
ついに自分もコロナにかかってしまった
今、自分でできる対策ってなんだろう
コロナに効くサプリがあれば教えて!!
この記事は上記のようなお悩みを解決します。
コロナウィルス。
2023年に入ってからも完全に収まることはありません。
ちまたでもいわれていることですが、これから何十年と共存していく時代に突入したのだと思います。
ということで、この記事ではコロナとの共存時代において、これからの私たちはコロナ感染に対してどう立ち振る舞うべきなのか。実際に私が感染してしまった際に飲んでいたサプリ、そして予防のために飲んでいるサプリをシェアしていきます。
この記事から得られるメリットは大きく分けて二つです。
- コロナの早期回復に効果的なサプリを知ることができる
- 他の記事には書かれていないコロナ予防サプリを知ることができる
これらのメリットをしっかりとゲットしてもらうことで、コロナになっても軽症で済んだり、治るのが早くなったりする可能性が高まります。
実際に私は軽症ではあったもののコロナの診断を受けて40度近い熱が出てから3日間で後遺症もほとんどなく回復しました。
この記事で紹介されているサプリは健康食品であり基本的には非常に安全なものですが、それを保証するものではありません。あくまで実体験をベースに論文で裏付けをとった内容を書き残した記事になります。したがって、万が一、この記事の内容を試した際に何らかの損失を被った場合の責任は一切負いかねます。基本的なコロナ感染予防の方法は、厚生労働省が掲載している「新型コロナウイルス感染予防のために」をご参照ください。また治療については、「COVID-19 に対する抗ウイルス薬による治療の考え方 第 1 版」をご参照ください。
コロナウイルスの正体は「過剰な炎症」だった


世の中のあらゆる方法を調べてもコロナの治し方は事実上わかっていません。しかし、1日でも早く治す方法や予防法は確かにあるのです。それは、コロナというウイルスの性質がわかればおのずと理解できるはずです。
コロナになると肺や心臓に大きなダメージを与えることがわかっています。これは、サイトカインストーム(免疫暴走)と呼ばれる、通常ではありえないような炎症を引き起こしたことによる副作用です。
サイトカイン:侵入した病原体に応答して産生される。免疫細胞を刺激、動員、および増殖させる特徴がある。主なサイトカインには、IL-6、ケモカイン、インターフェロン、および腫瘍壊死因子(TNF)などがある。
そして、2020年に中国で発表された論文により、コロナで悪さをするサイトカインが炎症性サイトカイン「IL-6」(「インターロイキン6」であることが示唆されました(※)。
実際、コロナを発症している約33%の人が呼吸不全や心臓のダメージを受けており、IL-6の値が異常値を示していることがわかっています。
つまり、このIL-6によって起こる炎症の暴走を鎮静化することによりコロナからの予防・早期回復が期待できるということです。
ということで、この記事では感染前、あるいは感染中でもIL-6の働きを抑制、阻害するために飲むべきサプリを15種リストアップしてみました。炎症の嵐を止めたいのであればこれらは有効な手段となるでしょう。
また、紹介するものについては健康上のリスクがほとんどないとされているものだけですので、あなたが何らかの疾患がある場合でも、かかりつけ医師に許可さえ得れば、感染症の前でも、感染症の最中でも、摂取可能です。気になるものがあったらチェックしてみてください。



今回紹介するものはコロナ対策だけでなく、アンチエイジングや健やかな毎日にも直接関与するものが多い。
だから「コロナ対策以外にどのような効果が期待できるか」という観点からもカンタンに説明していくぞ。
コロナウィルスから早期回復/予防するサプリ5選【優先度:高】


コロナウイルスを予防するときにいちばん初めに摂取を検討したいサプリは以下。
- プロバイオティクスとプレバイオティクス
- ビタミン、ミネラル
- CoQ10とPQQ
- オメガ3脂肪酸
- クルクミン
これらはIL-6の働きを抑制するのに特に役立ちます。それだけでなく、あなたの健康の土台を根本から構築してくれる粒揃いです。もし摂っていないものがあるなら積極的に導入を検討してみて下さい。
プロバイオティクスとプレバイオティクス


腸が丈夫であれば、免疫システムはより効率的に病気を撃退することができます。実際に腸内環境が良好な人は、コロナの後遺症を発症する確率が低いという報告があるのです(※)。
反対に、新型コロナに感染して重症化した人は、腸内環境が悪く、善玉菌が不足している傾向にあることが指摘されています(※)。腸の健康はコロナに限らずすべての健康に関与しているのは実感値としても明白です。
以下の記事では、腸内環境を整える超基本について解説していますのでご覧ください。


ビタミンとミネラル(ビタミンC、ビタミンD3、亜鉛、マグネシウム)


ビタミンC、ビタミンD3、亜鉛、マグネシウムのすべてにおいてIL-6を減少させるという研究結果があります。それを抜きにしてもこれらの栄養成分は毎日サプリで補給したほうがいいくらい重要です。
ということで、今回のコロナ対策をきっかけに導入を検討してみましょう。摂取量はそれぞれ、「ビタミンC:2000mg」「ビタミンD3:5000IU」、「亜鉛:20mg」、「マグネシウム:200mg」ほど。



すべて優劣をつけるのばかばかしくなるほど重要。むろん私は毎日かかさず摂取している。
コロナにかかったときは、ビタミンとミネラルの需要が爆上がりするゆえ、上記数値の倍の量を摂っていた。
CoQ10とPQQ


ミトコンドリア機能を向上させるものはほとんどすべて、IL-6の抑制に役立つと考えられています。その代表的な成分がCoQ10とPQQです。これらはいずれもIL-6を減少させることが研究で示されています(※)(※)。



どちらか一方を始めるなら、心臓を強化し保護するCoQ10をおすすめする。しかし、この2つは「セットで取る」ことでさらなるミトコンドリア活性化効果が期待できるといわれている。
オメガ3脂肪酸(青魚)


サバなどの青魚に豊富に含まれているオメガ3脂肪酸が炎症を抑えることは医学界でも広く認められています(※)。ある実験では、人工透析患者において、オメガ3系脂肪酸(360 mg EPA and 240 mg DHA)の3カ月間の投与により、抗炎症作用(IL-6およびCRPの有意な低下)が認められました(※)。
ほかにも、オメガ脂肪酸がSARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)によるACE2への結合を阻害すること、リノレン酸とEPAがSARS-CoV-2の侵入を阻害することが発見されました(※)。
また同研究により、コロナ重症患者の1カ月生存率は、オメガ3系脂肪酸サプリメント投与群では21%(6人)であったのに対して、対照群ではたったの3%(2人)。このことからオメガ3系脂肪酸サプリメントの有用性が示唆されています(※)。



コロナ対策以外にも、血管の健康、心血管疾患の予防、脳機能の改善、および不安やうつ病の軽減などに有効だ。正直、摂らない理由が見つからん。
クルクミン(ウコン)


日本では二日酔いの予防作用でおなじみのクルクミン(ウコン)にも、IL-6を有意に減少させる効果があることがわかっています(※)。
2020年の細胞を用いた実験では、クルクミンはアルファ型コロナウイルス属の豚伝染性胃腸炎ウイルス (TGEV) の感染を防ぐことが示されました(※)。また、同研究によりクルクミンが直接的な殺ウイルス能力を示すことも確認されています。



クルクミンをサプリで摂る場合は注意。こいつを指でもつと1~2日くらい黄色の汚れが消えない!!そのくらいスーパーパワーをもっているということでもあるな。
コロナウィルスから早期回復/予防をもっと促進したい人向け【優先度:低】


さきほど紹介した”コロナウィルスから早期回復/予防するサプリ5選【優先度:高】”をマスターした人がもっと万全に対策するには以下のサプリの導入も検討しましょう。
- エピガロカテキンガレート(EGCG)
- アンドログラフィス
- ブラッククミンシードオイル
- フィセチン
- ケルセチン
- アスタキサンチン
- スルフォラファン
- アスタキサンチン
- グリシン
- ローズマリー
- ハーブ:セージ、オレガノ、ローリエ
勿論これらもすべてエビデンス付きです。
食品からも手軽に取り入れやすいものばかりなのでついでにチェックしておきましょう。
エピガロカテキンガレート(EGCG)


EGCGは、緑茶で見つかった強力なポリフェノールです(※)。これは炎症によるダメージから細胞を保護するのに役立ちます。研究ではIL-6を阻害し、あなたの肺を保護するのに役立つことがわかっています(※)。別の研究でも、EGCGは血清と関節中のIL-6量を,それぞれ28%と40%低下させました(※)。



EGCGは脂肪燃焼への効果が高い成分でもある。
2010年に行われた研究でも、緑茶飲料 (4 カップ/日) または抽出物サプリメント (2 カプセル/日) を 8 週間摂取すると、体重と BMI が大幅に減少したことがわかっている(※)。
つまり、ダイエットしたい女性やメタボの男性にもおすすめだ。
アンドログラフィス


アンドログラフィス(別名:センシンレン)には、ハーブの一種で中国やインド、東南アジアなどで育ちます。これは体の健康を外敵から守ることから、風邪やインフルエンザの治療薬として世界的に使われています。
そんなアンドログラフィスですが、何十種類もの植物がテストされた結果、IL-6を非常に強力に阻害することが分かりました(※)。また、タイ国立国立総合病院の「アパイプーベ病院」でCOVID-19に有効性があることが大々的に発表され、政府がアンドログラフィスの栽培を率先して推奨しています。(2023年2月時点の情報)
アンドログラフィスの効果をもっと高めるにはエキナセアと組み合わせて使うのがおすすめ。この組み合わせは、呼吸器系のウイルスやバクテリアの感染症を20%ほど減少させ、重症化も抑えることができました。(※)(※)



なんと、日本人の大敵である”花粉症”や”アレルギーによる鼻詰まり”も緩和するデータもある。また前述したように風邪の治療や予防に使われていることからも、春、冬など季節性の症状に弱い人におすすめだ。
ブラッククミンシードオイル


ブラッククミンシードオイルは、IL-6をはじめとする炎症性タンパク質を減少させます。
2022年に、精神病院に入院している20~45歳の22人の統合失調症患者を対象にブラッククミンシードオイルの有用性に関する研究が行われました。その際に、被験者を「何もしないグループ」と「治療グループ」に分けられ、後者はブラッククミンシードオイルを4週間投与されました。
結果、治療グループは何もしないグループよりも血清 IL-6 ベルが治療群で 2.5 倍速く減少したことがわかっています(※)。この結果からブラッククミンシードオイルは高い抗炎症作用があるということがわかりました。



ブラッククミンシードオイルは、ヒスタミン(アレルギー原因物質)が過剰な人にも良いとされている。噂では「死以外の全ての病気に効くと言われるオイル」ともいわれている。
このオイルはそのまま飲むとピリッとスパイシーな味がするため、料理の仕上げや風味づけに使うといいだろう。
フィセチン(イチゴ)


イチゴに豊富に含まれるフィセチンは、ポリフェノールの一種です。(イチゴ100gあたり、フィセチン16㎎含有)
フィセチンはアンチエイジングのミトコンドリア強化や、認知機能強化の分野でよく知られていますが、炎症を抑制することも研究により明らかになっています(※)。
また、コロナに関する直接的な研究によると、「老化した細胞が新型コロナウイルス感染による炎症を助長している可能性がある(※)」ようです。そのことから別の研究ではフィセチンが老化細胞を取り除くことでコロナ重症化を防げるかもしれないという研究成果もでています(※)。



2018年に行われた研究でも、「10種類の植物性ポリフェノールを解析した結果、その中でフィセチンが最も強力な老化除去効果(セノリティクス)を持つ」ことがわかっている(※)。
フィセチンを効率的に摂るならイチゴを積極的に食べよう。
ケルセチン(タマネギ、ブロッコリー)


タマネギやブロッコリーに豊富に含まれるケルセチンは、炎症を抑え、ヒスタミンを減少させ、過剰になった免疫システムを調整します(※)。血流改善やメタボの予防にも効くとのことなのでこちらもサプリで摂っています。



ケルセチンはアミノ酸の一種で、脳内のセロトニンやノルアドレナリンの生成に関わることから、ストレスや不安、抑うつなどの精神的な健康に影響すると考えられている。
ほかにも、睡眠の質の改善、記憶力の向上、エネルギーやパフォーマンスの改善などにも有効とされている。
私のようにスーパーマンを目指している人には必須というわけだ。
アスタキサンチン(サケ、エビ、カニ)


アスタキサンチンは、海藻、鮭(サケ)、エビ、ザリガニ、フラミンゴなどの植物や動物から見つかる自然に存在するカロテノイド色素です。
2018年にアメリカで行われた研究によると、。アスタキサンチンはインターロイキン6(Il-6)を有意に低下させたことがわかっています(※)。富士化学工業の研究でも同様の結果がでました(※)。



アスタキサンチンは、強力な抗酸化剤であり、ビタミンCの6000倍、ビタミンEの約550倍もの抗酸化力があると言われている。
そのことから、肌の美容を促進したり、眼の疲れや日光やブルーライトのダメージから保護する役割もある。
スルフォラファン(ブロッコリースプラウト)


ブロッコリースプラウトの有効成分であるスルフォラファンは、関節、腎臓、肺などのいくつかの臓器の組織で抗炎症効果を持つことが知られています。2021年にイタリアで行われた研究によると、スルフォラファンはコロナウイルスによって誘導されるIL-6およびIL-8の遺伝子発現を有意に阻害しました。



グリシン


2008年の研究では、グリシンがIL-6 遺伝子発現を抑制し、IL-6レベルを大幅に低下させました(※)。2019年に中国で行われた研究でも同様の結果がでていることからもグリシンは有効な選択肢となりそうです(※)。



グリシンはコラーゲンに含まれるアミノ酸の1つ。睡眠にも好影響を与えることから私は寝る前に粉タイプのものを水に溶かして飲むようにしている。砂糖に似た味なので料理に使うのもおすすめだ。
ローズマリー


2016年に日本家政学会が行った研究(※)や、2020年に米国コロラド大学が行った研究(※)によるとローズマリー由来のカルノシン酸は、IL-6濃度の上昇が抑制される傾向が確認されています。
また、2022年に東京工科大学が行った研究(※)では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を抑制する可能性を示す論文を発表しています。どうやらローズマリーから抽出されたカルノシン酸は、コロナの感染予防だけでなく重症化の抑制にも効くようです。



ローズマリーは、強力な抗菌・抗酸化作用があるため「若返りのハーブ」とも呼ばれている。シャンプー、オイル、サプリ、紅茶など、さまざまな方法で抽出されているため自身に合った方法で取り入れよう。
ハーブ:セージ、オレガノ、ローリエ


セージ、オレガノ、ローリエはすべてIL-6を減少させます。これらは調味料として使用しても勿論OKですが、IL-6の減少に有効な量を効率よく摂るならハーブティーとして飲むのもおすすめです。



これは豆知識だが、咳や喉の痛みがあるときはセージティーをひたらすら飲むと驚くほど落ち着くぞ。
おわりに:コロナ予防は意識の改革から!


コロナを防ぐ方法なんてない―。
そう思っていると、コロナ予防への意識や行動が投げやりになります。これがあなたをコロナ感染に近づけるのです。
しかし、今回紹介したサプリを毎日飲むようにしてみると、意識が変わります。すると行動が変わり、健康に気をつかった行動を自然にできるようになります。そうなったらもうこっちのものです。
きっとあなたはもっと健康になってみたくなります。
気が付くと、ちょっとやそっとのことで風邪をひかなくなります。
たとえコロナにかかっても軽症で済む確率がグングン上がり、後遺症に悩むことなく解決するのです。
1つのサプリからあなたの意識や行動、人生までもが変わります。
コロナ対策に一番大切なのは意識の改革からです。そのために今日、はじめの1歩を踏み出しましょう。
あなたの健康を心よりお祈り申し上げます。