- コーヒーを毎日飲んでいる
- 低品質なコーヒーに含まれる「カビ」について知りたい
- カビが入っていないコーヒーを知りたい
コーヒーは私たちの日常に多くの健康効果をもたらします。
実際、コーヒーを飲む人は高いパフォーマンスを発揮し、集中力や記憶力、運動能力の向上が期待できます。(詳しくはこちら)
しかし、この素晴らしい飲み物には悪魔がひっそりと潜んでいます。
それが、品質の低いコーヒー豆に含まれるカビ毒「オクラトキシンA(OTA)」です。
「オクラトキシンA」は、真菌毒素で発がん性を持ちます。コーヒーを飲んでも頭がシャキっとしない、疲れやすいといった問題が起こる場合はこれが原因かもしれません。
このカビ毒は、とくに集中力や思考力に影響を与えるため、コーヒーを自分の健康や覚醒ツールとして活用するためには、何よりもカビ毒のない豆を選ぶことが肝心です。
そこで本記事では、低品質なコーヒーとはどのようなものなのか、また、カビのないコーヒーを選ぶコツをレクチャーします。その後、あなたのコーヒー選びの参考になるよう、私が普段愛用している「カビなしコーヒー」を3つ紹介します。
正しいコーヒーを選べば、あなたの体調はすこぶる良くなり、本来の思考のキレを取り戻すことも可能です。この記事が、あなたの最高なコーヒータイムを提供できれば幸いです。

本当に頭をすっきりさせたいなら、休憩時に安易に缶コーヒーを買うのはやめよう!
低品質なコーヒーにはカビ毒「オクラトキシンA(OTA)」が含まれている


「オクラトキシンA(OTA)」は、保存状態が悪い、または湿度が高い環境で育った低品質なコーヒー豆には、ほぼ確実に含まれます。
OTAには、体重増加、心筋症、がん、高血圧、腎臓病、免疫システムの低下、自律神経の乱れ、さらにはDNAの損傷など、多くの健康問題を引き起こす可能性があります[*]。
このカビ毒は、驚くほどの耐性を持ち、焙煎してもOTAの52%が生き残るという研究[*]もあるほど。完全に消し去ることは難しいのです。
そしてここからが衝撃的事実。日本では、アフラトキシンというカビ毒に関しては厳重に規制していますが、オクラトキシンA(OTA)には基準が設けられていないのが現状です。(アフラトキシン・オクラトキシンAはカビ毒の種類)
実際、ある研究では、91.7%のブラジル産コーヒー生豆がカビに汚染されていることが明らかになりました。元々カビ毒に侵されているコーヒー生豆は、加工される前にさらにカビが増えます。
別の調査では、コーヒー生豆の52%と、醸造されたコーヒーのほぼ半分がカビていることが判明しました。
しかも、元々カビ毒に侵されているコーヒー生豆は、加工される前にさらにカビが増殖するのです。
私たちのほとんどがカビを定期的に、かつ大量に摂取している悲しい現実。
こういったカビ毒から逃れるには、カビがない清潔なコーヒーを飲むことでしか回避できません。
コラム:日本でOTAの基準が設定されない理由
OTAの基準値が日本で設定されていない理由は、”日本人の摂取量の実態”から、「問題なし」とされているかららしいです。
じゃあ、その摂取量の実態とは?
全日本コーヒー協会と国際コーヒー機関(ICO)の2022年7月調べによると、日本人のコーヒー消費量は年間約340杯で、1日あたりでは1杯に満たないペースです。
つまり、逆に言えば、コーヒーを毎日2~3杯飲む人は、この基準を超えているということ。



これって、コーヒー好きなら余裕で超えちゃうよな…。早く規制してくれ!!
カビなしコーヒーを自力で探すときに意識したい項目


「カビなしコーヒー」を探すときに意識するべき項目は以下の通りです。
- 品質重視の選択:品質が高いコーヒーを選ぶことがカビ問題を避ける鍵。
- トレーサビリティ:いつどこで、誰がどのように作ったかわかる仕組み。高品質なコーヒーを扱っている自信がある店舗の証明のようなもの。
- シングルオリジンコーヒーの選択:単一農園や特定の品種からの豆は、品質管理が徹底されていること。
- ハンドピックされた豆の選択:職人が手作業で良い豆を選び出すハンドピック製法を採用していること。
- 小規模店舗の利用:個々の豆への細かな注意と品質管理が行われる小規模店舗を選ぶこと。
- 南米や中南米の高地栽培豆の選択:これらの地域の豆は風味豊かでカビリスクが低いこと。
- 有機認証(オーガニック)の確認:化学肥料や農薬に依存しない栽培方法でカビ発生のリスクを低減していること。
- フェアトレード製品の選択:社会的に責任ある生産方法を支持することで、持続可能な農業を促進し、品質の高いコーヒーを選ぶこと。
これらの項目が当てはまっている企業ほど信頼度が高いと言えます。



ここからは上記の基準に沿って決めた、私が個人的に利用している「高品質なカビなしコーヒー」を中心に紹介する。気になったものを利用してみてくれ。
アイハーブでおすすめなカビなしコーヒー2選


アイハーブでおすすめなカビなしコーヒーは2種類あります。
- BulletProof
- BUBS Naturals,The Challenger Single Origin
どちらもカビ毒に対する熱い情熱がある信頼できる企業です。金額自体もほとんど同じですので、順番に試されることをおすすめします。よくわからないよって方は「カビなしコーヒー」として定評のあるBulletProof社製のものから試されるといいでしょう。
BulletProof(バレットプルーフ)
味 | ・ミディアムロースト(豆) ・ミディアムダークロースト(豆) ・ミディアムロースト(粉) ・ミディアムダークロースト(粉) |
---|---|
参考価格 | ¥2,719(¥80/杯) |
内容量 | 340g |
Bulletproofは、バイオハッカーの先駆者である「デイヴアスプリー」氏の会社です。彼らが創り上げた「完全無欠コーヒー」は、「カビ毒」への執念が強く、独自に開発した「Bulletproofプロセス」を通じて無毒コーヒーを実現しました。
熱帯原産の100%アラビカ豆だけを厳選し、高地で栽培された品質の高いコーヒー。さっぱりとクリーンな味わいですので、1日の始まりにベストです。
なお、朝の活動力が抜群に上がる「完全無欠コーヒー」(デイヴアスプリー氏考案)の作り方は、以下の記事から学ぶことができます。


BUBS Naturals(バブズナチュラルズ)
BUBS Naturalsの「The Challenger Single Origin」コーヒーは、「Whole 30 Approved」、「USDA Organic、Fairtrade認証」を受けており、イースト、カビ、OTAがないことを認定された第三者機関でテストされています。
メキシコのチアパス地方から選ばれた特別なオーガニックのグリーンコーヒー豆を使用し、コーヒーは豊かな風味と高い品質、優れたトレーサビリティ(追跡可能性)で知られています。南カリフォルニアで焙煎され、時間と温度の組み合わせにも自信あり。
風味については、特有の赤いチェリー、柑橘、ヘーゼルナッツ、ダークチョコレートが感じられます。
公式サイトでおすすめなカビなしコーヒーは「珈琲きゃろっと」


コーヒー | グアテマラ・ラ・クプラ農園、コスタリカ・モンテ・コペイ エル・エンシノ農園マンデリン・スマトラタイガー(※定期購入サービス仮予約の無料特典) |
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内容量 | 各200g(合計600g)、約60杯分 |
豆の状態(選択可能) | 豆のまま、中細挽き(ペーパードリップ、コーヒーメーカーなど)、極細挽き(エスプレッソ)、粗挽き(パーコレーターなど) |
付属品 | 淹れ方や保存方法の説明書、店舗紹介の冊子、コーヒー豆のプロフィール、コーヒー豆の挽き具合サンプル |
税込価格 | 2,138円(送料無料) |
1杯単価 (10g計算) | 約36円 |
特記事項 | 完全返品保障付き |
珈琲きゃろっとは、北海道恵庭市にあるコーヒー専門店で、カフェの運営も行っています。(私の地元とかなり近い!!)
この店舗のコーヒーにカビが入っていない理由としては、シングルオリジン、2度にも渡るハンドピック、小規模農園との提携、トレーサビリティの徹底。このへんから考察できます。
彼らは国際品評会で入賞するクラスの高品質コーヒーを提供し、収穫から1年以内の鮮度の高い生豆を使用。そして、欠点豆を手作業で取り除く「ハンドピック」を2回行っています。ハンドピックは手間やコストが掛かりすぎるので、2回も行っているコーヒー屋はほとんどありません。
ほかにも、世界初の「熱量測定システム」を備えた焙煎機で加工していることで有名です。公式ページを見るとわかるとおり、こだわりが盛り盛りすぎます。
これらの技術と熱意が評価され、ローストマスターズチャンピオンシップやエスプレッソブレンドチャンピオンシップなど、数々の受賞歴があるほど。
にもかかわらず、約67%OFFで購入できるお試しセットは、1杯約36円という圧倒的なコスパでスペシャルティを楽しむことができます。


Amazonでおすすめなカビなしコーヒーは今のところ「無し」


結論からいうと、個人的にAmazonでおすすめしたいカビなしコーヒーはありませんでした。
ちなみに、「カビなし コーヒー」で1件だけヒットしました。(以下)


しかしまあ、こちらのコーヒー、いろいろと謎が多いです。
- どこの農園で作られているかわからない
- ハンドピックされているのかどうかわからない
- 流行りに乗っかっている感が否めない
とくに、私が生涯の師匠として尊敬しているデイヴアスプリー氏の完全無欠コーヒー(バターコーヒー)に乗っかっているように見受けられたのがマイナスポイント。本家よりも1杯あたりの金額が高いのも納得いかない!という完全個人の感想です。
でも、Amazonでは”高品質なインスタントコーヒー”を購入するときなら便利


私がAmazonでコーヒーを購入するのはもっぱらインスタントコーヒーです。
確かにインスタントコーヒーにはカビ毒が含まれるリスクがありますが、その便利さは否定できないところ。だからこそ、賢く利用するために、カビ毒の少ない、新鮮で高品質なインスタントコーヒーを選ぶことが重要です。
例えば、ある商品がカビレベル「100」であれば、別の商品は「30」である可能性があります。そのため、品質を見極めることが、インスタントコーヒーを選ぶ際の鍵となります。
ここでは、毒素レベル「30」くらいかなと考察したコーヒーを「カフェイン入り」と「カフェインレス」どちらも紹介していきますね。
カフェイン入りインスタントコーヒー


- 高品質な原材料:このインスタントコーヒーは、コロンビア共和国サンタ・マルタ産のアラビカ種生豆のみを使用しています。サンタ・マルタのシエラネバダ山で栽培されたコーヒー豆は、大粒であり、豊かな香りを持つことが特徴です。
- 持続可能な農業と社会貢献:有機JAS認証を取得しているだけでなく、自然を守りながら栽培する持続可能な農業に配慮しています。
- コロンビア国立コーヒー生産者連合会(FNC)とのパートナーシップ:FNCは、コロンビアの50万世帯を超えるコーヒー生産者を代表する組織として、生産者自らの手によって設立、運営されていることから、品質が高いとされています。


- 厳選された高品質な原材料:マウントハーゲンは、標高1,000メートル以上の畑で高地栽培されたアラビカ種コーヒー豆のみを使用しています。これにより、深みのある味わいと香りが保たれ、高品質なコーヒー体験が実現されています。
- オーガニックとフェアトレード認証の取得:このブランドのコーヒー豆は、オーガニックJAS認証および国際フェアトレード認証を受けたもののみを使用しています。これは、持続可能な農法を採用し、生産者への公正な価格が保証されていることを意味し、品質だけでなく生産者の福祉にも配慮していることを示しています。
- 熟練の製造プロセス:完熟した豆のみを天日で自然乾燥させ、長時間発酵し深入り焙煎することで、豆本来の複雑なアロマを最大限に引き出しています。この丁寧な製造プロセスは、豆の味わいを引き立てると同時に、高品質なコーヒーの提供を可能にしています。


- オーガニック&フェアトレード認証:厳しいオーガニック基準をクリアし、フェアトレード認証を受けた手摘みされたアラビカ豆100%を使用していることは、環境への配慮と生産者の公正な扱いを意味しています。
- 高地栽培アラビカ豆の使用:最上級の高地栽培アラビカ豆を100%使用している点は、栽培環境の利点を生かした高品質なコーヒー豆を保証しています。高地での栽培は、豆の風味を豊かにし、より滑らかな味わいを生み出します。
- ハンドドリップ風の香り豊かな味わい:世界各地の厳しい基準をクリアした原料を使用し、ハンドドリップしたような香り豊かなインスタントコーヒーを提供している点は、インスタントでありながらも本格的なコーヒー体験が期待できることを示しています。
カフェインレスインスタントコーヒー
カフェインレスも同じメーカーのインスタントコーヒーがおすすめです。理由は前述したとおりですので、説明は省略させていただきます。









基本的には、「100gあたり1000円以上」の「オーガニックコーヒー」を選べばいいものが見つかりやすいぞ。
自分で低品質なコーヒーを見分る3つの方法


一般的に、以下は低品質なコーヒーとされています。
- デカフェコーヒー
- 安すぎるインスタントコーヒー
- 缶コーヒー、ペットボトルコーヒー
- 粉で売られている安いレギュラーコーヒー
これらを摂取しないためには、以下のポイントを意識してみるといいでしょう。
- 自分の舌(味蕾)を信じてブラックコーヒーの味を確かめる。
- 缶コーヒー、インスタントコーヒー、安すぎるレギュラーコーヒーを避ける。
- デカフェコーヒーは基本避ける。飲むならこだわる。
1つずつ説明しますね。
自分の舌(味蕾)を信じてブラックコーヒーの味を確かめる。
意外と頼りになるのがあなたの舌(味蕾)です。
ブラックコーヒーがマズいかどうかを、自分の舌に聞いてみましょう。
例えば、ブラックコーヒーの味が、金属的なエグ味を感じたりした場合は、カビによる影響である可能性があります。(たまに口がゆがんでしまうような味がするブラックコーヒーありませんか?)
注意してほしいのが、たっぷりの砂糖、香料、牛乳やミルクなどで味付けされたコーヒーです。
これらは、低品質なコーヒーを「無理やり美味しく加工したケース(品質を味でごまかしてる)」がほとんどです。私たちの味蕾というセキュリティが「お前は美味い!!通れ!」と錯覚するほどの技術。
この技術にはスゴイとしかいいようがありませんが、そこに騙されないでください。



本当に美味しいコーヒーはそのままでも最高な気分を味わえる。カフェオレも、ちゃんとした豆で作れば、砂糖や香料をドバドバ入れなくても爽やかな甘みのあるものがつくれる。
缶コーヒー、インスタントコーヒー、安すぎるレギュラーコーヒーを避ける。
缶コーヒー、インスタントコーヒー、安すぎるレギュラーコーヒーは避けたいところです。
このようなコーヒーの状態は、欠点豆を調べることができません。
欠点豆・・・焙煎前に「取り除かないとコーヒーの風味に悪影響を与える不良豆」のこと
欠点豆の例として、変形豆、潰れ豆、貝殻豆、生育異常豆、発酵豆、黒豆、カビ豆、虫食い豆、死豆、はがれ豆があります。


大手のコーヒーメーカーは自動焙煎機でいっきにコーヒー豆を加工しているため、このような欠点豆が一定量混入しています。(欠点豆の数も、品種改良により減ってきているらしいです)
でも、「加工されたコーヒー」だと、我々が欠点豆を知る術はありません。だから、なるべくコーヒー豆の状態で買うことをおすすめします。



とはいえ、手軽にサクっとカフェインを摂取したいときは、私も市販のペットボトルコーヒーを飲むことがある。
減らしたいことに変わりはないが、便利であることも否定できない。だから結局バランスが大事だな。
デカフェコーヒーは基本避ける。飲むならこだわる。
コーヒーの味は好きだけどカフェインは摂りたくない人に人気の「デカフェコーヒー」。実は、これも危うい。
なぜなら、デカフェコーヒーは、通常、低品質の豆が使われることが多く、これらの豆はカビ毒に感染しやすい傾向にあるからです。これは、カフェイン抜きのプロセスでよく使われるスイスウォータープロセスでも同様です。
しかも、カフェインには本来、カビ毒素に対する保護効果があるため、カフェインを取り除くことで、カビ感染のリスクがさらに高まります。
今までカフェインという盾が防御力50くらいあったとして、それがデカフェによって防御力0になることを想像してください。
ほかにも、デカフェコーヒーは抗酸化力も低く、慎重に処理されていない場合、カビ毒素や他の有害物質が含まれている可能性が高くなります。
つまり、「コーヒ好きの妊娠女性がカフェインの摂取を避けるためにデカフェコーヒーを飲む」という行為は、カビ毒の観点からいえばNGである可能性があるということ。
もしデカフェ製品を選ぶ際は、その製法や品質に細心の注意を払いましょう。



のちほど、安全なデカフェコーヒーも紹介するから参考にしてくれ。
おわりに:「カビなしコーヒー」で健康的な覚醒を手に入れよう!


コーヒーという素晴らしい飲み物は、私たちの能力を底上げする1杯です。集中力を高め、記憶力を向上させるなど、コーヒーの健康効果は計り知れません。
しかし、低品質なコーヒーには陰湿な敵「オクラトキシンA(OTA)」が含まれています。
この毒素は、まるで悪の科学者が生み出したかのように、私たちの集中力を奪い、疲労感を引き起こします。、もう恐れることはありません!カビのない高品質なコーヒー豆を選ぶことで、この毒素の魔の手から逃れることができるのです!
あなたも、本日紹介した、「BulletProof」や「BUBS Naturals」や「珈琲きゃろっと」といったブランドは、未知のウイルスと戦う科学者のような熱意を持ち、上質なコーヒー豆をあなたに提供してくれます。
選ぶコーヒー豆を変えるだけで、あなたの毎日は一変します。体調が向上し、思考が鮮明になることでしょう。この記事が、皆さんの体内からカビを一掃し、毎日をより豊かで活力あるものに変えるお手伝いができれば、これ以上の喜びはありません。