- ヤクルト1000は、本当に効果があるのか知りたい
- ヤクルト1000のデメリットも知っておきたい
- ヤクルト1000の代替商品を知りたい
ヤクルト1000という飲み物を知らない日本人は少ないでしょう。
テレビではマツコ・デラックスなどの有名タレントが「眠りが深くなった」と絶賛し、2022年には、その人気はまさに社会現象。
SNSでも「入手困難な幻の商品」としてもてはやされ、まるで全国規模の宝探しゲームのようでした。
現在はその熱は冷めて、スーパーでも見かけるようになりました。ここで一旦冷静に考えてみましょう。
本当にヤクルト1000は期待通りの効果を持っているのか―。
華やかな宣伝文句の裏には、しばしば見過ごされがちな真実が隠されているものです。
そこで本記事では、私がヤクルト1000に効果がないと考える6つの理由を徹底的に解説します。
そして最後に、ヤクルト1000よりも優れた、そして安価なプロバイオティクスご紹介。
この記事を読めば、あなたも健康食品の真の価値を見抜く目を手に入れられるはずです。
余談だが、私の友人は、未だにあちこち回ってヤクルト1000をゲットしているけど、今も睡眠障害で悩んでいるそうだ。苦笑
ずっと話題のヤクルト1000ってなに?
項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | ヤクルト1000 |
内容量 | 100ml |
カロリー | 63kcal(1本) |
たんぱく質 | 1.5g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 14.1g |
食塩相当量 | 0~0.1g |
ヤクルト1000には、以下の3つの効果があるといわれています。
- ストレスの緩和
- 睡眠の質の改善
- 腸内環境を改善する
有効成分は、「乳酸菌シロタ株」。1930年に代田稔博士が発見した乳酸菌の一種です。胃液や胆汁などにも負けず生きたまま腸内に届きます。
「乳酸菌シロタ株」の正式名称は、「ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株」だ。これは、発見の親、代田博士の名前が由来になっている。この正式名称が後々の「ダメな理由」で登場するからほんのり覚えておいて欲しい。
【効果なし】ヤクルト1000がダメな6つの理由【対策方法も紹介】
理由①栄養表示が不健康すぎる
まず、ヤクルト1000の栄養表示を見ると、あなたの健康を懸念せざるを得ない内容ばかり。
砂糖、脱脂粉乳、ぶどう糖果糖液糖、高果糖液糖、安定剤、香料…。
これらは、味をよくするために入れざるを得なかったのでしょう…。
でも、健康に良いはずの乳酸菌ドリンクの中に、糖質の爆弾と化学の闇魔法が含まれているのは納得いきません。これらは健康を目指す人であれば「なるべくとらないほうがいい食品」の王様たちです。
- 砂糖(国内製造)
- カロリーが高く、過剰摂取すると肥満のリスクが増加する。
- 虫歯の原因となりやすい。
- 血糖値の急激な上昇を引き起こし、糖尿病のリスクを高める可能性がある。
- 脱脂粉乳
- 本来の牛乳に含まれる栄養素が一部失われている。
- 特定の添加物が含まれている場合、アレルギー反応を引き起こす可能性がある。
- ぶどう糖果糖液糖
- 糖質が非常に高く、過剰摂取は肥満や糖尿病のリスクを高める。
- 血糖値を急激に上げることがある。
- 高果糖液糖
- 肝臓への負担が大きく、過剰摂取は脂肪肝の原因になり得る。
- 体内での代謝が異なり、肥満の原因になりやすい。
- 安定剤(大豆多糖類)
- 特定の人にアレルギー反応を引き起こす可能性がある。
- 過剰摂取は消化器系の不調を引き起こす場合がある。
- 香料
- 化学合成された香料の場合、アレルギー反応や過敏症を引き起こす可能性がある。
- 天然・合成にかかわらず、特定の個人には頭痛や吐き気を引き起こすことがある。
これじゃ、水やお茶を愛飲する人が飲んだら、その努力も水の泡です。
理由②糖質の量が多すぎる
糖質の量にも驚愕です。
ヤクルト1000は100mlあたり14.1グラムもの糖質を含んでいるのです。
これは、砂糖水の代名詞、コカ・コーラをも上回っています。
この量は、ヤクルト社が行った実験のように8週間ヤクルト1000を摂り続けたら、約200個の角砂糖を口に放り込んでいることになる計算です。
糖質を摂り過ぎると、体内で大量のインスリンが分泌され、血糖値を急降下させます。結果、代謝が低下し、太りやすい体に…。
理由③菌種がたったの1種しかない
ヤクルト1000に含まれる乳酸菌は「シロタ株」ただ1つ。確かにこの菌には健康効果が期待されています。
しかし、シロタ株だけでは、腸内環境をトータルで整えるには圧倒的に力不足。なぜなら、腸内フローラを豊かにするためには、「菌の多様性」が必須だからです。
理由④ラクトバチルス・カゼイはヒスタミンレベルを上げる
プロバイオティクスのサプリメントは腸内環境の改善に役立つとされていますが、全てが万能薬というわけではありません。
例えば、「ラクトバチルス・カゼイ」には、体内のヒスタミンレベルを増加させる可能性があります。
ヒスタミンは通常、アレルギー反応の際に体内で生成される化学物質です。これが過剰になると炎症を引き起こし、脳霧(ブレインフォグ)のような症状をもたらすことがあります。
そして、「シロタ株」の正式名称は「ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株」です。
つまり、「シロタ株」もヒスタミンを上げる可能性があると思われます。
眠くなるのは、「脳霧によって眠くなっているように感じる」のか、「血糖値が急上昇して眠くなっているのか」。なんて考えたくはないな…。
理由⑤エビデンスが弱い
ヤクルト1000に関する「自社チェック」結果をもう一度見てみましょう。
進級に重要な学術試験を受験する4年次の健常な医学部生の男女(対象者94名)を2群に分け、被験食群には「Yakult(ヤクルト)1000〈乳酸菌 シロタ株を1000億個含む飲料〉」を、対照群には疑似飲料(味や外見は同じで、有効成分を含まないもの)を1日1本(100ml)、学術試験の8週間前から試験終了後3週間まで飲用してもらいました。
結果だけみると大金星で、「熟眠時間と熟眠度が増加、起床時の眠気を示すスコアで改善が認められた」、「唾液中のコルチゾール濃度(ストレスがかかると上昇する)の上昇の度合いが低かった」という。
しかし、これにはちょっと疑問が残ります。
- 被験者が94人⇒比較的小規模な研究
- 自社チェック⇒信ぴょう性が低い
研究結果の信頼性は、より広範な被験者を対象としたテストや多数の研究機関による繰り返しの検証によって高まります。この研究結果をみるとそれに当てはまりません。
理由⑥対照群が医学部生!?
これは私の偏見というか感想ですのでスルーしてもOKです。
医学部生を対象にしたヤクルト1000の実験と聞くと、なんとなく信頼できそうな感じがしますが、実は逆だと思うんです。
なぜなら、普段から健康に気を使い、医学知識も豊富な彼らが対象ってことは、プラシーボ効果、つまり思い込みの力がバッチリ働く可能性があるんですよね。
それに、これから医療の世界で活躍する彼らに、未来の先輩であるヤクルト社の研究員に協力をお願いするって、ちょっと心理的なプレッシャーも働きやすいと思いませんか。私が医学生なら何かしらポジティブな結果を残したいと思っちゃうかもです。
だから、この実験結果を見るときは、ちょっとクールな目で、本当にこれが一般の私たちにも当てはまるのか、しっかり考えてみる価値があるんじゃないかなって思います。
ヤクルト1000をやめて「最強のプロバイオティクス」を摂取しよう!
ヤクルト1000の「最大の弱点」をまとめると以下の3つに集約されます。
- 栄養表示が不健康すぎる(糖質が多い)
- 糖質の量が多すぎる
- 菌種がたったの1種しかない
早い話、ヤクルト1000の代替品を選ぶためには以下の点を考慮すればいいわけです。
- サプリにする:サプリにすれば不要な栄養素を摂る必要がない
- 菌種が豊富:菌には多様性が重要
- 菌量は1000億:ヤクルト1000と同量の菌量
- コストが安い:1回分のコストがヤクルト1000よりも安い
それが以下の2つのプロバイオティクスです。
「ヤクルト1000とほぼコストが変わらないのはわかったけど少し高いな~」と思ったあなたに朗報です。
いずれの商品も、アイハーブなら割引が効くので10~20%も安く購入できます。なので、実質はヤクルト1000よりも圧倒的にお得に買えちゃうんです。
アイハーブのクーポン情報は以下の記事で随時お知らせしておりますのでご覧ください。
そもそもアイハーブを利用したことがない方は以下の記事をご覧ください。
ほかにも、プロバイオティクスの知識を増やしたい人は以下の記事をご覧ください。
今回はヤクルト1000の対抗馬として1000億CFUのサプリを紹介したが、ぶっちゃけ質のいいプロバイオティクスなら300~500億CFUでも十分に効果を望める。そのことが上記の記事を読めばわかるだろう。
おわりに:華やかな宣伝文句に釣られずに正しい健康知識を持とう!
ヤクルト1000といった「話題の健康食品」は、キャッチーな宣伝文句であふれています。
ついつい有名人の影響力がある言葉や、SNSの話題に踊らされて、本当に自分の健康に良いものなのか、見極めることを忘れてしまいます。
ここで大切なのは、メディアの情報に振り回されないこと。
自分の体の声に耳を傾け、正しい健康知識を身につけることです。
健康食品を選ぶとき、華やかな宣伝に惑わされず、しっかりと成分や効果を見極める。
そんな賢い消費者になることを、私は心から願っています。
もし、本当に効果的なプロバイオティクスをお探しなら、この記事で紹介した商品を試してみてくださいね。あなたの健康が、いつまでも輝き続けますように。