- MCTオイルの選択に迷ったら「C8タイプ」を選ぶべし。
- MCTオイルの主な効果は「ダイエット」「脳力向上」「腸の強化」「スタミナ強化」。
- 初心者は小さじ1杯から始め、徐々に増やすべし。
本日は最強の食用ガソリン「MCTオイル」について解説します。
このオイルの凄さはたくさんあります。
代表的な効果の1つは、体に素早く吸収されてエネルギーに変わってくれることです。極端に言えば、まるでスーパーマンのように「エネルギー全開!」となるわけです。
さらに、脳機能をサポートする効果もあります。つまり、これを飲むと、シャーロック・ホームズのような推理能力が身につくかもしれません。あとは、痩せやすい体質に変化したり、腸内環境の味方になったり…。
本日は、とにかくヤバイMCTオイルの効果を、科学的根拠に基づいて解説していきます。そのあとに、MCTオイルのおすすめ商品と摂取方法、注意点をまとめてお伝えしていきます。
この記事を通じて、あなたの脳が活性化して毎日がエネルギーに満ち、最高の体型を目指せますように。
この記事は「MCTオイル完全マニュアル」。私は毎日MCTオイルを摂るようになってから朝食を必要としなくなり健康的に痩せることができた。これは、【朝の秘密兵器】バターコーヒーの作り方【集中力と痩せ体質を手に入れる】で参照してくれ。
MCTオイルが持つ4つの効果
MCTオイルは、ダイエットや脳のパワーアップに欠かせない油です。MCTオイルは、他の油と違って、体に入るとすぐにエネルギーになります。MCTオイルには、以下のような素晴らしい効果があります。
- 痩せやすい体質になる
- 脳がパワーアップ !
- 腸を強化する
- スタミナが上がる
1つずつ見ていきましょう!
正直なところ「スタミナが上がる」は実感していない。でも他の3つはかなり実感がある。
痩せやすい体質になる
アナタが体を引き締めたいと願うなら、その答えはMCTオイルにはあるかもしれません。あなたの慢性的な「腹ペコ体質」に終止符を打つ時が来ました。
MCTオイルは、飢餓ホルモンであるグレリンを抑制し、満腹感を与えるホルモンであるコレシストキニン(CCK)を増加させます[*]。つまり、お腹がすきにくい体質になるということです。
ほかにも、MCTオイルは、体内でケトン体という物質に変わります。ケトン体は、炭水化物が不足したときに、脳や筋肉にエネルギーを供給する役割をします。ケトン体が増えると、代謝が上がり、体脂肪が燃焼しやすくなります[*][*]。
まとめるとこうだ!
MCTを摂ることで、
①食欲が減って痩せる。
②満腹感があるから痩せる。
③ケトン体が増えて代謝が上がって痩せる。
脳がパワーアップ !
MCTオイルはあなたの脳まで魔法のように変えてしまいます!イメージしてみてください。2人目のアインシュタインを目指すときがきました。
MCTオイルは、ケトン体を生成することで、脳にエネルギーを直接届けます[*]。これは、血糖値の変動に左右されない安定したエネルギー源です。そしてケトン体は、血液脳関門を通過して脳細胞の燃料源として使用できます[*]。
結果的にMCTオイルをとることは認知機能や記憶力をアップさせることが期待できると言うわけです。
ほかの研究も見ておきましょう。
- 2018年の研究[*]:MCTオイルは脳に必要な燃料を供給し、脳細胞がアルツハイマー病に負けずに生き残る可能性があることがわかった。
- 2018年の研究[*]:軽度から中等度のアルツハイマー病の人々が、毎日30gのMCTサプリメントを摂取したところ、脳内のケトン体の使用量が増加しました。彼らの脳は、MCTを摂取している健康な若年層と同様の割合でケトン体を使用しました。
- 2019年の研究[*]:12件の研究のメタアナリシスによると、MCTはアルツハイマー病の認知機能改善を促進する可能性があることがわかった。ただし、より強力なエビデンスが必要であるとも指摘されている。
健常者であれば脳力がUP。アルツハイマーなどの病気の場合はその進行を防いだり改善したりする盾となる。
腸を強化する
腸内壁の保護機能が十分に発揮されていない場合、毒素、細菌、食べかすが腸を通過して血流に入る「リーキーガット」になりかねません。
2016年に発表された論文によると、消化管内のMCTはイースト菌、バクテリア、カンジダなどの毒素や細菌が血流に入るのをブロックすることがわかりました[*]
【保存版】腸内のカンジダ菌を除菌するための天然抗菌剤リスト【食品、サプリ】でも、MCTオイルが活躍するということはカンタンに説明していますが、それを裏付けるような研究ですね。
ほかにも、MCTオイルは、善玉菌の増加や悪玉菌の減少に寄与することで、胃腸の粘膜を修復するのに役立つことがわかっています[*]。
これらの作用により、腸の粘膜を守り、消化器系の疾患を予防します。
確かにMCTオイル入りのバターコーヒーを始めてから腸の不調が減ったような気がする。
スタミナが上がる
MCTオイルが私たちのスタミナ向上に役立つとしたらどうでしょう?もしかしたら、MCTオイルをサッと飲むだけで、私たちはみんなマラソン選手になれるかもしれません。
研究例は以下のとおり。
- MCTオイルが高強度インターバルトレーニング(HIIT)中に長時間される血中乳酸を減らす効果があるとわかりました[*]。これは、運動後の苦痛を軽減する秘密の武器となることを意味します。
- 2009年に行われた研究では、MCTを含む食品を2週間食べた人々は、高強度の運動をより長時間行うことができました[*]。これは、エネルギー生成のための脂肪酸の利用が増加するため、エネルギー生成のための炭水化物の利用が抑制された影響があるとされています。
- ある研究では、MCTを豊富に含む食物を4週間摂取したマウスは、長鎖トリグリセリド(LCT)を与えられたマウスと比較して、水泳テスト中により高い持久力と水泳能力を発揮しました[*]。
運動している人はMCTオイルをリュックに忍ばせておくといいだろう。私は100均のプッシュ式のボトルに入れてるぞ。
MCTオイルの正しい選び方
MCTオイルは一般的にココナッツオイルやパーム油から抽出されます。 そして、その主成分が中鎖トリグリセリド(MCT)と呼ばれるものなんです。
では、「中鎖」とは何を意味するのでしょうか?
実は、トリグリセリドには短鎖(SCT)、中鎖(MCT)、長鎖(LCT)の3種類があります。これはそれぞれ「鎖(チェーンの長さ)」だと思ってください。この長さがエネルギーへの変換速度に影響を与えるというわけです。
例えば、MCTオイルには、C6(カプロン酸)、C8(カプリル酸)、C10 (カプリン酸)、C12(ラウリン酸)といった4種類あります。
なかでも、C8とC10が最もエネルギー変換効率が高く、特にC8はココナッツオイルよりも4倍多くのケトンを生成します。燃焼が期待できます。
じゃあ、なんでC6とC12はビミョーなのか。
C6はエネルギー変換速度こそいちばん早いのですが、早すぎるゆえに、口にすることですぐに下痢や胃の不調を起こします。つまりC6を抽出しても食用グレードとして使えません。
C12は体がそもそもMCT(中鎖)として認識してくれません。あくまでもLCT(長鎖トリグリセリド)という扱いを受けます。
上記のような理由から、最も効果的なMCTオイルは、1位がC8、2位がC10なのです。
ただし、C8はC10よりも効果が高いけど値段も高いので、予算に余裕がある方はC8タイプを選んでください。安く済ませたい方はC8とC10の混合タイプを選んでください。C10タイプだけのものですと、「こだわっていない粗悪品」が増えてきて商品の判断が難しくなるのでどちらかにしておきましょう。
ただし、MCTオイルは小さじ1杯なら毎日飲んでも80~100日ほど持つ。つまりコスパがいい。だからとことん質にこだわっても損はしないと考えている。逆に粗悪品の油を100日飲む健康被害のほうがよっぽど損だ。
おすすめのMCTオイル3選
iHerbならこの3つが代表的です。
商品名 | Sports Research, オーガニック中鎖脂肪酸トリグリセリドC8オイル |
参考価格 | ¥4,273(1mlあたり9.0円) |
内容量 | 473ml |
商品名 | BulletProof, MCTオイル |
参考価格 | 2607円(1mlあたり5.5円) |
内容量 | 473ml |
商品名 | BulletProof, Brain Octane(ブレインオクタン)C8 MCTオイル |
参考価格 | 4060円(1mlあたり9.8円) |
内容量 | 414ml |
Amazonで買うならこの2つがメジャーです。
C8単一タイプ
C8単一タイプ
私はいつも「BulletProof, Brain Octane(ブレインオクタン)C8 MCTオイル」。なんせ崇拝している最強のバイオハッカー「デイヴアスプリー」の自信作だからな。
MCTオイルを摂取する際の注意点
MCTオイルは、消化の必要がなく素早く胃を通り抜け、腸へたどり着きます。その際に、腸内の濃度が濃くなるため、はじめのうちに摂りすぎると下痢や腹痛を引き起こす可能性があります(浸透圧性の下痢)。
そのため、MCTオイルが初めての方は小さじ1杯程度を摂取することから始め、徐々に摂取量を増やしていくことをおすすめします。
私も初めてで大さじ1杯飲んだときはお腹を下した。そこで、教科書どおり小さじ1杯からスタートしてみたら何も起こらなくなった。いまでは大さじ3杯くらい飲んでも平気な体になった。
私のMCTオイルの摂取方法
私のおすすめの摂取方法は、朝の1杯目のコーヒーにグラスフェッドバターと小さじ1杯のMCTオイルをプラスする。これはバイオハッカーであるデイヴ・アスプリーが考案した完全無欠コーヒーといって、1日中をアグレッシブに過ごすための超エネルギードリンクなのです。
作り方は以下の記事に詳しく書いてあります。
でも、コーヒーが飲めない人もいるはず。そんな人はサラダやスープにかけてもいいですし、紅茶に入れてもいいですね。MCTオイルは基本的にほとんど無味無臭なので、どんな料理にも相性バツグン。慣れてきたら1日大さじ1杯を目安にどうぞ。
サラダの場合は、醤油、レモン果汁、コショウ、MCTを適量加えてドレッシングを作るのもおすすめだ。
なお、発煙点が160℃と低いので炒め物や揚げ物で使わないでください。
おわりに:MCTオイルという名のガソリンを注入しよう!
今回は、MCTオイルの効果、選び方、正しい使い方、そして、効果を最大限に引き出すための秘訣を紹介してきました。
MCTオイルは、体を引き締めたい、脳を鋭敏にしたい、日々のエネルギーを上げたい、そんな願いを叶える魔法のガソリンです。これを利用しないことは、自分のガソリンをいつまでもレギュラーにしたまま走っているのと同じこと。
あなたの生活のなかにMCTオイルを溶け込ますことは、最高の健康状態を叶えるための第一歩に必ずなります。理想の健康と幸せ、そして未来への新たなステージへと、このガソリンを積んで加速させてください。