最近、皆さんは十分な量の野菜を摂取していますか?
この問いに胸を張って「YES」と答えられる人はきっと多くないでしょう。むしろ「YES」という人でも事実上は、不足している可能性がかなり高いです。
その理由は、昔と比べると土壌の栄養価が大幅に低下しているからです[*]。(詳しい内容はのちほど解説します。)
だから、ただ野菜をモリモリ食べるだけじゃ、栄養不足に陥るリスクが高まっているんです。必要な分まできっちり摂ろうとすると、そのコストはバカになりません。
そこで救世主となるのが青汁。
私たちが健康を維持するためには、「野菜を飲む」のが栄養面でもコスパ面でも最適解なのです。
私は親の影響で20年以上もの間、これまで数十種類以上の青汁を試してきました。健康に気を遣い始めたここ3年で1000杯以上の青汁を飲んできたので、この分野には自信があります。
その経験から導き出された情報を、本日は余すことなくあなたに共有したいと思います。具体的な青汁の効果や、選び方、おすすめの商品まで詳しく紹介しますので、最後までお付き合いください。
現代の野菜の栄養価は昔と比べてどれだけ下がっているのか?
青汁は飲む意味ないって本当!?いやいや、100%嘘です(例外アリ)
まず結論として「青汁を飲んでも意味ない」というのはあり得ません。なぜなら、青汁にはさまざまな必須ビタミンやミネラルが含まれているからです。原料そのものが野菜や果物で構成されているので当然っちゃ当然です。
たとえば、ケール、ほうれん草、スイスチャードなどの野菜には、ビタミン A、B6、C、K、リボフラビン、葉酸が豊富に含まれています。 また、カルシウム、カリウム、マグネシウム、マンガン、銅、セレンなどのミネラルも十分摂取することが可能です。
特筆すべきは、青汁が持つ抗酸化力です。
以下は、青汁に含まれている可能性が高い抗酸化物質の一部になります。
- カロテノイド:果物や野菜の色をつける色素。抗酸化作用があり、慢性疾患のリスクを軽減することが示されています[*]。
- ケルセチン:果物や野菜に多く含まれる成分。多くの果物や野菜に含まれており、 抗酸化作用と抗炎症作用の両方をもたらすことがわかっています[*] 。
- ルテイン:葉物野菜や黄色の野菜に多い成分。 目の健康を維持するだけでなく、白内障や加齢黄斑変性症のリスクを軽減するためにも重要です[*] 。
- ゼアキサンチン:深緑の野菜に多く、目の光フィルターとしての役割があります。太陽光のダメージから目を守ります。
- グルコシノレート:グルコシノレートは、癌に対する保護 、炎症との闘い、糖尿病の予防、コレステロールの低下などの効果をもたらす 硫黄含有化合物です[*] 。
- ケンフェロール:ケンフェロールは、ケール、ルッコラ、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜に最も豊富に含まれるバイオフラボノイド。 抗菌、抗炎症、心臓血管、神経保護、抗がん効果を得られます[*]。
このような栄養素をまんべくなく、野菜から摂るのは無理ゲーです。
青汁の代表的な4つの効果をエビデンスベースで解説
青汁には以下のような効果が期待できるとされています。
- 炎症を軽減してエネルギーレベルが上がる
- 体内のデトックスシステムがスムーズになる
- 消化の問題を改善する
- 美肌効果が期待できる
繰り返すが、これらの効果は「質の高い青汁」に限ったもの。フルーツ味たっぷりな青汁、美味しくてあまーい青汁といったような、「味だけ」の青汁にはこのような効果は得られないことを肝に銘じてくれ。
炎症を軽減してエネルギーレベルが上がる
身体に溜まる炎症は、放っておくと色々な病気の原因になりかねません。そんな炎症を穏やかにする力を持っているのが、青汁です。
良質な青汁には高レベルのビタミン、ミネラル、抗酸化物質が含まれています。これらは、フリーラジカルによる損傷から細胞を保護するために必要です。
たとえば、青汁に含まれる有効成分「ケルセチン」は強力な抗酸化物質であり、 長期にわたる抗炎症効果をもたらすことが示されています。
ある研究では 、500mgのケルセチンを摂取した関節リウマチの女性50人は、プラセボよりもTNFα(悪いタンパク質)を含む炎症マーカーが少ないことが示されました。その結果、朝のこわばりや痛み、活動後の痛みなどの症状も大幅に改善されました。
このことから、毎朝、緑の野菜のパワーで1日をスタートすることで、身体の中の炎症を鎮め、体調を最適な状態に保つことができます。
体内のデトックスシステムがスムーズになる
私たちの体が不要な毒素でいっぱいになると、体の働きが滞ってしまうことが。そうなると、元気がなくなったり、体重が増えたりするリスクがあります。
しかし、そんなことはお構いなしに毒素はいろんなところからやってきます。タバコやアルコールはもちろん、空気や食べ物、水道水など、気づかないうちに体にたまっているんです。
でも、青汁があれば安心。青汁は、体をデトックスするための大切な栄養やビタミンがたっぷり。これで体の中の不要なものをスッキリさせられます。青汁の力でこれらの毒素をしっかり排出できます。
青汁で消化管という名のフィルターを洗浄するような感覚ですね。
消化の問題を改善する
青汁には、腸内での善玉菌の活動をサポートするプロバイオティクスの働きがあることがわかっています[*]。つまり、私たちの腸内で善玉菌として活動し、消化をサポートする働きをしてくれるのです。
ほかにも、青汁に含まれるフラボノイドや抗酸化物質は、腸内細菌叢の健康をサポートすることも多くの研究で分かっています[*]。
美肌効果が期待できる
青汁に含まれる抗酸化物質は、肌を外部のダメージから守ります。
特に、ビタミンCは肌の弾力をアップさせるコラーゲンを増やすお手伝いをしてくれます。ほかにも、強い太陽の紫外線からも肌を守り、しわやたるみの予防にもなるのです。
さらに、青汁のクロロフィルは肌のデトックスの強い味方。ビタミンやミネラルも、肌をピカピカに輝かせる力を秘めています。青汁を毎日飲めば、どんどん肌がキレイになっていくこと間違いなしです。
1つ1つ解説するとキリがありませんので割愛しますが、青汁に含まれる栄養素には、上記のような肌に嬉しい栄養素がたっぷり含まれています。
BAD(ダメ)な青汁を4つの要素で定義する(1つでも当てはまってたらNG)
あなたが望むのは、青汁で健康になること。その一点ですよね。
そのためには、適切な青汁の選び方が不可欠になります。
以下は、私が考える「BAD(ダメ)な青汁」のリストです。
- 糖質たっぷり
- 添加物が多い
- 残留農薬のチェックが不十分
- 全然栄養がない
特に、糖質や添加物は栄養表示欄で確認することができるから必ずチェック!
糖質たっぷり
フルーツ入りの青汁など、「飲みやすさ」や「味」を謳っている青汁には要注意です。
これらの青汁の多くは、白砂糖が多量に含まれていたり、フルーツ重視で糖質がたっぷりである可能性が高いです。これらを長期的に飲む続けると、逆に不健康を招きます。
野菜はもちろん、フルーツも生のまま食べるなら健康です。なぜなら、糖質による血糖値の上昇を防ぐ食物繊維もたっぷり含まれているから。
でも、青汁は前述したように食物繊維がほとんど含まれません。なので、フルーツよりも野菜重視の構成の青汁を選ぶべきなのです。
だって、フルーツがたっぷりな青汁を飲むたびに血糖値がビューンと上がっていたら、体に負担をかける回数が増えるだけです。食前にそんなものを飲んでたらあっという間に太ります。糖尿病やメタボのリスクも当然上がります。
添加物が多い
言わずもがな、保存料や香料、着色料など、身体にとって不要なものが入っているものはなるべく避けた方が良いです。健康食品であればなおのこと。
香料は香りをごまかすために入れられているもので本来必要ありません。保存料も、加工方法によっては不要です。着色料は見栄えを良くするためのものであり、人体にとって不純物。
このようなものがなるべく含まれていないものを選ぶほうが、青汁選びに失敗しにくいでしょう。
残留農薬のチェックが不十分
残留農薬について記載がない場合は、少なからず入っていると思ってください。
そして、農薬などの毒素を無毒化するのは肝臓の仕事です。これは、短期的には問題ありません。しかし、農薬が含まれる青汁を長期的に摂ることで、肝臓へのダメージが蓄積します。
加工食品、アルコール、タバコといった解毒だけでも手一杯なのに、追い打ちをかけるように農薬青汁で肝臓の仕事を増やすのはやめましょう。
全然栄養がない
青汁は、使われている原料によって種類が異なり、栄養成分にも違いがあります。一般的には、大麦若葉、ケール、明日葉、桑の葉を使用したものが多いです。
どれも健康にはいいもの。
しかし、重要なのはその量です。
ちょびっとしか入っていないのに多く見せる手法をとっている商品も数多くあります。
わかりやすい例ですと、広告で「レモン10個分」と表現すると、ビタミンCが多く含まれているとイメージさせることができます。しかし、レモンは1個あたり、たったの20mgのビタミンCしか含まれません。「□□が△△△の○倍」というフレーズには要注意です。
このことから、青汁の有効成分が少ない商品を見分けるには、「原料や栄養成分の量」の基準を理解した上で、それをきちんと確認する必要があります。
青汁の最大の弱点は「食物繊維が少ない」こと
青汁の最大の弱点は食物繊維が少ないことです。その理由は、青汁に加工する過程で野菜や果物から食物繊維がほとんど取り除かれてしまうからです。なので、青汁パワーを最大限活かすには、食物繊維をプラスしてあげることをおすすめします。
私が現状で愛用している食物繊維を紹介させてください。
Amazonの場合
アイハーブの場合
NOW Foods, 認定オーガニックイヌリン、プレバイオティックピュア粉末、227g(8オンス)
基本的にコスパの良いアイハーブを青汁に混ぜて飲んでいる。毎回3g程度70日分以上は持つ。1回あたりの金額は15円と激安。Amazonの方は個包装で便利なため、外食時に使用することが多い。
正しい青汁の選び方をまとめてみました
ここまでしっかり読み込んだ方なら、もうすでに正しい青汁の選び方が分かってきたと思います。さきほど解説した「BADな青汁」の逆を選べば、それが最高の青汁です。
まとめると以下のとおり。
- 糖質が控えめである
- 添加物が少ない
- 残留農薬のチェックがなされている
- 栄養が十分量含まれている
上記を守れば、最高の青汁に出会うことができます。
とはいえ、何千種類とある青汁の中からこれらの条件をクリアした青汁を見つけ出すのは至難の業。そこでここからは、私が数年かけてリサーチした結果から、上記の条件がクリアしている青汁を3種類ピックアップした。このなかから選べば最大のリターンを得られるだろう。
青汁愛用者おすすめ3選【この中で選ぶならすべて安心です】
青汁市場はデカいです。そこでここからは、以下それぞれの「ベスト1」を紹介します。
- Amazonで購入できるもの・・・コスパNO1
- 公式ショップで購入できるもの・・・バランスNO1
- アイハーブで購入できるもの・・・質NO1
上記のように、それぞれに突出したNO1要素がありますので、ご自身のニーズに合わせてお選びください。
Amazonで購入できるもの
1回あたり30円と、おそらく日本で指折り数えるレベルのコスパです。25種類の野菜に加えて、乳酸菌と酵素が摂れるタイプになります。味はフツーに飲める感じです。
ただし、栄養成分を見るからに、他の2つと比べるとカバー率については少々役不足であることは否めません。
とはいえ、初めて青汁を試される方にとっては手軽にチャレンジできるのが魅力的。もし次に紹介する2つの青汁をご覧になって、二の足を踏むならとりあえずこちらをおすすめします。
\ 1回あたり30円 /
安すぎるから「どうでもいいとき」でも気軽に飲めるのが嬉しい。
公式ショップで購入できるもの「やわた 本青汁」
8種類のオーガニック原料を使用して作られています。ケールやゴーヤが含まれている青汁って大抵マズイけどこの青汁は嘘みたいに美味しいです。ビタミンとミネラルはもちろん、アミノ酸もバランスよく摂取できます。偏りが少なく、バランス重視の方には最もおすすめです。
「やわた本青汁」はAmazonでも購入できますが、かなり高くなるので絶対公式ショップから購入されることをおすすめします。
参考までに、1本あたり「公式ショップだと約70円(定期便利用時)」、「Amazonだと約100円」です。(いずれも送料込み)
なお、公式ショップで1回限り購入する場合でも、1本あたり約83円とAmazonより安く買えます。
公式ショップで購入する際は最初だけ情報入力が面倒ですが、定期便を設定すれば1~3カ月ごとの注文ができます。定期便の煩わしい回数縛りがないのもありがたいですね。
\ 1回あたり70円 /
私の場合は父が定期購入(3カ月3箱コース)しているから毎月1箱もらって飲んでいる。
アイハーブで購入できるもの
1回あたり118円とダントツに高いです。しかし、ダントツに栄養価が高いです。
内容は見るからにヤバイです。オーガニックの野菜と果物がたっぷり入っていることに加えて、プロバイオティクスもたっぷり。そして、科学的に高い健康効果が証明されているオオアザミ、アシュワガンダ、イワベンケイなどのハーブが盛りだくさん。さらに、ショウガ、ウコン、シナモンなどの抗酸化物質も追加されています。
これを一言で説明すると「究極の飲むサプリ」です。いろんなサプリを摂るのが面倒な方はこれ1本でもいいのではないかと思うほど。価格は14170円とかなり強気な設定ですが、それもうなずけます。120日分入っているので、1日単位にすると安い缶コーヒー1杯分の料金と変わりません。
ちなみに、生野菜400gで5,000~6,000oracと言われているなかで、この青汁は40,000oracオーバーです。つまり生野菜の約7~8倍の抗酸化力を持ちます。野菜買うより断然安いデスヨネ。(oracとは抗酸化力を示す米国農務省,国立老化研究所で開発された指標。)
もはや青汁のレベルを超えていますけど、健康レベルをいっきに上げたい方はこちらが最もおすすめです。
\ 1回あたり113円 /
ただし注意点が1つ。それは後悔するほど味がマズイこと。私は息を止めないとごくごく飲めない。ただ、飲んだらすぐに体が元気になってくる。価格と味に目を瞑るならこれ以上凄い青汁は存在しないと断言できる。どうしても味が苦手なら、牛乳に混ぜるといいぞ。
青汁を飲むのを避けるべき人は腎臓に問題がある人
青汁は食品ですのでほとんど副作用はありません。
しかし、専門家の意見によると、慢性腎臓病(CKD)など、腎臓に問題がある人は、毎日青汁を飲むのは避けたほうがいいとのことです。
その理由としては、青汁に含まれる野菜(ほうれん草など)にはシュウ酸塩が多く含まれている場合があり、腎臓に問題のある人には有害となる可能性があるからです。また青汁に豊富に含まれるカリウムも腎臓の負担になります。
場合によっては高カリウム血症を引き起こす場合もあるので注意しましょう。
おわりに:現代人は青汁という「最新文明の利器」を忘れている
この時代、私たちが目の当たりにしている最大の課題の1つは、質の高い食事を継続的に摂取することです。
忙しい日常生活の中で十分な栄養を摂るのは難しくなっています。その結果、私たちの体は本来必要としているビタミンやミネラルを不足している状態になるのです。たくさん食べている自覚があっても事実上は足りないこともあります。栄養が足りないと、ニキビや体調として現れます。
だから単刀直入言います。
青汁を飲んでください。
青汁は、私たちが必要としている栄養を一瞬で摂取できます。
青汁を飲む生活に慣れると、仕事中の小腹を満たすスムージーとして、集中力を高めるためのエネルギー源として、現代人の強い味方になってくれるはずです。食物繊維も別途摂取すればもう無双状態。
青汁は私たちの文明が生み出したエネルギーのカタマリです。これを利用しない意味はもはやありません。しつこいくらい言っておきますが、あなたの健康レベルを上げるのは、たった1杯の青汁です。
今日からあなたも、片手にスマホ、もう片手に青汁を持って、健康的な現代人ライフを送りましょう!