- 分子栄養学に興味がある
- 病院のお世話になりたくない
- 栄養の力で健康状態を向上させたい
日々の生活を充実させているあなたに、1つ質問させていただきます。
これからの人生をもっとパワーアップさせたくないですか?その答えがYESなら、「分子栄養学」という分野がそのカギを握っています。
分子栄養学とは、栄養を単に分子レベルから解析するだけでなく、食事全体として理解し、応用までつなげる材料供給することです。 近年、アメリカでも、分子栄養学は、オーソモレキュラー栄養医学と称され、注目されています。
具体的には、朝の目覚めを彩る一杯のコーヒーや、日々の食事が、私たちの体にどう影響を与えるかを明らかにしたり、あなたが夜の食事で摂取する新鮮なサラダが肌にどう作用するのか。こういったことを知るための学問です。
この重要性は、私たちは生命を維持するために、24時間休みなく栄養と向き合っていることから簡単に察しがつきます。もし全く栄養を取らなければ、数日で死にますからね。
そこで、分子栄養学の学びが登場します。その魅力は何と言っても、食べ物が体にどう働きかけるかを理解し、自分の健康や美容を自分自身で管理できる能力を身につけることができるところにあります。
不健康な人は健康に。健康な人はより健康になるわけです。
例えば、ビタミンCを1日〇g摂取し、それにビタミンEを組み合わせることで、肌のハリと輝きを保つことが可能になる、といった具体的な知識を得ることができます。
とはいえ、「分子栄養学って難しそう…」と感じてしまう方も多いでしょう。
そこで今回は、分子栄養学の基本から実用的な応用例までをわかりやすく解説した本を6冊に厳選してご紹介します。
これらの本は、分子栄養学に初めて触れる人から深く学びたい人まで、全ての人が自分のレベルに合わせて学べるよう工夫されています。ぜひあなたに合った1冊を見つけて、健康と美容への新たな一歩を踏み出してみてください。
私も分子栄養学によって人生を救われた一人。栄養状態を回復することによってダメになった肝臓が甦り、体型も随分と男らしくなった。自分の努力も勿論必要だったが、分子栄養学は努力を支える基盤となった。
【栄養療法】分子栄養学を独学するなら絶対読むべきおすすめ本ランキング6
ランキングは以下のとおり。
- 医師や薬に頼らない! すべての不調は自分で治せる
- 効率よく筋肉をつけるための山本式・アスリート栄養学
- 医学常識はウソだらけ
- 最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門
- 忖度なしの栄養学 科学的根拠に基づいた「ボディメイク×ニュートリション」の新バイブル
- 自然治癒力が上がる食事 名医が明かす虫歯からがんまで消えていく仕組
第1位:医師や薬に頼らない! すべての不調は自分で治せる
著者 | 藤川 徳美(ふじかわ とくみ) |
発行所 | 方丈社 |
発行日 | 2019/12/3 |
ページ数 | 232ページ |
初心者向き度 |
あなたは医師や薬に頼らないで、自分で不調を治せるとしたらどう思いますか?
この本は、そんな夢のような方法を教えてくれます。
例えば、うつ、パニック、摂食障害、リウマチ、発達障害、アトピー性皮膚炎、神経難病、認知症、がん……。これらの慢性疾患は、「タンパク質、鉄、メガビタミン」で自ら治る。その理由と方法論を解き明かした分子栄養学の決定版です。
これを始めると「いきなりすべて治る」ということではありません。栄養の土台が整っていくことでみるみる元気になっていくイメージに近いです。それは「1日中元気でいられた」とか、「ニキビが全くできなくなった」とか、そんな些細なことから始まります。
この本は、私の健康のベースともいえる本だ。
分子栄養学(足りない栄養を補うことで健康を目指す)で健康を目指したい人に最初に読んで欲しい本だ!
この本を読むことで、「あらゆる不調は自分で全部治せるんだ!」ということに気づくことができる。
まさに私の人生のバイブル!!
書籍を読んだ方の復習のために、藤川理論の即実践マニュアル記事を公開中です。(以下の記事で藤川理論をざっくりと学んでから書籍を読むのも理解が深まるのでおすすめ。)
おすすめ関連書籍
「医師や薬に頼らない! すべての不調は自分で治せる」の復習的な内容。持っているなら特におすすめしません。説明の角度が違うため、同じ本を2回読みたくない方にはおすすめです。もしかしたら新しい発見があるかも!?
一言でいうと、「医師や薬に頼らない! すべての不調は自分で治せる」の進化版です。前作では語られていない新たな栄養素がたくさん出てくるので面白い!藤川理論が初見じゃない方はこちらを買ったほうがおトクです。でも、基礎の部分はちょっとはしょっているので分子栄養学とは何たるかを知らない場合は前作のも買っておいた方がいいかもしれません。
藤川理論で推奨される栄養学に基づいた食事内容が掲載されています。藤川理論はサプリ療法が注目されがちですが、こちらは食事内容に光を当てた内容です。サプリは苦手だから最小限にしたいという人は読んで損はありません。
子どもの発達や学習障害といった問題を食事による栄養療法で解決するための本です。子どもに対する栄養療法という切り口の本はなかなか見当たらないため、お子さんがいる親にとっては貴重な一冊です。
第2位:効率よく筋肉をつけるための山本式・アスリート栄養学
著者 | 山本 義徳(やまもと よしのり) |
発行所 | 永岡書店 |
発行日 | 2022/9/9 |
ページ数 | 464ページ |
初心者向き度 |
この本は、筋トレ・ボディビル界のレジェンドであり、筋肉博士の異名を持つトレーニング指導者・山本義徳が教える最新栄養学講座です。健康レベルを高め、アスリートのパフォーマンスを向上させるために必要な栄養学の基礎を徹底解説しています。「栄養」の力を使って「筋肉を育てる」ためには必須です。
「筋肉博士」と呼ばれているだけあって、山本の豊富な経験と科学的根拠に基づく説明は非常に説得力がありました。また、具体的な食事例やサプリメントの選び方も参考になります。
なお、この本に書いていあることを実践すれば筋肉のみならず、健康レベルもがっつりあがります。栄養というのは筋肉だけに関係するものではないので。
筋トレやダイエットに関心がある人や、自分の体型をスリムにしたりデカくしたい人は必読といえる。ただし価格がバカ高いのがネック。心して購入すべし。
注:下巻もあります
おすすめ関連書籍
実は、キンドルアンリミテッド会員であれば山本義徳業績集というシリーズ
第3位:医学常識はウソだらけ
本の概要
著者 | 三石 巌(みついし いわお) |
発行所 | 祥伝社 |
発行日 | 2009/7/30 |
ページ数 | 221ページ |
初心者向き度 |
著者の三石巌さんはもともと物理学者で分子の専門家です。分子の動きを知り尽くした物理学者ならではの視点から展開される分子栄養学はとても理路整然としていて見ていて気持ちがいいです。
この著者が書いた内容は、まさしく藤川理論のベースとなる本で、彼の本のなかにもその旨の発言がたびたび登場します。
実際、三石巌が提唱する分子栄養学の掟は以下のとおり。(まんま藤川理論!)
- 高タンパク
- 高ビタミン
- 活性酸素の除去
1901年生まれの方が書いたということもあり、独特の読みづらさはあります。でも、夏目漱石の本よりは読みやすいので安心してください。分子栄養学の根源を知りたい人におすすめの本です。
医学常識に対してキツイ意見を連発していることもあり、賛否が分かれている。きっとご存命のときも物議をかもしまくったに違いない。ある意味、栄養界の革命家の一人だな。
おすすめ関連書籍
こちらは「健康自主管理システム」として5冊の関連本が出版されています。(以下参照)Kindleでは出版されておらず、すべて紙の本です。ただし、藤川徳美の本のように生易しいものではないので読むにはある程度の知識と気合が必要です。でも、読み切ったあとは分子栄養学を専門家レベルで理解できます。
第4位:最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門
著者 | 溝口 徹(みぞぐち とおる) |
発行所 | 光文社 |
発行日 | 2018/3/20 |
ページ数 | 313ぺージ |
初心者向き度 |
この本は、オーソモレキュラーと呼ばれる栄養療法の入門書です。内容は分子栄養学と同じです。ただし、オーソモレキュラーは欧米発ということもあり、微妙に流派が違うように思います。
本書では、日本におけるオーソモレキュラーの第一人者である著者が、自身や家族の経験や多くの患者の症例を交えながら、オーソモレキュラーの考え方や実践方法をわかりやすく解説しています。
その際にもっとも参考になったのが、症例の数々。実データをもとに紹介してくれています。ある病気に対してオーソモレキュラー専門医師の視点からどう対策を打つのか生の情報が得られる本書は貴重です。
ただし、後半の「サプリメント」に対する考えが合わないため「3.5」とした。本書では「質の高い高額なサプリ」をすすめているが、これはオーソモレキュラーのやり口だ。
オーソモレキュラーの医療機関ですすめられるサプリは超高額なわりに、効果はアイハーブで購入できるサプリとさほど変わらない。(アイハーブが凄すぎるだけな件)
実際、私の経験や藤川徳美の数千にも渡る臨床データでも、安価で質の高いアイハーブの海外サプリで実績を上げている。
第5位:忖度なしの栄養学 科学的根拠に基づいた「ボディメイク×ニュートリション」の新バイブル
著者 | NEXTFIT Kento |
発行所 | ベースボール・マガジン社 |
発行日 | 2021/9/28 |
ページ数 | 273ページ |
初心者向き度 |
この本は、YouTubeチャンネル「NEXTFIT Kento【身体を変える栄養学】」で人気のトレーナー・NEXTFIT Kentoが書いた栄養学の入門書です。身体を変えるためには、正しい栄養知識と摂取法が必要であるということを、科学的根拠に基づいてわかりやすく解説しています。
しかも、本文中にはQRコードが付いており、スマホやタブレットからYouTubeの関連動画を見ることができます。これは非常に便利で参考になりました。文字と動画で確認できるのでしっかりと身につきます。
この本は、「身体を変えるためにはどうしたらいいか」という疑問に答えてくれる一冊です。ダイエットや筋トレに興味がある人や、自分の栄養摂取法を見直したい人におすすめします。
ダイエットや筋肥大に関する一般的な誤解や迷信を徹底的に否定し、忖度なしに真実を伝えている。私はこの本を読んで、栄養学に関する多くの疑問や悩みが解決した。必ず重要な項目には引用元が書かれているのも高評価ポイントだ。
第6位:自然治癒力が上がる食事 名医が明かす虫歯からがんまで消えていく仕組
著者 | 小峰 一雄(こみね かずお) |
発行所 | ユサブル |
発行日 | 2018/11/9 |
ページ数 | 192ページ |
初心者向き度 |
本書では、歯科医が書いた本ということもあり、歯を削らない・抜髄しない画期的な歯科治療法「ドックベスト療法」の基本原理や実践方法、入れ歯の危険性や代替策などを詳しく説明しています。(歯についてまとまった知識が手に入るのは嬉しい)
私が特に参考にしたいと思ったのは、自然治癒力を上げるために必要な食品や栄養素、血糖値のコントロール方法、食事の順番や量など。あとは自分でできる健康ケアの数々は目からウロコでした。
とくに面白かったのは日本の保険診療制度や食文化の問題点。これからも自分で情報を収集して自分で判断しようという姿勢を大切にしようと思える本でした。
この本は、「歯と全身は密接につながっており、食事で自然治癒力を高めることができる」というメッセージが強く伝わってくる一冊だ。歯科治療や食事法に関心がある人は一度読んでみるといいだろう。
おわりに:栄養療法を始めるなら正しい知識が必要である
これまで紹介してきた「分子栄養学」は、私たちの日々の生活に直結する重要な学問です。
この学問を理解できれば、健康はもちろん、仕事やスポーツのパフォーマンス、美肌ゲット、ボディラインのキープ、若さキープにも使えちゃいます。まるで万能の扉です。
毎日の食事で選ぶもの一つ一つが、あなたの「今」を作っているのと同じで、これから選ぶものがあなたの「未来」を作ります。そのためには、食事が何をもたらすのか、ちゃんと知ることが大事です。
新しいことを学ぶのは、まるで新しいスニーカーに足を入れるみたいに、ちょっとギュッとくるかもしれません。履き心地がなじむまで時間がかかるのです。でも、一度履き慣れた快適さは言葉にできないほどあなたにぴったりと馴染みます。
ですから、新しい学びに勇気を出して一歩踏み出してみてください。これがあなたの新たなスタートラインと考えてみてはいかがでしょうか。それではまた別の記事でお会いできるのを楽しみにしております。