- むくみが酷くてテンションが下がっている人
- むくみをとる方法で行き詰っている人
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
朝、体中むくんで鏡を見た瞬間に驚いたような経験はありますか?
私はヒドイときだと「一晩で5キロくらい太ってしまったのではないか」というほど恥ずかしい状態になります。こういうときは、あんまり外に出たくないものです。
特に、お酒を飲み過ぎた翌日や睡眠不足のとき、顔が一回りデカくなった感じがしたり、目が腫れぼったくなって、ビミョーな顔になることが多いです。
普通のむくみなら昼頃になれば自然と解消することが多いものですが、午前中から仕事や約束がある場合など、そんなの待ってられませんよね。しかも、むくみがでるというのは体の不調のサインでもあります。
そこで今回は、むくみの原因やコワさを知って頂いた上で、むくみを確実にとる方法を6つ紹介します。この記事を読めばむくみとはオサラバして、足も顔もスッキリなベストな自分で生きることができます。
- 足がすっきりして軽くなる
- 冷えが改善されて体温が上がる
- 顔やまぶたが引き締まって若々しく見える
- 血圧や血糖値が正常に戻る
- しびれや痛みが消える
むくみで悩んでいる人の特徴
まずはどのような人が「むくみで悩んでいる人」であるかをはっきりさせます。
- 筋肉量が少なく、運動不足の人
- 塩分や水分の摂り過ぎやタンパク質の摂り不足の人
- 冷え性や貧血の人
- 月経前や月経中の女性
- 立ち仕事やデスクワークなどで長時間同じ姿勢をとる人
- 過労やストレスが多い人
- 心臓や腎臓などの病気を患っている人
- 薬の副作用で浮腫む人
上記に該当する人は「むくみやすい人」ですので、このまま記事を読み進めてください。
これらの人は、むくみによって以下のような不快な症状を感じています。
- 足が重くてだるい
- 足が太くなったように感じる
- 冷えが酷くなったように感じる
- 顔やまぶたが腫れぼったく見える
- 血圧や血糖値が上昇する
- しびれや痛みを感じる
これらの症状は、見た目だけでなく、健康面にも影響を与える可能性があります。
むくみはなぜ起きる?その原因は生活習慣や体質にあり。
むくみとは、血液中の水分が血管の外に漏れ出し、皮膚の下に溜まった状態のことです。むくみはさまざまな原因によって起こりますが、その多くは生活習慣や環境に関係しています。
- 塩分やアルコールの摂り過ぎ
- 運動不足や長時間の同じ姿勢
- 睡眠不足やストレス
- 体の冷えや女性ホルモンの変動
- 妊娠や出産
例えば、デスクワークの多い人が、夕方になると脚がパンパンになるのは、下半身の筋肉を動かさなかったために、足の血流が低下してしまうからです。
むくみを放置するとどうなる?
むくみがあると、身体に様々な悪影響が及ぶ可能性があります。
例えば、以下のようなことが起こるかもしれません。
- 血液やリンパの流れが悪くなり、老廃物や毒素が溜まりやすくなる
- 血管や神経が圧迫され、血圧や血糖値が上昇したり、しびれや痛みを感じたりする
- 心臓に負担がかかり、心不全や心筋梗塞などの重篤な病気になるリスクが高まる
- 腎臓や肝臓などの臓器の機能が低下し、むくみ以外にも吐き気や食欲不振、黄疸などの症状が現れる
- 血液中の水分が減少し、脱水症状を引き起こす
最も一般的なのは「①血液やリンパの流れが悪くなり、老廃物や毒素が溜まりやすくなる」ですね。これにより、肌荒れやニキビ、セルライトなどの美容面のトラブルや、疲労感やだるさ、免疫力の低下などの健康面のトラブルが引き起こされます。
②~④は高齢者に多く、⑤は水をほとんど飲まない人に見られます。
以上のように、むくみは見た目だけでなく、身体全体に影響を与える可能性があります。
本日紹介する方法で一緒にむくみを撃退していきましょう!
ほとんどの人は見た目を治すためにむくみを解消しようとする。目的は違えど、むくみを解消することはさまざまな病気のリスクも改善することになるから是非取り組んでくれ。
体中のむくみを即効で確実にとる方法6選
体中のむくみを即効で確実にとる方法は以下のとおり。
- カリウムを多く含む食べ物や飲み物を摂る
- マルチビタミンを利用する
- 漢方薬を服用する
- リンパマッサージをする
- 足を高くして寝る
- 入浴する
なお、この記事では、「それぞれの方法」について以下の2つの指標を5段階で評価しています。
- 即効性:どのくらい早く効くのか
- 効果量:その方法はどれくらいの効果があるのか
”今日のむくみ”をとりたいなら即効性があるものを選ぶ。”むくみ体質”を改善したいなら効果量で選ぶといった具合。
カリウムを多く含む食べ物や飲み物を摂る
即効性 | |
効果量 |
塩分の摂りすぎが原因の場合はカリウムを多く含む食品を摂るといいでしょう。カリウムは、体内の水分代謝を促進し、むくみを改善するミネラルの1つです。むくみに関与する効果は以下のとおり。
- カリウムはナトリウムと相互作用し、体内に溜まった余分なナトリウムや水分を尿として排出する働きがあります。これにより、体内の水分バランスを整えてむくみを予防・改善します。
- カリウムは心筋の活動を正常に保ち、血液の循環を良くする働きがあります。これにより、血管から水分が漏れ出すのを防ぎ、むくみを予防・改善します。
- カリウムは筋肉や腸のぜん動運動を正常に保ち、便秘を解消する働きがあります。これにより、体内に溜まった老廃物や水分を排出し、むくみを予防・改善します。
カリウムが豊富な食品は、バナナ、キノコ、かぼちゃ、鶏むね肉、豚ロースなどがあげられます。とくにバナナはカリウムの宝庫ですので、むくんでいるときには積極的に取り入れてほしい食品です。(食品別カリウム辞典を参照)
飲み物だと、ルイボスティー、緑茶(玉露入り)、ハトムギ茶などが効果的。これらの食材を日常の食事に取り入れることで、むくみの予防と改善が期待されます。
そもそも論として「塩分を摂りすぎない」ということも必要だ。
マルチビタミンを利用する
即効性 | |
効果量 |
水分バランスの調整に役立つのはカリウムだけではありません。各種ビタミンもむくみに効果があるといわれています。
- ビタミンE:血液の流れを良くする働きがあり、血管から水分が漏れ出すのを防ぎます。
- ビタミンB群:ビタミンB1は血行を促進する働きがあり、水分や老廃物の代謝を高めます。ビタミンB6は血液や筋肉を生成する働きがあり、水分のバランスを整えます 。
- ビタミンC:血行促進効果があるビタミンEをサポートする働きがあり、むくみに効果的です。
なお、ビタミンはまんべくなくとることでアントラージュ効果(相互的に強化しあう)が働くので、「ツLife Extensionのツーパーデイ(マルチビタミン)」を摂ることをおすすめします。こちらのサプリはマルチビタミン界の王といってもいいくらい成分が豊富です。(他メーカーと比べれば差は歴然です)
漢方薬を服用する
即効性 | |
効果量 |
東洋医学の考え方でむくみを解消する方法もあります。それが漢方薬の服用です。むくみには以下2つの漢方が効果的だといわれています。
- 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
①防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
体力が中等度以下で、疲れやすく、汗をかきやすい傾向がある人におすすめです。特に下半身のむくみや関節の腫れや痛み、水太りなどが気になる人に効果的です。防已黄耆湯は、水分代謝を高めて余分な水分を排出するとともに、消化吸収を助けて体力を回復させる働きがあります。
②当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
体力が虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり、疲労しやすく、ときに下腹部痛や頭重などを訴える人におすすめです。特に手足や顔のむくみや生理不順などが気になる人に効果的です。当帰芍薬散は、血液を補って血行を良くするとともに、水分代謝を整えて余分な水分を取り除く働きがあります。
「①は汗のかきやすい傾向がある人」、「②は冷え症で貧血の傾向がある人」という選び方でいいだろう。
リンパマッサージをする
即効性 | |
効果量 |
むくみ解消で最も即効性があるのはリンパマッサージです。
むくみは血液中の水分が皮膚下に溜まること。
リンパ管はその水分や老廃物を運ぶ管です。
つまり、リンパの流れが滞るとむくみが起きます。
それをリンパマッサージや運動で流れを良くするとむくみが解消するというメカニズムです。
とはいえ、リンパマッサージのやり方を文字で読むのは不効率。ここは、リンパ師として80万人以上の登録者数を誇る「あい先生」の動画を記載しておきますのでお試しあれ。まじで効きます。
顔のむくみ(約10分)
足のむくみ(約10分)
上記2つの動画を「寝る前」に行うことで、朝からむくみに悩まされる確率がグっと下がります。
私はお酒を飲む日や塩分を摂りすぎた日には必ずやっている。ちなみに仕上げにこの動画のリンパ流しをやるともっと体感が
良い。
足を高くして寝る
即効性 | |
効果量 |
足を高くして寝るというシンプルな方法が、むくみの解消に効果的です。
人間の体は約60%の水分で構成されており、重力の働きで下半身に水分が溜まりやすいのが普段の姿勢です。特に立ち仕事やデスクワークで長時間、同じ体勢が続くと、血液とリンパの流れが滞りがちに。これが水分や老廃物が皮下組織に溜まり、むくみを引き起こす原因となります。
そこで効果的なのが、寝る際に足を少し高くする方法というわけです。
横になることで心臓と下半身の高さが同じになり、重力の影響が弱まります。そして足を高くすることで、水分や老廃物を心臓へスムーズに戻し、体内の水分バランスを整え、むくみを解消するのです。
では、足をどれだけ高くすればよいのでしょうか。足首が心臓よりも10cm程度高くなるくらいが理想です。それ以上高くすると、流れが悪くなったり、足のしびれが起きる可能性もあるので注意が必要です。
お家で簡単に試せる方法として、余った枕やクッションを利用するだけで大丈夫。心地よい高さに調整して、美しい体へのケアを始めてみましょう。この手軽な工夫が、健康な体への第一歩となります。
入浴する
即効性 | |
効果量 |
お風呂に浸かることで体全体を温め、血行を促進します。これがむくみ改善に繋がります。
むくみ改善の入浴方法のポイントは以下のとおり。
- 湯船の温度: 40度前後がベスト。あまり熱すぎずぬるすぎない温度が理想です。
- 入浴剤の選び方: 血行促進効果やデトックス効果があるのは、ピンクソルトやエプソムソルトなどのミネラル系の入浴剤がおすすめです。
- 浸かるタイミング: 1日の終わり、特に寝る前の1〜2時間が良いです。
自分の体調や好みに合わせて、無理せず快適な入浴を楽しんでください。
ほかにもまだある!むくみ対策
さきほど紹介した方法がメジャーなむくみ対策です。とはいえ、以下のような方法も強力なむくみ対策になりますので、あなたのむくみ度に合わせてプラスしてみてください。
- 有酸素運動をする:有酸素運動は血液循環を改善し心拍数を上げる効果があります。汗もかきやすく体内の循環が改善されるのでむくみ予防に有効です。
- 水分補給をする:むくみは、体内の水分バランスが乱れると発生します。水分が不足すると、体が水分を留めようとし、結果として皮下に水分が溜まるので水分補給は1日1.5~2リットルを目安にこまめにしましょう。
- 着圧ソックスやタイツを履く:着圧ソックスやタイツは、足に適度な圧力をかけることで血液の流れを促進し、むくみを予防できる便利なアイテムです。
「水を適度にとっていないとむくむ」というのは意外だよな。
おわりに:むくみは撃退できる!
いかがでしたでしょうか。
むくみは多くの人が悩む問題で、予防や対策が必要です。
むくみが起きる原因を理解し、カリウムを多く含む食品の摂取やマルチビタミンの利用、リンパマッサージなどの方法を取り入れることで、むくみを和らげることができます。毎日の生活において水分の適切な摂取やお酒の飲み過ぎを避けるなどの予防策は、翌朝のむくみを軽減します。
自分に合ったむくみ対策を見つけ、健康的な生活を送るための第一歩にしましょう。むくみは撃退できるものです。明日の自分への投資として、今日から始めてみませんか?