良い習慣を取り入れたいんだけど
良い習慣ってどんなものがあるの?
ついでに良い習慣の続け方やコツを知って人生を豊かにしたい!!
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
著名な詩人「ジョン・ドライデン」は言いました。
はじめは人が習慣を作り、それから習慣が人を作る
習慣は、個人だけで決まるものではなく、環境から強く影響を受けてつくられていくものです。
習慣化できると、以下のような変化が起こります。
- その行動をするのが当たり前に感じる
- その行動をしない方が気持ち悪い、違和感を覚える
このように習慣には人生を変える大きな力があります。悪い習慣も同じです。
だからいい習慣を身に付けましょう!!とスローガンのように言われても、「そんなのわかってる。それが続かないから困ってるんだ!」と思うのも無理はありません。
私自身、早起き、読書、筋トレ、語学学習、瞑想など、有益だと思われるさまざまな習慣を始め、そして、挫折してきた経験があるから、その気持ちは痛いほどわかります。挫折の数だけは自信があります。
しかし、そんな怠け者の私でも、今では瞑想や読書をはじめ、さまざまな習慣が、歯磨きとおなじように「やらないと落ち着かないレベル」になり、自動レベルアップの日々を過ごしています。
そこでこの記事では、意志の弱い人でも習慣化に成功する方法を徹底解説していこうと思います。
その他にも、これから「どんな習慣を取り入れようか」と思っている方のために、「続ければ人生が豊かになる習慣リスト」をたくさんまとめておきましたので、よろしければ参考にしてください。
この記事に書いてあることを実践すれば、「あなたが得たい習慣をモノにして、より豊かな人生を歩める未来」を手に入れることができるでしょう。
習慣化に必要不可欠な「参ノ型」を覚える
良い習慣を継続するためには「3つの型」があります。
- 壱.習慣は「1つずつ」取り組む
- 弐.習慣は「最小単位」から始める
- 参.結果に執着しない
この「3つの型」をマスターしたあなたは無理することなく、習慣をモノにできるようになります。
壱.習慣は「1つずつ」取り組む
良い習慣を取り入れるときは、1つずつ取り組みましょう。
例えば、いきなり、
- 決断力を上げたいな
- 瞑想も始めたかったんだった!
- 体も柔らかかったらかっこいいな
と、さまざまな習慣を掲げたからといって、
- 物事を5秒以内に決断する!!
- 毎日瞑想15分!!
- 毎日30分ストレッチ!!
という習慣を取り入れるのは非常に危険だということです。
なぜなら、人間の性質には「変化を感じると、その変化の度合いに応じて、過去の自分に戻そうとする力」という生存本能が生まれながらにして働くからです。
つまり、「新しい習慣をいっきに始めようとすると、私たちの脳は、さまざまな理由をつけて諦めさせてくる」ことを意味します。なので、「1つずつ習慣化していく」ことが大切です。
例えば、「”毎日瞑想を15分する”を6週間継続できた」なら、次は「”毎日30分ストレッチ”にチャレンジしよう」とすること。
1つずつ習慣化していくことが、結果的に習慣化の近道になるのです。
弐.習慣は「最小単位」から始める
大きな習慣は、「小さな習慣の積み重ね」から生まれます。
なので、最初は自分が毎日できる最小単位で始めてください。(最小単位には個人差があります)
極端な例を出すなら、「瞑想」を習慣化したい場合、「1分」からスタートしてもいいということです。ほかにも、ストレッチをするなら、デスクに座りながらできるレベルのものだけから始めるといった具合です。
これを続けていくと、あるときから心境の変化が沸き起こります。
それは、「物足りない!!」「もっとしたい!!」といった感情です。
そう思うようになったらシメたもの。ほぼ成功です。
「しなければならない」よりも「したい」という感情のほうが圧倒的に強いからです。
ここで、壱と弐の合わせ技もあるので紹介しておきます。
- 壱の工程で、「毎日15分瞑想をする」を習慣化すると決めたとする
- 弐の工程で、新しく習慣化したいと思うことを最小単位ではじめてみる
具体例を出すと「まずは1分から瞑想を始めて、物足りなくなってくるたびに1分ずつ増やす」といったかんじになるかと思います。
最終的に毎日15分瞑想することが習慣化出来たら、新しい習慣も同様の方法で習得していきましょう。
このようにすることで、確実に習慣を増やしつつ、お試し感覚で、新しい習慣をつまみ食いできるのです。もちろん挫折する可能性も下がります。
自分にピッタリとハマる習慣に出会うと、一瞬で身に付くケースもありますので、最小単位でどんどん新しいことにチャレンジしてみることをおすすめします。
参.結果に執着しない
結果に執着しないことも大事です。
なぜなら、習慣化で失敗する人は「結果が出ないからやめた」というケースがとても多いからです。
確かに、成果が出る速さには個人差があります。
早く結果が出てしまう「天才」と呼ばれる人もいるでしょう。
しかし、凡人が天才に打ち勝つ例は腐るほどあります。
なぜなら、凡人は「努力の天才」になる素質があり、その素質はどんな天才をも超える潜在能力を持っているからです。
イチローも今こそ天才といわれていますが、当初は凡人だったと周りから言われていました。しかし、彼は毎日バットを愚直に振り続けてきたからこそ、世界であれだけ活躍できるようになったのです。
カーネルサンダースも、事業の失敗を繰り返し、65歳で財産のほとんどをなくしたにも関わらず、そこから「過去に経営していて人気メニューだったフライドチキンのレシピを売る」というフランチャイズで復活を遂げました。
ピカソだって、いまだに高い評価を受けているのは、彼が圧倒的な作品数をコツコツと創造し続けてきたからこそです。その数はなんと、生涯で1万3,500点の絵画作品、10万点の版画作品、3万4,000点の本の挿絵など、300点の彫刻と陶器作品で、計14万7,800点もの作品をつくったとされています。
結果だけを追い求めていたなら、彼らはここまでの成功を成し遂げたとは思えません。
あなたも結果に執着せず、「自分を1ミリ成長させるための自己投資」だと思って愚直に続けていきましょう。
たとえどんな結果になっても、「続けたこと」自体が、あなたの大きな財産になります
ただし、例外もあります。
例えば、完全に夜行性で、夜に頭がフル回転するような人が「早起きをする」という習慣にチャレンジするといったように、「自分には明らかに合わない習慣を選択してしまった」と気付いたときは、いさぎよく別の習慣に切り替えるのもまた、結果に執着しない賢い選択の1つです。
習慣化の初心者は「イージーな習慣化」からチャレンジする
習慣というのは、身につくのに時間がかかるものと、そうでないものがあります。カンタンにいうと難易度がそれぞれ違うということです。
なので、習慣化に慣れていない方は、成功体験を積むという意味でも、短期で身につけられる習慣を身に付けてみるのもいいかもしれません。ただし、長期になるほど、リターンもでかいというのも頭の片隅に置いておきましょう。
人によってそれぞれ思うところはあると思いますが、身につく習慣の時間を「短期」「中期」「長期」とリスト化してみましたのでご覧ください。
- 貯金
- 片付け
- あいさつ
- 時間管理
- 靴を揃える
習慣化を成功させるための3つのステップ
習慣化を成功させるための3つのステップは以下のとおり。
- 悪い習慣の断捨離をして「余白」を作る
- 新しい習慣を決める
- いざ!!習慣化チャレンジ!!
習慣化を成功させるためには、まずは自分の悪い習慣を棚卸しします。これらはあなたの時間と健康を奪っているものたちです。これを無くしてから新しい習慣をきめていきましょう。
STEP1:悪い習慣の断捨離をして「余白」を作る
まずは、すぐにでもやめたい習慣はなにかを決めてください。
遅起き、夜のスマホ、お酒やたばこ、猫背、悪口、汚い字、ネガティブ思考など、「自分の中に染みついてしまっているもの」であれば全て習慣とします。
悪い習慣を1つずつ断捨離していくことで、そのために使っていた時間や労力や心の浪費が無くなり、「余白」が生まれます。
この余白があることで良い習慣もすんなりと取り入れやすい土壌ができあがるわけです。
アルコール依存の人が早起きとか瞑想とか無理ですよね。だからアルコール依存症という悪しき習慣から退治していくようなイメージです。そしたら他のことに手が伸びやすくなります。
悪い習慣のやめ方については以下の記事をご覧ください。
STEP2:新しい習慣を決める
悪い習慣が減ってきたら、新しい習慣を取り入れましょう。
とはいえ、「良い習慣って例えばどんなものがあるの?」という方もいると思うのでまとめてみました。
バイキング形式であなたが欲しい習慣をいくつか選んでみましょう。
1.自己投資
- 言語取得
- メモ帳を持ち歩く
- 本を毎月1冊購入する
- 資格取得の学習をする
- セミナー、勉強会に出る
- 毎月一回は新しい体験をする
- 人生計画を立て直す(30年・10年・5年・3年・1年・一か月・一日)
2.お金
- 他人におごる
- 家計簿をつける
- 資産運用をする
- ギャンブルをやめる
- 毎月一定額を貯金する
- 本当に必要なモノだけ買う
- コンビニのおつりを寄付をする
3.精神充実
- 瞑想をする
- 感謝をする
- 人と比べない
- 自然と触れ合う
- 脱いだ靴は揃える
- 好きな音楽を聞く
- 部屋を清潔に保つ
- 不要なものは捨てる
- 鏡を見たら反射で笑顔
- ありがとうを口癖にする
- 「今日良かったこと」を3つかつ
- 「ツイてる」と思うことを見つける
- 一日に最低一回は人にためになることをする
- 「遅い」「いまさら」「どうせ」は禁句にする
- 嬉しいこと、感動した気持ちはどんどん周りの人に伝える
4.時間活用
- 即決する
- テレビをつけない
- 約束の五分前につく
- 時間活用を改善し続ける
- 前日に翌日の計画を立てる
- 雑用はまとめてタスク処理する
- 最重要事項を優先的に済ませる
- メールチェックに回数制限と時間帯も設ける
5.健康と美
- ストレッチをする
- 日光を30分浴びる
- 早寝早起きをする
- 摂取カロリー意識する
- 筋力トレーニングをする
- 着る服にこだわりを持つ
- 身だしなみを鏡で整える
- サプリメントを取り入れる
- 寝る二時間前からブルーライトを見ない
- どんなときでも肌の手入れは手を抜かない
- 姿勢に気を付ける・椅子の背もたれを使わない
6.人間関係
- 人を許す
- 聴き上手になる
- ホメ上手になる
- 大声で挨拶をする
- 結論から先に言う
- 知ったかぶりをしない
- グチ・不満をいわない
- 常に相手の名前で呼ぶ
- 1日の40%は笑顔でいる
- 相手のための行動をする
- 物事をwin-winで考える
- 人が読む字はなるべく丁寧に書く
- いいところを見つけるのが得意になる
- 忙しくても「了解」だけはすぐ返信する
- レジの人にもタクシーの人にも不愛想な店員にも「お願いします」という
STEP3:いざ!!習慣化チャレンジ!!
ここまでであなたは、
- STEP1で悪い習慣を改めました。
- STEP2で新しい習慣を決めました。
ここからは、先ほども紹介した3つの型を意識しながら、実際に取り組んでいきましょう!!
- 壱ノ型:良い習慣は「1つずつ」取り組む
- 弐ノ型:習慣は「最小単位」から始める
- 参ノ型:結果に執着しない
なお、先ほど、「習慣が身につくのは6週間続けたら」と言いましたが、「3日」「3週間」「30日」「3か月」「3年」と、3の倍数で気持ちの変化があると言われています。
- 3 日:続けるか迷うレベル
- 3週間:続けれそうという自信がついてきてるレベル
- 30 日:続けるのが苦じゃなくなっているレベル
- 3か月:やらなければ逆にイライラするレベル
- 3 年:無意識/歯磨きレベル
まずは3日間。いや、3週間を目標に頑張ってみましょう!!!
とはいえ、まだ「続けられるかどうか不安」という方も多いはず。
そのために、「習慣化に失敗しない3つのコツ」をあなたに授ける形で、この記事を締めくくりたいと思います。
習慣化を失敗しない3つのコツ
習慣化を失敗しない3つのコツは以下のとおり。
- 習慣の1つ前の行動を考える
- 誰かのためにやる
- 習慣化するための環境を整える
1つ1つが強力なので、どれか1つから試しても効果を実感できるはずです。全部実践したら、無双状態になれますよ。
1.習慣の1つ前の行動を考える
習慣化を失敗させないためには「習慣そのもの」の1つ前の行動を考えてみましょう。
例えば、あなたが「早起きを習慣にしたい」とします。
そのとき、あなたは「いかに早く起きるか」ということを心掛けるはずです。
ですが、それは失敗しやすいです。
なぜなら、1つ前の行動を考えてないからです。
1つ前の行動を考えるとは、以下のようなことを指します。
- あなたは「毎日早起きをする」という習慣を決めた
- だから、その1つ前の行動である「寝る時間」を決めた
- さらに1個まえの「11時までにシャワーを浴びて髪を乾かす」
1つ前の行動を決めるだけでも充分ですが、③のように、2つ前の行動まで決めておくと、早起きの準備は完全に整うので成功率が劇的に上がります。
2.誰かのためにやる
自分が習慣を取り入れることで「喜んでくれる人」のことを考えてみましょう。
なぜなら、人は元来「自分が生きる意義というのは、他人から見いだすもの」だからです。
数々の偉人たちは誰かのためにやることで偉業を成し遂げてきました。私たちのような一般人でも同じように、貢献心を持つことはできます。規模は小さくても良いんです。
「資格試験の勉強を習慣化」して、専門スキルを身に着け、困っているお客様を助けたい
「筋トレを習慣化」して、筋肉をつけて、家族を自信を持って守れる存在になりたい
上記のように、「習慣化を達成すると見えてくる景色」をありありと想像するのです。
あなたも以下の空欄を埋めてみてください。
「○○(何)を習慣化」して、「○○(スキル)を身に着け」、「○○(誰)を助けたい
「自分のためになる」だけでなく、「他人のためにもなる」と思って取り組むと、習慣化の成功率はさらに高まりますよ。
3.習慣化するための環境を整える
習慣化するためには、習慣化するための環境を整えることも重要です。
例えば、あなたが「勉強」を習慣化したいとしましょう。
この場合の正解は、「勉強だけが出来るような環境にしよう」といった具合です。
もう少し具体化すると、、、
- 机の周りを整然とさせる
- 勉強する教材などを常に机に置いておく
- スマホの電源を切って引き出しにしまう
といった感じです。
もう1つ例を見ておきましょう。
「毎日運動する」という習慣を持ちたいのであれば、
- シューズを玄関に置いておく
- ヨガマットを常に置いておく
- 寝る前に運動する服装に着替えておく
習慣をつくるためには、習慣モードを起動してしまうような環境を自ら作るということです。
おわりに:良い習慣は良い人生をつくる
習慣とは、見かけではささいな行動でも、その積み重ねが巨大な成果を生み出す魔法のような力を持っています。この力は、自分だけの人生を変えるのではありません。愛する人たち、大切な人たちにも、その良い影響は絶大です。
最初の一歩は、本当に小さな行動からでも大丈夫。
その一歩が、あなたと周りの人たちを幸せにする大きな未来へと繋がる架け橋となります。
今日ご紹介した秘訣を心に留めて、新しい習慣をひとつひとつ確実に身につけていきましょう。