機物
- トリハロメタンやその前駆物質
- 放射性物質(ラジウム、トリウム)
- カビ臭物質(ジェオスミンや2-MIBなど)
活性炭に吸着されやすい物質には共通点がある。水より油になじむ性質を持つか、活性炭の穴にちょうど収まる大きさの分子であることだ。活性炭の表面は非極性、つまり電気的な偏りがないので、油になじむものと引き合いやすい。細孔(細かい穴)と分子の大きさが合えば、さらにしっかりはまりこむ。
細菌や真菌(カビの仲間)、ウイルスにも、活性炭は少しならくっつく。ただし、抗菌・抗真菌・抗ウイルスを名乗れるほどの力はない。活性炭が得意なのは病原菌そのものより、病原菌が出す毒素のほうだ。
有機物とは、生き物がつくる、炭素を含む化合物のことだ。炭水化物・脂質・タンパク質のような栄養素も、石油や石炭のような化石燃料も有機物に入る。炭素を含まないものは無機物と呼ぶ。活性炭は有機物をつかまえるので、使い方しだいでダイエットにも使える。
吸着しないもの
活性炭が苦手なのは、次のような物質だ。
- 鉄の錠剤
- 石油系界面活性剤
- ライ(苛性ソーダ)
- リチウムイオン
- 強酸、強アルカリ
- エチレングリコール
- アンモニウムイオン
- 水やその他の極性分子
- 石油系溶剤(ガソリン、シンナー)
- アルコール類(メタノール、エタノールなど)
- マグネシウム、カリウム、ナトリウムなどの電解質
吸着されにくい物質は水になじむ性質を持つものや、活性炭の穴に対して小さすぎる分子が中心だ。非極性の表面とは引き合いにくく、穴にも引っかからずに素通りしていく。
見落としやすいのは、活性炭が薬ならなんでもくっつけるわけではない点だ。鉄の錠剤やリチウムは、上のリストの「薬物」とは別扱いになる。重金属をつかまえる活性炭でも、鉄は素通りする。
吸着しないリストを作ったとき、いちばん目をそらしたかった行はアルコール類だ。ほぼ毎晩焼酎を飲む身には「吸着しない」の5文字が重い。
活性炭サプリの15の効果・効能と根拠の強さ

活性炭は家に1本置いておく価値がある。お腹の張りから二日酔い、浄水器、工場のマスクまで、出番の幅がとにかく広い。
ただし、15の効果は根拠の強さがバラバラだ。医療の現場で使われているものもあれば、ネズミの研究しかないもの、私の体感が頼りのものもある。根拠の強さで並べると、次のとおりになる。
| 効果 | 根拠の強さ | ひとことで |
|---|---|---|
| 1.身近な食品への解毒効果 | 体験 | 外食や加工食品が続いた日に私が使っている |
| 2.ガスや膨満感の緩和 | 公的機関の推奨 | EFSAが過剰なガスへの使用を推奨 |
| 3.毒物の解毒効果 | 医療で使用 | 薬の飲みすぎや食中毒の処置で使われる |
| 4.口臭・体臭対策と、肌への外用 | 人の研究あり | 魚臭症の体臭が軽くなった研究がある |
| 5.アンチエイジング効果 | 動物の研究のみ | ネズミの平均寿命が約34%延びた |
| 6.ダイエット効果(コレステロールの研究も) | 人の研究あり | 4週間でLDLコレステロールが41%減った |
| 7. 口腔衛生の促進(+ホワイトニング効果) | 情報レベル | 着色汚れや歯垢を落とす歯磨き粉がある |
| 8. 肌のクレンジング | 製品で実用 | 活性炭入りの洗顔料やマスクが市販されている |
| 9.カンジダ対策中のダイオフ症状に | 体験 | カンジダの除菌中の反動に私が使った |
| 10.二日酔い対策 | 報告のみ | 明確な研究はまだない |
| 11.飲料水の濾過 | 生活で実用 | 家庭用の浄水器に使われている |
| 12.消臭効果 | 生活で実用 | 消臭剤としてドラッグストアに並ぶ |
| 13.腎臓病の治療で使われる医療用の吸着炭 | 医療で使用 | 慢性腎臓病の薬として使われている |
| 14.有毒な粉塵の吸引を予防する | 産業で実用 | 工場で使うマスクのカートリッジに入っている |
| 15.放射性物質を吸着する | 研究あり | ゼオライトとの組み合わせで吸着力が上がった |
1.身近な食品への解毒効果
質の低い加工食品やジャンクフード、環境汚染による毒素は、エネルギーを奪っていく。頭のもやもや(ブレインフォグ)やお腹の不調の原因にもなる。
とはいえ、保存料や化学物質の入った加工食品を、今の暮らしから完全に消すのは無理ゲーだ。コンビニの棚の前で原材料表示を全部読もうとしたことがある。3品目で昼休みが半分消えた。
そこで活性炭の出番だ。私は外食や加工食品が続いた日に活性炭を飲み、体の中の要らないものをくっつけて外へ出させている。
2.ガスや膨満感の緩和
活性炭はお腹の中で発生したガスを吸着し、張りを減らしてくれる。欧州食品安全機関(EFSA)は、過剰なガスを減らす目的で活性炭の使用を推奨しているほどだ。EFSAがすすめているのは、各食事の前後30分に少なくとも1gとる方法になる。
豆類を例にとると、体の中の細菌がセルロース(食物繊維の一種)を分解するときに、ガスや水っぽい便といった副産物が出る。活性炭は消化管の中でこれらの副産物とくっつき、お腹の不調をやわらげる[*]。
外食や加工食品、パーティのごちそうのあとも、ガスや張りは出やすい。私はそういう日にも活性炭を使っている。安い・うまいを極めた店ほど、お腹へのやさしさは値段に入っていない。
SIBOでガスが止まらなかった時期、張りがきつい夜の頓服にしていた。飲んで数時間で、パンパンだったお腹がゆるむのを感じた。ただ、根本の解決は消化酵素と腸活のほうだった。
3.毒物の解毒効果
薬の飲みすぎや食中毒のとき、医療機関では活性炭に毒素を吸着させて外へ出す。鎮痛剤を使った処置のあとの解毒に使うこともある。本格的な解毒はチューブで消化管に直接入れる方法で行うため、専門の医療機関でしかできない。
成人が薬をとってから5分以内に活性炭50〜100gを飲むと、薬の吸収を最大74%抑えられる。30分以内だと50%、3時間以内だと20%まで下がる。時間との勝負なので、家にあるサプリで代わりが務まる話ではない。
4.口臭・体臭対策と、肌への外用
活性炭は昔から、虫刺されやウルシかぶれに外用で使われてきた。体臭や口臭の対策に使われるのは、においのもとになる物質を吸着するからだ。
たとえば魚臭症は、生まれつきトリメチルアミンという物質を体内で分解できず、腐った魚のような体臭が出る症状だ。活性炭がトリメチルアミンを吸着し、体臭が軽くなったという研究がある[*]。
体の中で生まれたにおいの物質を、腸の中でつかまえる。消臭スプレーには真似できない芸当だ。

分解できる人でも、高濃度のDHA・EPA・コリン・レシチンのサプリを飲むと処理が追いつかず、魚のようなにおいが一時的に出ることがある。サプリを数十種類飲む私が、活性炭を手放せない理由の1つだ。
5.アンチエイジング効果
活性炭には、アンチエイジングにかかわる研究まである。初期の動物実験では消化管の中で毒素とくっつくことで、老化に伴う細胞の変化を防げたと報告されている。
あるネズミの研究では、活性炭が高齢の実験動物の平均寿命を約34%延ばしたことが示されている[*]。
この研究では、活性炭を毎日は使っていなかった。人間でどのくらい使えば同じ働きが出るのかは、まだ分かっていない。
それでも私は活性炭を定期的に使うことが、長寿に何かしらの影響を与える可能性はあると見ている。データが増えれば、人での答えもはっきりしてくるはずだ。

寿命の研究だけは、自分の体で試しようがない。比べる相手として、何も飲まない私がもう一人要るからだ。
6.ダイエット効果(コレステロールの研究も)
活性炭はダイエットの味方にもなる。あわせて、コレステロールの値が動いた研究もある。
ある研究では被験者が活性炭8gを1日3回とったところ、わずか4週間で総コレステロールが25%、LDL(悪玉)コレステロールが41%減り、HDL(善玉)コレステロールは8%増えた。1日24gは研究で使った量で、サプリの目安量とは桁が違う。ここだけはまねしないでくれ。
コレステロールが下がるのは、活性炭が胆汁酸(脂の消化を助ける消化液の成分)とくっつくからだ。胆汁酸はコレステロールを含むので、活性炭と一緒に体の外へ出ていくぶん、値が下がる。

炭水化物・脂質・タンパク質のような有機物も「吸着⇒排出」するのだから、ダイエットにつながるのは理屈どおりだ。私も自分の体でその効果を実感している。
7. 口腔衛生の促進(+ホワイトニング効果)
コーヒーや紅茶の飲みすぎで付く着色汚れ。磨き残しでできる歯垢(プラーク)。
そんな口の中のトラブルにも、活性炭は使える。歯の表面の汚れや歯垢を落とすので、口の中を清潔に保ちたいときや、歯を白く見せたいときに頼りになる。口の中のpHバランス(酸性かアルカリ性かの度合い)を変えて、虫歯や口臭、歯周病の予防につながるという情報もある。
ただし、頻繁に使うと歯の表面のエナメル質を削るという大きなデメリットがある。私は週1回までと決めて使っている。

コーヒーを1日3杯飲むので、着色は日々の悩みだ。そこで「ACTIVE CHACOAL EXTREME」という歯磨き粉を、週1回ほど使っている。とってもイイカンジだぞ。
8. 肌のクレンジング
活性炭は肌の表面の汚れや余分な皮脂を吸着して取り除く。ニキビや黒ずみ、毛穴の詰まりといった肌トラブルの対策に使えるのはこのためだ。活性炭入りの洗顔料やマスクが市販されているので、クレンジングに手軽に取り入れられる。
Tゾーンがテカりやすい混合肌の私にとって、皮脂をつかまえる素材というだけで心強い。ただ、肌に合うかどうかは人による。量や使い方に気をつけて、肌荒れが続くなら皮膚科に相談しよう。
9.カンジダ対策中のダイオフ症状に
カンジダ菌を除菌すると、ダイオフという反動が起こる。死んでいくカンジダ菌が、最後の悪あがきとして70種類以上の毒素を出す現象だ。毒素を処理する肝臓や腎臓に、負担がかかることがある。
私も抗菌ハーブを飲んだ日は、頭がもやっとして体が重くなる反動が出やすかった。そこで頼ったのが活性炭だ。ハーブと2時間ずらして、夜に飲んでいた。
だるさの抜け方は、早くなった気がする。全部が活性炭のおかげとは言わない。ただ、反動がきつくて除菌を途中で投げ出すことが減ったのは大きかった。
10.二日酔い対策
活性炭はアルコールそのものにはくっつかない。それでも、飲酒の前に活性炭をとると、アルコールの血中濃度が上がらなかったという報告がある。お酒に含まれる毒素や糖とくっつき、外へ出すのを助けるためだと考えられている。ただ、はっきりした研究結果はまだない。
私は飲みすぎた翌朝、顔が一回り大きくなるタイプだ。洗面所の鏡を見れば、前の晩の杯数がだいたい分かる。
活性炭を挟んだ夜は、翌朝の目の腫れぼったさがいくらかマシになる。過信はせず、晩酌を気持ちよく楽しむための保険として使っている。
11.飲料水の濾過
活性炭は家庭用の浄水器や飲料水のろ過システムにも使われている。毒素や薬物、ウイルス、細菌、真菌(カビの仲間)、化学物質を吸着して取り除く仕組みだ。2015年の調査では、活性炭がフッ素を100%除去したと報告されている。
12.消臭効果
活性炭の消臭剤は、ドラッグストアで手軽に買える。部屋や冷蔵庫、靴、わきの下まで、においが気になる場所ならどこでも働く。余分な水分を吸って、湿度を細かいレベルで調整できることも分かっている。
13.腎臓病の治療で使われる医療用の吸着炭
慢性腎臓病になると、腎臓が血液から余分なリンを取り除く力が落ちる。その結果、心臓や血管の病気などの合併症のリスクが上がる。慢性腎臓病の治療では、尿毒症のもとになる物質を吸着する医療用の吸着炭が、薬として使われている。
尿毒症とは、腎臓で処理しきれない老廃物が体にたまる状態のことだ。腎臓病の人はサプリの活性炭を自己判断で使わず、必ず主治医に相談してほしい。
14.有毒な粉塵の吸引を予防する
塗料や接着剤、プラスチックを扱う工場では、活性炭カートリッジ付きのマスクを着ける。カートリッジの活性炭が、空気中を漂う有害な粉塵や毒素をつかまえてろ過する仕組みだ。体の中で毒素をくっつける力が、工場では働く人の肺を守っている。
15.放射性物質を吸着する
1986年のチェルノブイリ原発事故のとき、子どもたちの健康を守るために、クリノプチロライトという天然ゼオライトを使ったクッキーが配られた。
その後の研究で、さらに驚く結果が出た。ゼオライトと低pH活性炭を組み合わせると、放射性物質の吸着力が飛躍的に上がったのだ。
冷蔵庫の脱臭剤と原発事故の研究に、同じ素材の名前が並ぶ。活性炭の守備範囲は、私の想像を軽く超えていた。
体の中をスッキリさせたいなら、活性炭と並んで「クロレラ」も候補に入る。私も重金属のデトックスにクロレラを使っている。デトックスに加えてコレステロールや血糖値への働きも期待できるので、目的に合わせて使い分けよう。


活性炭サプリの副作用とデメリット


活性炭を短い期間だけ使うなら、大きな副作用の報告は少ない。副作用が出るとしたら、主な症状は次の3つだ。
- 吐き気
- 嘔吐
- 便秘
3つの症状の多くは一時的だ。とはいえ症状が続くなら、無理せず活性炭をやめておこう。中でも気をつけたいのは便秘だ。便秘がちの人は便秘が悪化することがあるので、先に便秘を片づけてから使うのが正解だ。
私はもともとお腹がゆるいタイプで、便秘で困ったことはほぼない。それでも活性炭を飲む日は水を多めにとる。便秘知らずの腸でも、水だけはケチらない。飲むのも毎日ではなく、必要な日だけに絞っている。この2つを守っていて、困ったことは特にない。

活性炭を飲んだあとの便は、ほぼ確実に黒い。知っていたのに、初回はトイレで二度見した。黒いのは吸着した証拠で、副作用でもなんでもないぞ。
私が活性炭サプリを飲むタイミング(焼肉・飲み会・お腹の張り)


15の効果を読んで「で、結局いつ飲めばいいの?」と思ったなら、その疑問は正しい。効き目の幅が広いサプリほど、出番はかえって見えにくくなる。
先に答えると、私が活性炭を飲むのは、食べたものをリセットしたい日の夜だ。食後すぐでも食間でもなく、寝る前に飲んでいる。一般人の私が日常で活性炭を使う場面は、次の8つになる。
- 外食するとき
- 加工食品を摂取したとき
- お腹がゴロゴロするとき
- おならがクサイとき
- 食べすぎたとき
- お酒を飲みすぎたとき
- デトックスしたいとき
- ダイオフ症状を和らげたいとき
効果を全部拾えば、場面はもっと増える。ただ、毎日の暮らしで出番が来るのは、ほぼこの8つだ。
中でもいちばん多いのは、焼肉や唐揚げで脂をガッツリとった夜だ。私は脂っこいものを食べるとTゾーンがすぐ荒れる体質なので、そういう日は寝る前に活性炭を飲んでおく。
寝る前まで待つのは、ほかのサプリを守るためだ。私は1日に数十種類のサプリを飲んでいる。活性炭は要らないものと一緒に、ほかのサプリまでくっつけて体の外へ連れ出してしまう。
だから夕食後のサプリから2時間は必ずあけている。夜遅くまで食べた日は2時間を待てないので、ほかのサプリは我慢する。飲むのは活性炭やベルベリンのような食べすぎた日用のリセットサプリだけだ。
「最初から脂を控えればいいのでは?」という声が聞こえる。正論だ。ただ、シャウエッセンの袋を開けた私が2本で止まった夜は、記憶にない。
唐揚げとシャウエッセンをやめられない意志の弱さの帳尻を、私は活性炭で合わせている。続かない我慢に賭けるより、続けられる手段を選ぶ。私が食事制限より活性炭を選ぶ理由は、そこにある。
体に入れるものを減らすという発想は、飲み水にもそのまま使える。水道水に含まれる発がん性物質のトリハロメタンは、浄水器で除去できる。白湯づくりのために長時間沸騰させる必要もなくなる。


活性炭サプリは「ココナッツの殻」由来のものを選ぶ


活性炭の原料はざっと次の4つだ。
- 竹
- 木(硬材)
- くるみの殻
- ココナッツの殻
選ぶなら「ココナッツの殻」由来の活性炭一択だ。
理由はシンプルで、4つの中で吸着力がいちばん強いのがココナッツの殻由来だからだ。ココナッツオイルを塗るとおでこにニキビが爆増する私でも、殻から作った活性炭は手放せない。
デトックスとしての活性炭サプリの飲み方


活性炭はどれだけ飲めばいいのか。デトックスが目的なら、私の答えは1回1000mgだ。
具体的には、100%ココナッツ殻由来の活性炭「ココナッツチャコール」を2カプセル、1回でまとめて飲む。
飲むタイミングは食後が基本だ。出番になりやすい場面ごとに並べると、次のとおりになる。
- 外食したとき→食後
- 加工食品を食べたとき→食後
- お腹がゴロゴロするとき→食後
- おならのにおいがきついとき→食後
- 食べすぎたとき→食後
- お酒を飲みすぎたとき→食後
矢印の先は6つとも「食後」。並べた本人が見ても芸がない。とはいえ、どれも口に入れたあとに起きる困りごとなので、食後に飲むのが筋だ。
私が寝る前に飲むのも、夕食後の延長だ。例外はデトックスしたい日と、ダイオフの反動をやわらげたい日。食前か食後かは気にせず、飲むべきだと思ったときに飲んでいい。
【重要】薬や他のサプリメントとの間隔を2~3時間空ける
ここだけは守ってほしい。活性炭は薬やほかのサプリと同じ時間に飲まない。
理由は活性炭が毒素と栄養を見分けてくれないからだ。強い吸着力で、処方薬やビタミン、ミネラルのような体に必要なものまでくっつけてしまう。
だから、活性炭と薬・サプリの間は2〜3時間あける。時間をずらせば、先に飲んだものが体の中を通っていく時間を確保でき、活性炭とくっつかずに済む。
例えば15時に薬やサプリを飲んだなら、活性炭は17〜18時まで待つ。活性炭の力を借りつつ必要な栄養もしっかり取りこむために、飲む時間には細心の注意を払おう。
コスパ最強の活性炭サプリはこれ!


コスパと原料の両方で選ぶなら、私の答えは「Nature’s Way, 活性炭、560mg、360粒」だ。原料は吸着力のいちばん強いココナッツの殻を100%使っている。
活性炭は外食や唐揚げの夜に出番が来るサプリだ。出番が多い人ほど、1粒の値段がじわじわ効いてくる。帳尻合わせの道具が高くついたら、肝心の帳尻が合わない。
財布に余裕があるなら「Enzymedica, Purify(ピュリファイ)、活性炭プラス、60粒」も候補に入る。ココナッツ由来の活性炭に、ショウガや酵素といったデトックスの効果を底上げする成分を足した1本だ。配合を組んだのは、自然療法の権威として知られるマイケル・マレイ博士である。
ただし1日2粒飲むと50円以上かかり、Nature’s Wayのざっと2〜4倍になる。毎日の常備品として、万人にすすめられる値段ではない。私は数日間だけ集中して攻めると決めたときの1本だと考えている。

普段使いは「Nature’s Way, 活性炭、560mg、360粒」、数日間の集中デトックスなら「Enzymedica, Purify(ピュリファイ)、活性炭プラス、60粒」。2本で役割を分けると無駄がない。
活性炭を毎日の食生活にとり入れる6のアイデア


活性炭はカプセルのまま水で流しこめば済む。手軽ではある。ただ、黒い粒を飲みこむだけの作業は正直味気ない。
そこで私は活性炭をいつもの食べ物に混ぜてしまう。やり方はカプセルを開けて、中の黒い粉を足すだけだ。
活性炭と相性のいい食べ方は、次の6つだ。
- スムージー:アサイーやブルーベリー、バナナ、ほうれん草、アーモンドミルクをミキサーにかけ、活性炭を適量足す
- レモネード:レモン汁と水、砂糖(または天然甘味料)に活性炭を適量足し、よく混ぜてデトックスドリンクにする
- アイスクリーム:ココナッツミルクやアーモンドミルクがベースのヘルシーなアイスに混ぜ、デトックスできるデザートにする
- ヨーグルト:プレーンヨーグルトに活性炭を混ぜ、フルーツやナッツと一緒に食べる
- おからパウダー:活性炭と混ぜておき、栄養価の高いトッピングとしてスムージーやヨーグルトにかける
- コーヒー:もともとデトックス効果のあるコーヒーに足して、働きを後押しする
活性炭は見た目こそ派手に変えるが、味はほとんど変えない。白いヨーグルトも、混ぜたそばから黒く染まっていく。色が変わらないのは、もとから黒いコーヒーくらいだ。
コーヒーと活性炭は、中身の面でも相性がいい。全体の50%以上を占める質の低いコーヒーは、カビ毒(カビが作る毒素)に侵されている可能性が高い。1日3杯飲む私にとって、活性炭でコーヒーそのものを解毒できるのはありがたい。
食べ物に混ぜても、飲み方の決まりは変わらない。サプリや薬とは2〜3時間ずらし、長く毎日ではなく外食や脂っこい食事が続いた日にだけ使う。
私がいちばんよく使うのはヨーグルトだ。レシピは「ヨーグルト+イチゴ+オリゴ糖+活性炭」で、名付けて「デトックスヨーグルト」。名前にひねりはない。


味はマジでうまい。活性炭が入るとオリゴ糖の甘さにコクが加わり、ただ甘いだけのヨーグルトで終わらない。
活性炭サプリのよくある質問
活性炭サプリを買う前に引っかかりやすい疑問は、次の2つだ。
- サプリメントに活性炭は使える?医薬品の薬用炭とは何が違う?
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活性炭はサプリメントにも使える。薬用炭もサプリの活性炭も中身は活性炭で、違うのは医薬品か食品かという扱いだ。
日本の薬用炭は日本薬局方(国が定めた医薬品の規格書)に載っている医薬品だ。下痢やお腹にたまったガスの吸着、薬物中毒の解毒といった治療に使われる。医薬品なので、使うなら添付文書や医師・薬剤師の指示どおりに飲む。
一方、アメリカのメーカーが作る活性炭サプリは、ダイエタリーサプリメント(食品のサプリ)として売られている。ラベルに「Dietary Supplement」とあれば食品の扱いだ。脂っこい食事が続いた日などに、自分の判断で使える。
- チャコールクレンズと活性炭サプリは何が違う?
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チャコールクレンズと活性炭サプリの違いは、炭の種類と1回分の量に出る。チャコールクレンズとして売られている商品は、炭の粉をほかの成分と合わせて飲みやすくしたものが多い。使う炭も、竹炭やココナッツ殻など商品ごとに違う。
まず原材料表示で、炭が「活性炭」と書かれているかを見る。活性炭は炭をさらに高温で処理して、毒素を吸着する細かい穴を増やしたものだ。竹炭の粉が入っていても、活性炭とは限らない。
次に、1回分に炭が何mg入っているかを確かめる。量の表示がない商品は、活性炭サプリと比べようがない。カプセルなら開けて食べ物に混ぜることもできるので、私はわざわざドリンクを選ぶ理由を感じていない。
炭の種類で迷ったら、私が選ぶのはココナッツ殻の活性炭だ。
おわりに:活性炭でスッキリとした毎日を!


パートナーに中身を聞かれ「炭」とだけ答えて心配された私と違い、ここまで読んだあなたは続きを言える。活性炭は古くから解毒に使われてきた炭で、体に吸収されず、要らないものをくっつけて外へ出す。
私が活性炭を手に取るのは焼肉や唐揚げで脂をガッツリとった夜と、外食や加工食品が続いた日だ。毎日ではなく必要な日だけ、寝る前に多めの水と一緒に飲む。
ひとつだけ持ち帰ってほしいのは、薬やほかのサプリと2〜3時間ずらすことだ。活性炭は毒素とビタミンを見分けず、まとめてくっつけてしまう。
さいごに、活性炭の詩をあなたに送る。書いた当時の私は本気だった。今も少し本気だ。
活性炭よ、黒く澄んだ魂よ
遥か昔から変わらぬ解毒の勇者
体に溶けこむことなく
要らないものを抱えて去っていく
焼肉の夜、唐揚げの夜
君は黙ってくっつけて出す
ただ毒素とビタミンの区別はつかない
だから私は時間をずらして君を呼ぶ
次の焼肉の夜に備えて、まずは「Nature’s Way, 活性炭、560mg、360粒」を1本、家に置いておこう。
免責事項:この記事は情報提供を目的としたもので、医学的なアドバイスではありません。記載内容は厚生労働省の評価を受けたものではなく、紹介している製品は病気の診断・治療・予防を目的としたものではありません。持病のある方、通院中・服薬中の方、新しい健康法を取り入れる前には、医師などの専門家にご相談ください。




